無何有郷さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

無何有郷

無何有郷

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柔らかい肌(1963年製作の映画)

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もともとおじさんが大嫌いなので終始気持ち悪くて仕方なく、視聴を断念したくなる瞬間もあったが、ツーショット撮る時のマヌケ面も、電気をパチパチさせるのもなるほど滑稽で嘲笑してくれと言わんばかり。ドルレアッ>>続きを読む

隣の女(1981年製作の映画)

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舞台がグルノーブルというのが絶妙なチョイスな気がする。3日ほど滞在しただけだけど、綺麗な山以外特に何もねぇなとという印象だった

異邦人(1967年製作の映画)

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復刻版が公開されているというが、観れないのでYouTubeで。原作のハイライトをただ観させられただけのような、可もなく不可もなく、ヴィスコンティにしてはつまらない。

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

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昔受けたフランス語の授業で劇中歌の「つむじ風」を聞かせてもらって、かわいい曲だなぁと思ってずっと覚えている。ジャンヌモローもかわいい!こういう女性像、やはり初期のブリジッドバルドーとその周辺映画の影響>>続きを読む

海辺の家族たち(2017年製作の映画)

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ひとり海辺映画祭①
レンタルで。いいなぁ、ぜっさんロックダウン中、しかもルペン大統領誕生も間近だろうかという排外的な右派ポピュリズムの空気が漂う今のフランスでこういう映画を観ると、あらためて人と人の繋
>>続きを読む

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

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タイトルの由来であるfaire les quatre cents coups という慣用句は無分別な行為を繰り返したり不道徳な生活を送る、という意味だけど、語源的にはルイ13世が戦争で街を包囲するのに>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

5.0

映画館で観たかったけど仕方ないのでストリーミング(加湿器を切った。そうしないと大事な音をたくさん逃すことになる) なんでずっとtutoyerしないでvous 呼び?と思っていたら最後の最後にretou>>続きを読む

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

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ホラーはそもそもあんまり見ないしまして欧米のホラーなんて全く見ないのだが、かなりキリスト教ベースで悪魔とか魂とかエクソシズムがいまいち自分に馴染みがないせいで、つまるところ全く怖くない

手羽先とモモ肉と/手羽先とモモ(1976年製作の映画)

5.0

フランスの国民的喜劇王、ルイドフュネスが日本語を喋っているシーンが見れる!オチまで完璧な(時々けっこうブラック)コメディだけど、そのコアにある父と息子の物語に感動するし、フランスの食文化や現代的な社会>>続きを読む

バルドー/ゴダール(1963年製作の映画)

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バルドー/ ゴダールとか言っておきながら、いつのまにかバルドーの影がどんどん薄くなってゆき、この監督がいかにフリッツラングに魅了されていたかということがよくわかる。cinémathèque franç>>続きを読む

Dans le vent(原題)(1963年製作の映画)

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Cinémathèque française
帽子、コート、ブーツにケープ。1962年の流行を追ったドキュメンタリー、モダンなエネルギーに満ちている。かっこいいー

ブルー・ジーンズ(1958年製作の映画)

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Cinémathèque française にて。Finの文字が出た時、思わずかわいいー!と独り言を言ってしまった、ディナーも映画館もなければ、ナイトクラブとか言っといて夜のビーチに行くの最高。こん>>続きを読む

奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

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王道フレンチコメディって感じ。舞台が原作なので大きな動きはないものの、会話の掛け合いのユーモアとテンポのよさで気楽に見れる。conって汚い言葉ってほどではないけど(わりとよく使うから)大阪の人にバカっ>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

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“毒親”描写も演技も表面的で、なにが彼女がそうさせたのかという所までは到底踏み込めていない、この監督がこの作品を通して何をしたいのかよく分からない。日々是好日にしろ、この作品(Netflix配信)にし>>続きを読む

憎しみ(1995年製作の映画)

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わーーようやく観た、レミゼラブルとか、最近多いパリバンリューものの元祖。トレインスポッティングとかタクシードライバーを初めて観た時のような感覚を思い出す。

Le prénom(原題)(2012年製作の映画)

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インテリユーモアに満ちたコメディ映画。ほとんどの場面が家の一部屋だけで終わる会話劇なので、映画というよりどうやら下地に演劇がありそれがヨーロッパでは有名なものらしい。面白かったけど、なんせお洒落会話劇>>続きを読む

パーフェクト・ナニー(2019年製作の映画)

2.0

有名な原作のほうを読んだのでそのまま鑑賞。はっきり言ってあまり良くない、小説のadaptation は難しいからまあ仕方ないけど、原作の持つ社会性とか文学性が根こそぎ剥がれ、これではちょっと様子のおか>>続きを読む

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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4、5年ぶりに観たら台詞のかけ合いがすごく素敵なことに気づいた....女のほうの英語のアクセントの強いフランス語、ビートルズの歌詞かってくらいシンプルな単語と文法しか使ってないのに絶妙に噛み合わない2>>続きを読む

MOTHERS(2020年製作の映画)

4.0

ぴあ配信最終日、これだけは観ておきたいと思っていて滑り込み。初っ端から父の存在感が凄い。絶対近づいちゃいけないの分かってるのに触れたくなる魅力。。。かつてのフィリピンパブ全盛期が終わり、その2世たちが>>続きを読む

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

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リュミエール映画祭にて。アレ、私鬼滅の刃観にきたんだっけ?というくらい劇場に子どもが沢山いて、客層は老若男女問わずほぼ満員の映画館(←コロナ対策とは!?)で、後ろのおばあちゃんも前の列のギャルソンもず>>続きを読む

ハメルンの笛吹き(1972年製作の映画)

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見始めたら英語でビックリ。コロナを機に様々なパンデミック映画が見直されたり作られたりしたけど、この映画はあんまり知られてないのはなぜだろう。オリジナルの童話に脚色して、ペストの流行の最中の権力や宗教の>>続きを読む

ロバと王女(1970年製作の映画)

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かのルイ14世もこのお話を聞かないとぐずって寝なかったというほどフランスではよく知られているシャルルペローの古典の映画化。その奇抜なビジュアルも童話に不思議と馴染んでいる。が、前作前々作に比べるとミュ>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

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久しぶりに観た。やはり全体的にドラァグクイーンのパフォーマンス見てるような感覚になる、とにかく楽しいーー音楽が勿論最高。

ザ・スター はじめてのクリスマス(2017年製作の映画)

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この映画の存在を全く知らなかったけど、クリスチャンの国の子ども達にはポピュラーな映画なのだろうか。最後の方サンリオのミラクルギフトパレード的な展開もあり、そこはやはりキリスト誕生のお話らしく、悪人にも>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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彩りの鮮やかさも、ミュージカルとしての他に類を見ないようなスタイルも(歌には意外と慣れる)、これがゲイアイコンと言われれば何か納得する。ローラに引き続き、拗れた母娘関係。

ローラ(1961年製作の映画)

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字幕がないぶん、かなり音に集中して観ていたがアヌークエーメ(aimée って芸名ピッタリ)の台詞回しがやたら耳につく、吐息混じりのかなりクセのある話し方。これまた天使の入江に続き、これもコルセットが可>>続きを読む

天使の入江(1963年製作の映画)

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初っ端からこれぞヌーヴェルバーグといった感じ。ジャンヌモローがとても良い意味で見るからにヤバそうな女で最高、コルセット可愛い。ルグランの音楽の中毒性とカジノ。

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)

5.0

結婚観や家族観が世代的にも合わないのは仕方ないが、初恋も穢らわしい生理もお下がりも、東京育ちゆえの浮ついた田舎への憧れも、全部私のおもひでぽろぽろしてるじゃん、となる。宮崎駿作品ではまずこういう気持ち>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

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フランス版シティハンター、ニッキーラルソン。原作をよく知らないまま鑑賞したが、分かりやすく面白かった。近年フランスは日本のアニメを輸入する際に暴力とエロは子どもの教育上悪いということで多くがカットされ>>続きを読む