久々の映画館だったからか、いつも以上に面白く感じた。実際に車椅子に乗っている女優さんを主人公に据えたことで、実は 早く駆け抜けられたり上半身で力強く這って行けたりと、体の使い方が物語への厚みを加えてい>>続きを読む
見た後のぽかーん、という気持ちが今でも忘れられない。妻夫木くんの第一部、黒木華の第二部といってからの最後に霊媒師アベンジャーズ的な畳み掛け。感情が追いつかなくなりそうになっても大満足。
新しくて古い、おかしいけど真面目。そんな印象の映画。ゾーイ・カザンの隣の可愛いい女の子感がばっちりマッチしていた。
こんなワクワクさせるアニメは久々に見た。別に(実写)映画の方がアニメより偉いというわけではないけど、あまりアニメを見る習慣のない私にとっては常々アニメーションには実写でできない体験をさせて欲しいとずっ>>続きを読む
私は1991年生まれなので、ビートルズが登場したときの世界の雰囲気を知らない。それでも、ビートルズのアルバムは家族が持っていたのを繰り返し聴いていた、口ずさむことができる。ビートルズは、その音楽性が深>>続きを読む
普通に最高でした・・・。コロナ禍で、大勢の人と幸せを分かち合うことも少ない昨今。幸せを与えあえる喜びを感じました。旅行に行けないロンドンの街並みもきれいだし、エミリア・クラークはかわいいし、ジョージ・>>続きを読む
北軽井沢の美しい風景と、古ぼけた校舎。底抜けに明るいカルメンと戦争の傷痕が残る田口。戦後の悲しさと希望と全てが詰まった美しい作品だった。カルメンが言う「馬鹿やろう」っていう声にはどこか滑稽さがあるのに>>続きを読む
『22年目の告白-私が殺人犯です-』を観た時に、藤原竜也の演技が抑えめでそこが好感を持てるなあ、と思ったのだが、リバウンドというか。あの絶叫系藤原竜也を観たくなって、ネットフリックスでつい検索してしま>>続きを読む
オープニングの虚実が混じる映像がスタイリッシュで格好よくて好きだったし、藤原竜也がいつもの藤原竜也ではなく、控えめで落ち着きがあったのが、好感を持てた。一方で、終盤の押し問答というか、物理的にもみ合っ>>続きを読む
これを見て最初に思い浮かべるのは、美しくて従順な妻が突然姿をくらます『ゴーンガール』だったと思うが、本作はゴーンガールよりももっとコメディタッチだったし、専業主婦で自らも秘密を抱えたママ友がその友人を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
榎津は自らの父親に対して、「おまいを殺しておけばよかったんじゃ」的なことを言う。これは一番殺したいと思っている父親を殺せないその情念が赤の他人の殺人へと向かったということだろう。
父親殺しというモチー>>続きを読む
若尾文子の妖艶さに驚いた。浮草でのさわやかで若々しい役とはまた違った静かな情念を感じた。戦後日本の退廃とエネルギーを感じつつ、戦争がまだ登場人物の記憶の中に鮮明にあるという不思議な魅力にあふれた映画だ>>続きを読む
駒十郎率いる旅の一座が志摩半島のある島に到着する。そこでは、駒十郎のかつての恋人であるお芳と当時設けた息子の清が住んでおり、12年ぶりの再会を果たす。駒十郎には、旅の一座に連れ合いの役者すみ子がおり、>>続きを読む
気に入らない同士には総括を迫る森と永田。恐怖や盲目の信心が同調圧力を高め、次第にリンチや処刑につながっていく。ともすればユートピア的な思想の元に集まった若者同士が次第に思想的に離散し空中分解する。当時>>続きを読む
虚実の境が分からなくなる皮肉とユーモアに溢れた作品。ユダヤ系イギリス人とはいえ、ホロコーストをジョークに使うのは批判も多そうだけど、仕事をやり切るのがすごい。
リチャードの愚直なまでの素直さに泣ける。FBIにさんざんにコケにされても相手への丁寧な態度を崩さないリチャードにイライラが募った弁護士のワトソンがリチャードに声を荒げる。あいつらに散々馬鹿にされてお前>>続きを読む
アメリカ大統領選挙直前というタイムリーな時期に素晴らしい傑作。判事が最悪なのはほんとに見てて辛いけど、弁護人のクンスラーの実直ぶりに泣ける。BLMとも重なるブラックパンサー党への不当な差別等、今見るべ>>続きを読む
黒沢映画をもっと堀りたくなりました。
ビニールシートが風でバサバサしていたり、コンクリート打ちっぱなしの閉鎖的な空間を使ったり、壁の変なシミ。こういのって本当に黒沢監督が大好きな手法なんですね。聞い>>続きを読む
黒澤監督の映画を見始めたのはクリーピーからで、にわかファンではあるけれど、これもまた楽しく観た。昭和初期の映画っぽい話し方は意図的な演出だそう。舞台のようにギュッと凝縮された登場人物、光と影の効果的な>>続きを読む
ポスタービジュアル含め、女神の見えざる手っぽさがムンムンだった。面白く観たけれど、全体としては女神の〜の方が面白かった。
感受性が高すぎる天才シンガーの一瞬のきらめきを集めてとったドキュメンタリー。
非常にスリリングながら冷たい汗が流れる、そんなドキュメンタリーだった。
社会の分断とSNSのつながり。CAのような会社の活動が日本にもないとは言い切れない。