sさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ルード・ボーイ(1980年製作の映画)

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sisterのGirls to the front展に行ってパンク熱が高まったのでVHSで再見。ミック・ジョーンズのStay Freeのレコーディング映像はyoutubeにもあるけれどこの映画の一部と>>続きを読む

都会のアリス(1973年製作の映画)

4.0

子守唄を歌うSibylle Baier
「死」は死なず、「不在」は存在し、「死」や「不在」は誰かの生の中で生きて存在し続ける。

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.0

『トゥルーマン・ショー』が好きじゃない自分には設定構造の段階でマイナスからのスタートだった。
私たちはいつも選ばなければいけない呪縛に囚われ、AではなくBを選んでいればと過去を悔やんでばかりいる。ただ
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キスより簡単(1989年製作の映画)

3.5

若松孝二だけど新宿ではなく渋谷・原宿。1989年のバブル特有の気だるくて切羽詰まってない感じが街の様子にモロ顕れている。バイクで走るシーンで「肉体の門」の看板があった。
冒頭だけだったけどませた妹の存
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江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者(1976年製作の映画)

3.5

後の神代辰巳『赫い髪の女』の宮下順子×石橋蓮司コンビ。
"退屈な屋根裏のあなたを誘い出す"宮下順子の笑い方、息づかい、あらゆる佇まいが美しすぎて溜息。宮下順子が三角絞めをしながら切ない目線で見つめ合う
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(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

4.5

開始一分足らず階段に座る二人を捉えるショットを見てこれ昔GYAOで観てめちゃくちゃ良かったやつだったと気付く。素晴らしいと感じた映画を忘れているあたり、自分は本当に浅はかな人間だ…久しぶりに観ると細か>>続きを読む

一条さゆり 濡れた欲情(1972年製作の映画)

3.5

赤く腫れた乳房にレモンを貼る行為。伊佐山ひろ子が汚い川に飛び込むシーンのストップモーションが良い。たいして速くもなくスリルもなさそうな子供向けジェットコースターに乗りながら日傘差してのセックスは気の毒>>続きを読む

悶絶!!どんでん返し(1977年製作の映画)

4.0

買ってきたケーキを三人で顔面にぶつけ合ってぐっちゃぐちゃに汚し合うところからの階段落ちが最高。男から女に化けてからの鶴岡修が狂いまくり、ホッピング並のうさぎ跳びと階段芸が見事すぎて爆笑が止まらない。ス>>続きを読む

インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

4.0

理解できないことを分かりながら迷い込んでゆく他人の夢というラビリンス。改めて自分以外の人生は他人の人生でしかないという論を俟たない気付き。分かり合えるわけがない。
ニーナ・シモンのSinnerman

ハムレット・ゴーズ・ビジネス(1987年製作の映画)

3.5

カウリスマキがハムレットを扱っているフィルムノワール。ハムレットの悲劇にカウリスマキ的ユーモアが添えられながら喜劇的になる感じ、亡霊の多重露光とかハッとするカメラワークとかヒッチコック的サスペンスな感>>続きを読む

TAXi(3)(2003年製作の映画)

3.5

まんま007パロディなオープニング、シルベスター・スタローンのカメオ出演
数ヶ月前に夫とTAXIのサンドイッチを再現した思い出
https://cookpad.com/recipe/7438717

TAXi2(2000年製作の映画)

3.5

日仏サミット、ランエボとプジョーのたたかい

フリーク・オルランド(1981年製作の映画)

3.5

足怪我する前後に観たものたちを記録し忘れていた②。
難解過ぎたことが一番の記憶、そしてパワーワード過ぎる"神話のクリアランスセール"、同じくして出てくる小人たちのモチーフやアルコール、タイムリーすぎる
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タブロイド紙が映したドリアン・グレイ(1984年製作の映画)

4.0

足怪我する前後に観たものたちを記録し忘れていた①。
ドクトル・マブゼとベルリンで花開いたキャバレー文化、まあまあ危ういオリエンタリズム。マブゼを演じたデルフィーヌ・セイリグの輝きよ(マブゼを女性設定に
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冷めるのを、待っている(2021年製作の映画)

3.5

監修に是枝監督と篠崎誠の名が連ねてあって驚いたがどうやら早稲田の理工の映像制作実習で作られた作品とのこと。
最初のシーンと同じく自販機のラストにタイトルの意味がじんわりと広がっていく感じがとてもがよか
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虹色デイズ(2018年製作の映画)

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なんで観ようと思ったのかわからないけどさっき観た。そういう日もある。吉川愛さんが可愛かった。

葵ちゃんはやらせてくれない(2021年製作の映画)

3.5

ゾンビのうた好き過ぎるし終盤公園のベンチで性交渉に挑むもタイムオーバーで消えてしまう川島さんのシーン切な面白すぎて泣いた

肉体の門(1964年製作の映画)

3.5

オープニング、『戦略大作戦』みが強すぎて頭の中でBurning Bridges流れるわイーストウッドが戦車乗ってる光景思い浮かぶわだった。
全体的にパワーパフガールズで最高。牛の解体シーンがかなりキツ
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賭場の牝猫(1965年製作の映画)

3.5

か弱さとや可憐さなどというものとはまるで対極にある野川由美子が麗しかっこいい。

絶好調(1965年製作の映画)

4.0

冒頭の一人キャンプでは『破局』のようなエテックス節全開。区画化されたキャンプサイトへの移動かと思いきや普通に生活が営まれる有刺鉄線で囲まれた地獄。エアーベットのシーン面白すぎるしエテックスらしいプチ・>>続きを読む

スピード(1994年製作の映画)

4.0

デニス・ホッパーって本当にイカれた役が似合うな。リンチの『ブルーベルベット』の恐怖再び。CGじゃなくてミニチュアでやってた電車暴走のところとかすごい。キアヌって本当にかっこいいな…(私生活エピソードも>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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色んな意味で観ることを長らく避けていた映画。
やはり観る日を間違えたようだ。小さい頃乗っていたダークグレーのサーブ900の思い出が。

気のいい女たち(1960年製作の映画)

3.5

パリのOL楽しそう。でも退勤後のプールでキモいセクハラ受けるのは最悪。まともな男が一人も出てこない絶望感で死にそうだ。面白かったけどゴダールが絶賛したのが分からない。ロマン・ポランスキーの『反撥』思い>>続きを読む

愛の記念に(1983年製作の映画)

4.0

「お前は誰も愛さない。愛されたいだけだ」
オープニングクレジットとエンドロールで流れるアーサー王のCold Song、画面に背を向け船首に一人立つサンドリーヌ・ボネールの全身を捉え、振り向きざまに見せ
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青い乳房(1958年製作の映画)

3.5

またまた不良役の小林旭。僅差だけれど踏みはずした春よりは好き。ナンパの撮り方凝ってて面白い。嫌いな街だけど池袋は一時期毎日通っていたので色々グッとくるものがある。文芸坐の看板も発見。

踏みはずした春(1958年製作の映画)

3.5

タイトル通り、踏みはずした春(=青春)。もっと地獄的になるかと思いきやそうもならず、清々しい感じでどこか物足りない。雨の中の殴り合いの喧嘩シーンは良かった。障子の使い方お見事すぎ。

殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.5

パロマガス炊飯器にハァハァと擦り寄る宍戸錠演じる炊き立ての白米の匂いが大好きなNo.3殺し屋。漫画のような設定ながらも魅せるところは魅せるスタイリッシュさあり、ファム・ファタル真理アンヌの妖艶なヌード>>続きを読む

風に濡れた女(2016年製作の映画)

4.0

リブート②
セックスのしすぎで崩壊する家。全体的にジャック・ドワイヨンの『ラ・ピラート』では?かなり面白かった。

ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

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リブート①
いつからか行定勲が肌に合わない。サティのジムノペディ嫌いになりそうなくらい流れる。