えんさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

えんさん

えんさん

映画(708)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

バケモノの子(2015年製作の映画)

5.0

「時をかける少女」で注目され、「サマー・ウォーズ」、「おおかみこどもの雨と雪」と作品も、興行成績も着実に成長させている細田守監督の2015年最新作。先日、「百日紅」で原恵一監督を紹介しましたが、この細>>続きを読む

百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

4.0

江戸風俗研究家でもある杉浦日向子の同名原作を、「カラフル」、「河童のクゥと夏休み」の原恵一監督がアニメ映画化した作品。日本のアニメ映画界では宮崎駿監督が引退し、その後を継ぐというか、ジブリ以外の潮流と>>続きを読む

映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年製作の映画)

4.0

「ウォレスとグルミット、危機一髪」など、”ウォレスとグルミット”シリーズをはじめとしたパペットアニメーションの老舗アードマンスタジオの最新作。僕は”ウォレスとグルミット”シリーズが大好きで、映画で公開>>続きを読む

脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

2.0

「失恋ショコラティエ」の水城せとなが2010年に発表した同名コミックを、「キサラギ」の佐藤祐市が映画化した作品。予告編を観たときから、脳内のそれぞれの感情のやり取りが「キサラギ」っぽいなということを感>>続きを読む

イタリアは呼んでいる(2014年製作の映画)

3.0

大の中年男2人がイタリアを縦断旅行するロード・ムーヴィー。ロード・ムーヴィーというと荒くれた男たちが、旅と共に様々な出会いから親交を深めていくという話の印象が強い(というのも、ヴィム・ヴェンダースの「>>続きを読む

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.5

岩明均の同名コミックを、「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が映画化した作品。昨年2014年の冬に1作目が公開になったが、本作がその完結編となる全二部作構成の作品ということになります。僕は、前作>>続きを読む

予告犯(2015年製作の映画)

3.0

少年漫画「ジャンプ改」で2011年から連載された筒井哲也の同名コミックを、「アヒルと鴨のコインロッカー」の中村義洋監督が映画化した作品。中村監督作品だからということでもあるのでしょうが、観ていてずっと>>続きを読む

THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦(2015年製作の映画)

2.0

昨年(2014年)の春から短編ミニシリーズが劇場限定公開され、盛り上がってきたところで(?)遂に公開された劇場実写版パトレイバー。僕は正直、この興業って失敗だったと思わざるを得ないのは気のせいでしょう>>続きを読む

トレヴィの泉で二度目の恋を(2014年製作の映画)

3.5

人生の晩年期を迎えた二人の老人が落ちる恋物語。主演は「愛と追憶の日々」のシャーリー・マクレーンと、「人生はビギナーズ」のクリストファー・プラマー。この両俳優は、もう大ベテランだけど、今ではいろいろな作>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

2.0

世界の大富豪を巻き込む詐欺師映画。詐欺師の映画といえば過去何回も作られているけど、いつもポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード主演の「スティング」という名作を引き合いに出され、それを超えられない>>続きを読む

アルプス 天空の交響曲(2013年製作の映画)

3.0

春を過ぎ、気温が高くなると同時に、空も段々と高くなって日差しは既に夏めいてきた今日この頃。そんなときにピッタリな映画が、本作「アルプス 天空の交響曲<シンフォニー>」だと思います(笑。本作はその名の通>>続きを読む

妻への家路(2014年製作の映画)

5.0

「初恋のきた道」のチャン・イーモウ監督が、「王妃の紋章」以来となるコン・リー主演で挑んだ作品。ときは、1960年代に吹き荒れた文化大革命の時代。強制収容所に捉えられ、20年もの長き時を経て、帰ってきた>>続きを読む

グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

4.0

映画とは全然関係ないが、最近、フィギュアスケートの浅田真央が休養から、現役復帰というニュースが流れている(2015年5月現在)。フィギュアスケートにおいて、浅田真央とキム・ヨナ(2014年に引退)のメ>>続きを読む

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

1.0

「マグノリア」のポール・トーマス・アンダーソン監督が、トマス・ピンチョンの原作小説「LAヴァイス」を映画化した作品。僕の中で、アンダーソン監督はよく映画を観るようになったときに、「マグノリア」で衝撃(>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.0

今年(2015年)のアカデミー賞助演男優賞を獲得した(教師役J・K・シモンズ)ことで、映画ファンにも話題ですが、独特の内容でTwitter上でも内容が酷いと一部言われているのが、本作「セッション」。名>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.0

2001年公開の「ワイルド・スピード」から足掛け14年、シリーズとしては7作品目となった本作「ワイルド・スピード SKY MISSION」。このシリーズ、1~3までは普通に「ワイルド・スピードX2」と>>続きを読む

カフェ・ド・フロール(2011年製作の映画)

2.5

「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー賞の主演男優賞をはじめ3冠に輝いたジャン=マルク・ヴァレ監督が、「ダラス~」を手掛ける前に手掛けた作品。1969年のパリで、ダウン症の息子を一人で育てるシングル>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

今年2015年のアカデミー賞最優秀作品賞受賞作。監督は「アモーレス・ぺロス」のアレハンドロ・イニャリトゥ。かつて「バードマン」というヒーローもので一躍世間に注目されたが、今は少し落ち目にある俳優が、自>>続きを読む

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

5.0

宮部みゆきの同名小説を、「孤高のメス」、「ふしぎな岬の物語」の成島出監督が映画化した作品。宮部みゆきといえば、ミステリー界の巨匠でもありますが、僕は「火車」くらいしか読んだことはありません。当然、本作>>続きを読む

マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

2.5

毎年コンスタントに作品を生み出し、5本に1本は何らかの形でアカデミー賞にノミネートされているウディ・アレン監督。近作では、彼自身が自分の監督作で出演することはなくなってきましたが、その中でも彼が従来主>>続きを読む

間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.5

この題名を見たときは、ジム・ブロードベント主演の「ウィークエンドはパリで」と何か関係があるのかと思いましたが、これはこれで別の作品。「ウィークエンドはパリで」、「ミッドナイト・イン・パリ」、「パリよ、>>続きを読む

ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

1.0

各作品で名ヴァイブレータとして活躍し、「恋の門」などの作品で監督業も行っている松尾スズキの監督作品(自身も出演)。松尾監督の過去フィルモグラフィーを観て、何か見ているだろうと思ったのですが、今回が意外>>続きを読む

エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

2.0

人気TVドラマ「リーガル・ハイ」でコンビを組んだ石川淳一監督&古沢良太脚本で送るコメディ映画。4月1日のエイプリルフールの日に、嘘をつくことで真実に近づくという複数の人たちのドラマを群像劇として描いて>>続きを読む

ナイト ミュージアム エジプト王の秘密(2014年製作の映画)

3.5

ショーン・レヴィ監督&ベン・スティラー主演の人気シリーズ第3弾。本作の結末を観て分かるように、本作でこのシリーズは終了といった感じになる(次作は、あって息子が後を継ぐ話とか??)と思います。2006年>>続きを読む

ジュピター(2014年製作の映画)

2.5

3Dの字幕版にて。

「マトリックス」のウォシャウスキー姉弟監督が仕掛けるSF叙事詩。ウォシャウスキー姉弟監督といえば、1999年から連続公開された「マトリックス」シリーズ以降、一昨年前の「クラウド・
>>続きを読む

繕い裁つ人(2015年製作の映画)

2.5

池辺葵の同名コミックを、「しあわせのパン」、「ぶどうのなみだ」の三島有紀子監督が映画化した作品。「ぶどうのなみだ」は未見ですが、「しあわせのパン」を観たことのある感覚でいえば、三島監督の味が出た作品と>>続きを読む

パリよ、永遠に(2014年製作の映画)

3.5

エッフェル塔や凱旋門など、古き良き歴史を今に伝える文化都市・パリ。そのパリの美しい風景は第二次世界大戦終戦間近、一人の男の決断によって守られたというお話。ヨーロッパ各都市は2度の世界大戦の舞台になって>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.0

理論物理学の分野で、宇宙の起源を探った物理学者スティーブン・ホーキング博士の半生を描いた物語。日本でも科学本としては異例のベストセラーとなった「ホーキング、宇宙を語る」や、ALS患者として難病に向き合>>続きを読む

暗殺教室(2015年製作の映画)

1.5

2012年に少年週刊ジャンプに掲載されると同時に、爆発的な人気となった松井優征の同名コミックを、「海猿」シリーズの羽住英一郎監督が映画化した作品。僕は本作が映画になると聞いてから原作コミックを読み始め>>続きを読む

幕が上がる(2015年製作の映画)

5.0

劇作家として知られる平田オリザが脚本を務め、「踊る大捜査線 THE MOVIE」の本広克行監督が映画化した青春劇。ちょうど同時期に「くちびるに歌を」、「ソロモンの偽証」という同じ青春劇(後者は毛色がだ>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

5.0

先日行われた第87回米アカデミー賞。僕はアカデミー賞授賞式をここ数年ずっと観ていますが、今回最も感動的な受賞スピーチをしたのが、本作「イミテーション・ゲーム」でアカデミー賞脚色賞に輝いたグレアム・ムー>>続きを読む

風に立つライオン(2015年製作の映画)

2.5

アフリカ・ケニアでの巡回医療に携わる医師の物語からインスピレーションされた、さだまさしの名曲「風に立つライオン」を、同氏が小説化したものを原作とした映画化作品、、、とちょっと映画化の経緯が少し複雑な作>>続きを読む

イントゥ・ザ・ウッズ(2014年製作の映画)

1.5

いろいろなおとぎ話の主人公たちが、同じ森に集うことで起きる悲喜こもごもの物語をミュージカルとして描いた作品。全て歌というわけではないものの、「レ・ミゼラブル」くらいのほぼ歌で作られている作品なので、ミ>>続きを読む

ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.5

宮部みゆきの同名小説を、成島出監督で映画化した作品の後篇。前半となる「ソロモンの偽証 前篇・事件」では、子どもから大人への成長をキーに、子ども時代だからこそ成立するような正義への純粋な想いというところ>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.5

ネイビー・シールズ(米海軍特殊部隊)のスナイパーとして、イラク戦争に従軍したクリス・カイルの回顧録をクリント・イーストウッドが映画化した作品。今年(2015年)のアカデミー賞にも主演男優賞をはじめ、い>>続きを読む

くちびるに歌を(2015年製作の映画)

3.5

久々に純王道の青春劇を観たような気がします。東京から臨時教師として、長崎県五島列島にある中学に着任した音楽教師。彼女はトップクラスをいくピアニストだったが、あることをきっかけにピアノを弾けなくなってい>>続きを読む