yumemiさんの映画レビュー・感想・評価

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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

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ずっと観たいと思いつつも前知識が全く無く、フォードとフェラーリの企業間の骨太な熱い闘いが描かれていると思ったけれど、良い意味で全然違った。

確かにフェラーリに勝つべく奮闘しているけれど、かといって姑
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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ノーラン監督はもれなく全作観ている。


逆行の設定が飲み込めるまでは、分からない!けれど面白い!分からない!!と見進め、やっと理解できた頃に興奮状態のままエンドロールを迎えてしまった。

高揚を沈静
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キャロル(2015年製作の映画)

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2時間どの場面を切り取っても美しい。

2人の美貌は勿論、ファッションも、紡がれる言葉も全て美しい。

本当に妖精のようなテレーズに「天から落ちたよう」と魅力を伝えるキャロル。
小説のような言葉遣いだ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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ナチスを扱っているのに、色彩豊かで頬が緩みクスッと笑う場面も多い。
けれど余韻はズシリとやってきて、決して繰り返してはいけないと強く感じる。
シリアスさとポップさのバランスが絶妙。


ヨハンソン扮す
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

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人種差別を扱いながらも、スピード感と緊張感に溢れエンターテイメントにしてしまうスパイクリー。

バディものとしてだけでも充分面白いのに、事実に基づきながら白人至上主義とは何か分かりやすく歴史を紐解いて
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欲望の翼(1990年製作の映画)

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大好きなウォンカーウァイ。

恋する惑星より天使の涙が好きなわたしには堪らなかった。

冷たく薄暗い映像の中、湿度を纏いながら映し出される6人の群青劇。
正直、深いストーリーではないけれどカメラワーク
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シャザム!(2019年製作の映画)

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レンタルはしないけれど、金曜ロードショーでやったらみようかな、、くらいのポジションだったので想像以上に楽しかった。

衣装のチープさと、話の展開や設定を過剰に説明するところがDCっぽい。
大丈夫、わか
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

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小説は2年ほど前に読了。
読んでいて感じた退廃的な雰囲気は、映画の中でも同じように浮遊していた。

青春時代の煌めきと冴えない現在。時間の経過と、変わらないゲーセン。コントラストが繰り返し映し出されて
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

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よかった、とてもよかった。

わたしは綿谷りささんが好きだ。
「勝手にふるえてろ」は、小説と映画とで湿度が同じで驚いたけれど、なんとなくすっきり見ることができず。
予告を見て、テイストが似ているのかな
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いつでも夢を(1963年製作の映画)

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開始早々、溢れる希望と豊かさに泣いてしまった。

高度成長期、働きながら夜間学校に通い勉学に励む若者たち。
社会に出るんだ、というまっすぐな瞳と熱量に胸を打たれる。
技術が進み、物で溢れる現代に生き、
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

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鑑賞中、温度が下がることなく、最後まで中弛みもせずずーっと面白い。


最初は多いなと思った登場人物も、物語が進むにつれて一人一人が深掘りされ余計に誰が犯人か分からなくなるし、コテコテかな?と思った雰
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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開始数秒で、ああ好きかも、と思う映画が稀にあり、その勘は決して外れない。
久しぶりにそんな映画に出会えて嬉しい。

1カットが長く、台詞は極力削がれとてもシンプル。淡々と物語は進むのに全く飽きず、ずっ
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トゥループ・ゼロ~夜空に恋したガールスカウト~(2019年製作の映画)

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サクッと観れる良作。

スタンドバイミー、リトルランボー、かいじゅうたちのいるところ、ムーンライズキングダム、、わたしは少年たちの成長を描く映画にめっぽう弱い。
後半は、ミスリトルサンシャインとメッセ
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フランクおじさん(2020年製作の映画)

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単純に、ポールベタニーの顔がとても好きなのでヴィジョンでない彼が観たい、と思い鑑賞。

LGBTの知識どころか言葉すら浸透していない時代に生きていた彼たちを思うととても胸が痛む。
だれがなんと言おうと
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

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あらすじも読まず、なんの前知識もないまま見て本当に良かった。

多様な恋愛を描く映画がどんどん増えているけれど、人を愛することに性別は関係ない、とあまりにも大声で、強く主張するとかえって不自然で壁を作
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

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フランス映画への印象が変わった映画。

テロにより母を亡くしたアマンダを引き取る叔父ダヴィッド。
どんどん少女へと成長し、ませているけれどまだまだ幼い7歳のアマンダの映し方や会話がどこか邦画っぽく新鮮
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ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995年製作の映画)

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女友達と遠出してドライブしたいな、なんて呑気に見ていたらどんどん予想外の展開になり、最後にはぐちゃぐちゃに泣いてしまった。

3人それぞれが抱えるものがしっかり濃く描かれるので、ロードムービーなのにず
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

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タイムループの映画だけれど、良い意味でその設定に凝り過ぎず、かと言って浅くなく、最後までずっと飽きずに同じ熱量で見ることが出来た。

終わり方も清々しくて気持ち良い。

SFでありラブストーリーでもあ
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

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ヌーヴェルヴァークの影響を感じつつも、邦画でしか出せない良さがぎゅっと詰まり、その斬新さに驚く。

キュートさ、セクシーさどちらも兼ね備えた加賀まりこさんが本当に魅力的。
誰とでも寝るけれどパパの喜ぶ
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ケミカル・ハーツ(2020年製作の映画)

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青春ものは、サクッと見れるし、展開に予想がついてしまうけれどそれでもドキドキし、ちゃんと最後には気持ちよく着地するので好きだ。
けれど、やはり展開が読めてしまったり、結局あの時の会話は?あの彼は?等々
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