yumemi

ブラック・クランズマンのyumemiのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
-
人種差別を扱いながらも、スピード感と緊張感に溢れエンターテイメントにしてしまうスパイクリー。

バディものとしてだけでも充分面白いのに、事実に基づきながら白人至上主義とは何か分かりやすく歴史を紐解いていく。
こんなにも色んな要素を盛り込んでいるのに喧嘩せず、バランスよく共存しテンポも良い。

チェックシャツのアダムドライバーがとてもかっこいい。



爽快に映画が終わり、最後のあの映像。
デモに加え、会話の前後を無視し発言の一部だけを切り取って、これが現状だ、と伝えられても返って平等とは?と思ってしまい最後の最後でもやっとしてしまう。

切り取られた一部だけを見て印象操作されないよう、何事にもその発言に至るまでの背景や経緯を知ったうえで物事を判断しようと思う。