kmkさんの映画レビュー・感想・評価

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

誰かのことを本当に好きになったことがある人なら、終始内臓がぎゅんとしてたのではないかな。

別れた直後の感情の爆発
少し後の清々しさ
そして日常に戻って
ふとした時に思い出す

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

賢くて心に傷を負っているルイーズ
世間知らずでthe美人のテルマ
真逆の二人の大逃亡劇。

テルマのやらかしからの、私がなんとかしなきゃあかんスイッチが入るとこなんか好き。

悪くてセクシーな男、って
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

社会通念とからしい振る舞いとか人生においてなんとなく植え付けられてきた謎の【らしさ】に気づくこととなった。

一番怖いと思ったのは植え付けられた【らしさ】が考える余地も無いまま当たり前になってしまい、
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

ティモシーめっちゃ歌ってる!すんげぇ!
心の奥底では何を思っているかわからないサブカル男子のイメージが一新され、これはこれで好き。てかティモシーならなんでも好き。

映画は、それを見た時の自分の状態に
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

孤独。結局、最期は1人なんだけどね。

こういう時の一気に人が離れていく感じがつらぁ、、、。

一緒にダルい高校生活を過ごして、同じ感覚で社会を共に過ごすんだろうなって思ってた友達がどんどん先に行って
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

今これを観るべきタイミングで観れて良かった。

相手の考えを推しはかりすぎて生まれるバイアスとか、ただの思い込みとか、ほんのちょっとしたすれ違いとか、ずっとモヤモヤしていたものの糸口が見えた気がした。
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.5

蛇の話。そして連鎖。
あれが全て。

危険な蛇かどうかは色だけでは判断できない。
物事の本質を子どもは生まれながらに、純粋に理解していることなのに。

子どもが大人になる過程で色々な世界を見聞きし経験
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

夢とか憧れとか、そんなの幻だ!
今年は現実的に生きるぞ!
って誓った今年一発目にたまたま見たこれ。

綺麗ごとで済まされないことが殆どではあるんだけど、好きなものは好きって生きてくのもいいじゃないの。
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

リンやバンクはお金こそ無いものの、持たざるものではない。

人が欲しがるもの、提供できるものを持っている。
私は何を持っていて、何が提供できるのだろう。

世の中の事柄が殆ど幻想だって年末に友人と話し
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の方へ、流れる(2021年製作の映画)

4.0

わかってるんだけどね。
結局口先だけってことも、心変わりしてしまうってことも。

何度味わっても火傷みたいにヒリヒリする

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

フィルマークスってMAX5.0までなんでしたっけ?

前の席に座っていたバスケ少年たちは、この余韻に浸りながら今日の帰りにでもバスケできるんだなぁと思ったらとても羨ましくなった。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.7

高校生になったら、軽音部に入ってバンドやってみたかったのに、いざ入ってみたら合唱部しか無かった私が経験したかった青春の全て!

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.0

こういう空気感がわかるには未熟すぎた

ただただあのレトロなチャイナドレスが美しくて

煙草をふかす姿が素敵すぎて

この時自分と同じ年くらいだったのかもしれないけど
話しかけられないような大人な空気
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唐人街探偵 NEW YORK MISSION(2018年製作の映画)

3.0

これ本当にNYの街でロケしたのかな、、
話の途中途中で予算がチラついてしまう

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.4

すんごいごちゃごちゃあったけど、残ってるのが

「一万年愛す」

1人で観たかった映画だったのに
その時気になるひとと観たんだけど
やっぱ1人で観たかった。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

自由を手にするには手放さなければいけないものがあるし、手放してしまったら失うものもある。
それを失ってでも欲しいものなのか。
その選択は間違っていないだろうか。

若き日のジョニデとディカプリオの美し
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.6

爽快とも違う、豪快とも違う。
痛くて、苦しくて、怒れて、悲しくて、もはや笑えて、そういうのを全部でっかいおにぎりにして食べきったかんじ。

食べ切った満足感もあるけどお腹ぱつんぱつんで、ちょっと苦しい
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.4

ヒリつくわぁ。

真っ赤に日焼けしたあとに入るお風呂のように
ヒリつくわぁ。

炎天下で食べる棒アイスのように
脆いわぁ。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.6

生まれてきてくれて ありがとう

カネコアヤノの『閃きは彼方』の
 
“世界が一度終わりを迎える
やり直せるよ 元通りじゃない”

というフレーズを思い出した。

ボタンを掛け違えても、階段を踏み外し
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

いきなりの真っ黒な画面(途中もう1回ある)×説明と台詞の少なさ×ラスト30分=何なん?

難解すぎて考察見てもわかるかなぁと思うレベル。

が、一つ言えるのはこの世界観が1968年にできたということが
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.4

インド映画のイメージが覆った。
ストーリーの作り込み、テンポの良さ、伏線回収、しょーもないギャグセン、そしてインドの社会問題などもしっかり描かれていていて良かった。

大学は小学校や中学校と違い、地域
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.8

視線の描き方

様々なものに阻まれて言葉にできない感情って視線でしか表せないし、隠そうとしても視線に現れてしまう。
海辺での視線の交わるようで交わらない互いの顔が重なったり出てきたりするカットが特に印
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

台詞が速い多い!

ストーリーの繋がりとか起承転結とかではなく、雑誌をパラパラめくったり、口絵を楽しむという感覚なんだろか。

最近頭の回転が遅くなった気がして字幕追えずだったけど、最も印象的なのは1
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとは寂しい気持ちになるんだろうか。

自分がどんどん忘れられてしまうこととか、思い出の品なんて真っ先に無くなってしまって。
そうなるとやっぱり誰かの記憶の中にだけでも残りたいと思うのかな。
見て
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

勤勉なだけでは、だめ。
狡猾でダイナミックで自信家である、ともすれば周りに味方なんか作れないんじゃないかってくらいの彼女の方が経営者としてはうわて。

どんなに特殊メイク(ハゲオヤジ)していてもやはり
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.8

この終始何が起こるんだろうとざわざわした気持ちで察しながら観るこの感じ。

なんと皮肉なタイトル。

美しき緑の星(1996年製作の映画)

4.4

すごい作品をすごいタイミングでおすすめしてくれた友人、ありがとう。

ちょうどつい最近読み始めたばかりのサピエンス全史を読みつつ、人類が250万年前に誕生し、様々な進化の過程で私たちが今のような環境で
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

昨日まで隣にいた人がいなくなったり、心を許した大人が自分を売ろうとしてたり、そんな日常がこの世界のどこかにリアルに存在している。

たまたま昔の記憶が蘇り、話した仲間が提案したこと(これもまた知が人を
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凶気の桜(2002年製作の映画)

3.2

イデオロギー磨かなきゃ

キングギドラ初めて聞いたけどかっこいいな

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

苦しいくらいの好きという感情の爆発が、、苦しい、、、(語彙めちゃくちゃ)

好きだから、気になるし
好きだから、苛々してしまうし
好きなのに、辛くなる

相手の一挙手一投足で最高と最悪を行き来する。(
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