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頭の中が静かになる、ゆっくり流れる映画だった。夜と夜明けを繰り返し、続いていく毎日を過ごす2人。
カット1つ1つの最後ちょっとが長く感じたけど、そのちょっとが、登場人物たちが生きている日常性につなが>>続きを読む
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セリフで説明しない余白と余韻が心地よく、このシーンにあなたの心はどう動きますか、という問いかけが役所広司さんだからこそいっそう重厚で本当によかった。
良いものは良いと守られた、文学と音楽と平山さんの>>続きを読む
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「起きると思うことは絶対起きない 考えもしないようなことが起きる だから先へ進むしかない 先へ先へ」
どうにもならないこととどう向き合っていくか。そこに子どもが介入することで大人としての在り方が問わ>>続きを読む
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柄本佑さん本人のお話を生で聞けて、そこではじめてこの作品の奥深さを実感できたような気がする。「何も起こってないようで、実はものすごくいろんなことが起きている」というコメントがすごく印象的だった。演劇的>>続きを読む
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(メモ)いなくなった人と一緒にいるには、自分が生きていくしかない。自分の中の思い出と、自分を大切に。お風呂に入って、ご飯食べて、歯を磨いて、ちゃんと寝る。
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てるおの誕生日を1年ずつ振り返っていきながら、2人のこれまでの時間がどんどん繋がっていくのが物語の構成としておもしろかった
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最初の夫は失踪し、再婚した夫の父親にはなかなか認めてもらえず、そんななか突然息子が亡くなる。たくさんの葛藤と後悔。登場人物それぞれに、自分でも分かっている自分の嫌なところ、人には知られたくない感じてし>>続きを読む
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ささやかな幸せを細やかに見つけられたら、そこに気づけたら、それだけで生きていく理由になる。
公式サイトにあった、荻上さんの言葉がとても印象的だった。
ー “私たちは、いつ死んでもおかしくないギリギ>>続きを読む
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自分の歌声が、家族には聴こえない。
家族を見捨てたくない気持ちと、家族を繋ぐ通訳としての役割(や周りからの冷たい視線)から解放され、好きなことを追いかけたい気持ち。
聴こえる娘の気持ちをちゃんとは>>続きを読む
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世界に絶望し生きる意味をなくしたとしても、それは孤独ゆえの弱い心のせいなのだと思う
どうせ死ぬから生きている意味がないと片付けられるほど世界も人生もすべてがつまらないものではないし、「私たちはわかり>>続きを読む
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「こんな心があるから今の自分を愛せないんだ」と思ったり、そんな辛いとき、指を1本1本動かすと、その神秘さに、指は動くんだと思える、ということ、ふとしたときに思い出してしまいそうだなと思う
家も、学校>>続きを読む
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どこか不完全な登場人物たちが、不安なまま、曖昧なまま進んでいく
最後までどこか落ち着かない、自分の気持ちも、状況も、周りが何を感じているかも言葉にするのは難しくて、頼れてるのか、孤独をちゃんとうめら>>続きを読む
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シンプルなはずなのに、その愛が集まって交わってしまうとうまくいかないこともあって、それは人間も猫も関係なくて、
たまに選択を間違ってしまうこともあるけど、それぞれの落ち着く場所に落ち着けたら(落ち着>>続きを読む
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久しぶりのミュージカル映画鑑賞
ダンスも所作もキレッキレでかっこよかった
お互いの守るべきものと、
理性でとめられない感情と、
それらがいろんな愛のうえで交錯していた
血を流さないと、命が亡くなら>>続きを読む