a25さんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

オッペンハイマーの栄光と苦悩



世界を破滅に導きかねない兵器。
この世に生み出されてしまったからには、開発の連鎖と、いつ使用されるか分からない恐怖は、ずっと向き合い続けなければならない問題。
いつ
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.6

説明っぽいものがとことん削ぎ落とされた、不穏で不思議な感覚のSFタイムループ?でした。



回を重ねるごとに復讐の仕方や若葉竜也さんと伊勢谷友介さんとの関係性が変化していくのが面白かったです。

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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.9

「こども」でもあり
「おとな」でもあり

14歳って、本当に絶妙な年齢。

変な家(2024年製作の映画)

3.3

ミステリーかと思いきや、和ホラー?なテイストでちょっとびっくり。

パレード(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今まで見送ってきた人たちは、みんな「その先」へ進むことが出来たのだろうか。
それとも、今も何処かで見守ってくれているのだろうか。

いざ自分がその日を迎えたときには、何の未練もなく「その先」へ進むこと
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.9

52ヘルツのクジラの声。

SOSが届く人は、きっといる。





海が見えるテラス、ちょっと憧れてしまいます🐳

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

”落下”を解剖する

タイトルと予告から、事件の真相に迫るミステリーと勝手に思っていたのですが、最後まで事件の真相は描かれず。
パンフレットに記載されていたフレーズを読んで、腑に落ちました。

「解剖
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

“The darkest hour is just before the dawn”
“夜明け前がいちばん暗い”

イギリスのことわざだそうです。



PMSとパニック障害という、他人にはなかなか伝
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

PoorThings

天才外科医によって蘇った女性ベラは、外の世界を知りたいと博士のもとを飛び出していく。
自由奔放に世界を体験し、自分自身の哲学を構築していく、大冒険と成長の物語。



なかなか
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

「綺麗なもんしかあかんかったら
この街も俺らも消えてしまう」


合唱部部長の中学生 岡聡実と、歌が上手くなりたいヤクザの成田狂児との交流を描く青春コメディ。


成田狂児、格好良くて、若干の気持ち悪
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.7

レナード・バーンスタインとその妻フェリシアの物語。

モノクロからカラーへの切り替わりが印象的でした。
指揮者のお話ということで、「Tar」とも繋がるところがあるように感じました。

大河への道(2022年製作の映画)

3.8

立川志の輔さんの創作落語が原作。

伊能忠敬が出てこない、伊能忠敬と伊能隊のお話。父親の仕事がまさにこの関係なので、個人的にとても興味深かったです。

江戸時代に徒歩で日本中を測量してまわる。しかも5
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

“Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot”
「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」

C
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.5

新年に、ちょっと華やかな豪華客船もの。

Netflix ×坂元裕二さん脚本
期待値を上げ過ぎてしまったかな…?

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

途中、永久部長のことを嫌いになりかけたけど、いい部長さんで良かった!

味噌汁炭酸タブレット…美味しいのかな🤔

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

東京スカイタワーツリーや首都高をはじめとする、美しい東京の景色と、木漏れ日。

寡黙なトイレ清掃員 平山さんの、まるで修行僧のような日常のルーティンと、そこに起こる小さな変化。


朝、日の光を浴びて
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市子(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

「すべては、生き抜くために」



社会制度の隙間から落ちてしまった人生。
一人の人として存在を認めてもらえていないと感じながら生きるって、どれだけ過酷なものなのだろう。

生きるために、とんでもない
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(2023年製作の映画)

4.0

色々な作品で描かれてきた「本能寺の変」。
切り口によって印象が違うのが面白い。

加瀬亮さんの信長、迫力がありました!!

アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.2

「幸せになる」



劇場で観れて良かった!
アメリがひたすらチャーミング✨
可愛さと癖の強さとのバランスが独特で、何とも魅力的な世界観。



クレームブリュレ食べたくなったし、カフェ「ドゥ・ムーラ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

埼玉をディスるだけでなく、関東全域に喧嘩を売っていくスタイル、清々しい🤣

正欲(2023年製作の映画)

4.1

「正しく」生きること
「普通」に生きること


自分の思う「正しいこと」や「普通」から外れた人や考え、趣味嗜好を、すぐには理解出来ないこともあるかも知れない。
ただ、そのことで他の人に迷惑をかけたり法
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

ゴジラ生誕70周年記念作品。
日本で制作された実写版ゴジラの30作品目だそうで、多くの人に愛されてきたんだなぁと実感。


Dolby CINEMAで鑑賞。
迫力がありました!
とても分かりやすいスト
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(2023年製作の映画)

4.0

「生命」の重さについて、突きつけられる。

オダギリジョーが救いでした。





「かつてあったことは、これからもあり
かつて起こったことは、これからも起こる。
太陽の下、新しいものは何ひとつない。
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.1

他人からは見えない、自分ですら気がついていないかも知れない、心の底流。



「人をわかるってどういうことですか?」

全てをわかりあえることなんてないんだろうけれど、それでも、わかりあおうとしながら
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.1

祈りのうた



まず何より、人の心を動かす力をもつ、アイナ・ジ・エンドさんの歌声。
哀愁や危うさを含んだ、でも力強い声。

そして、岩井俊二監督の他の作品を観たことのある方からすれば今更なのかも知れ
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.8

「ノンシャラント」に

無頓着に、呑気に、きままに、物事にとらわれない、といった意味だそうです。



「BLUE GIANT」とはまた違った魅力を持った、お酒と煙草の香りが漂うバブル期の銀座の表と裏
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アナログ(2023年製作の映画)

4.0

スマホやパソコンのない生活なんて考えられない日々を送っていますが、効率だけを求めない、「アナログ」ならではの暖かさもいいなぁ、と思える、素敵なラブストーリーでした。



スクリーンいっぱいに海が広が
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.8

大沢たかおさんの佇まい!
玉木宏さんも、ユースケ・サンタマリアも、みんな、格好良い!



潜水艦って、人の耳で聞いた音を含めて、音の状況判断がとても大事になること、初めて知りました。
そして、モーツ
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.8

人の心は、矛盾に満ちていて、色々な気持ちが複雑に絡まっている。常に「正しい」ほうだけを選択しているわけではない。


問い詰めるような口調の文則、向き合うことから逃げる綿子、どちらにも共感し辛いのだけ
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.1

関東大震災から、100年。
この事件について、初めて知りました。



人は、歴史から学ぶことは出来るんでしょうか…?




殺されていい人なんて、いない。
傷つけていい人なんて、いない。

アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

4.0

アイスは、みんなを幸せにする🍨



音楽がFPMの田中さん、エンディングが小沢健二の「春にして君を想う」と聞いて、観ないわけにはいきません!!



カラフルなアイスを眺めているような、ポップで可愛
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

宣伝や予告映像などがなく、事前情報もほぼない状態での公開。
折角の貴重な体験、情報が入ってくる前に、
と、公開翌日 朝7:30〜の回で鑑賞。



色々な作品の要素が詰め込まれた、宮﨑駿監督の集大成と
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