レザーフェイスさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

ビジターQ(2000年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

見事な傑作。
ハメ撮りから始まり、家族の再生までに導く。
家族の在り方が不条理な外部の力に寄って変容する。
ラスト震えたが、全てが鞘に収まり母乳を飲み終わるなんて何て凄い話なんだ。

暴力・社会が組み
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漂流街 THE HAZARD CITY(2000年製作の映画)

3.7

このごちゃ混ぜと危険な渋谷。
明日の刺激的な風景。
前半から中盤まで最高!

キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.0

舐めてました。素晴らしい撮影。
ひたすら2者間のショットが繰り返されるけどめちゃくちゃ上手い。
そして、遠くから走ってくる答えと救い。
見事だった!

市民ケーン(1941年製作の映画)

4.4

マンクに向けて。
久々に。凄い長いと思って観たらそうでもなくて、割と自分の鑑賞体感時間耐久度が上がっている事に気づく。
実は最初ピンと来てなかったけど、これやる勇気と度量自体がウェルズ=ケーン

世界の現状(2007年製作の映画)

-

アケルマンの不気味さ。
不自然なカバー曲と統一性のないBPM

UNDERCOVER JAPAN 新劇場版 2015(2015年製作の映画)

-

テレキャノン×白 THE WHITE
虚無が増す年末に観たい映画。
ひたすらこのモヤモヤを引きずり、来年を迎える。
オリジナルを観てないんですが見事なリミックス感というか。
一本として強度がある。

道化師(2016年製作の映画)

3.8

ここまで詰め込んでくるかと言う圧力。
ショットが見事。
20分以内の中でという制限の中の美学を感じる。ライティングも見事

戦闘(2018年製作の映画)

3.6

ダンケルク的な序盤。
PTSD 妄想、虚像。
止まってしまう時計!

白 THE WHITE(1999年製作の映画)

-

欲望や生活を全面に出しつつ、その困難を超えて
そこにあるのは沈黙と白

プライベート・パーツ(1972年製作の映画)

3.7

注射器に代替えされるファロス
サイコをひたすらなぞり続ける謎カルト映画w
ひたすら写真がカッコいい。
どこまでもサイコなアホさが愛おしい

アウステルリッツ(2016年製作の映画)

-

観光映画 
英語ではsight seeingという見ることである知ることではない。
とことん軽率なTシャツの文字、仕込んだんじゃないかもはや仕込んどいてくれぐらい。全てが記号としてしか無い。批評性を常
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粛清裁判(2018年製作の映画)

-

観衆がウソに鼓舞する!
途中まで全く何を見せられてるかと思いきや物語が突然立ち上がってくる!
この茶番に立ち合い、我々も弾劾したくなる気持ちもありつつ見事な肩透かし
歴史的にはパラダイムシフトが行われ
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.9

集大成感ある一作。
ギリギリまで光ではないと思わせる所が非常に良い。
変わり果ててしまう彼女と、変わることができず他者を受け入れる夫婦。
重なり合う光、波。
河瀨さんのモチーフを思い起こさせるものもあ
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絞死刑(1968年製作の映画)

4.0

今更観ました。
シュチュエーションコメディでありながら秀逸な日本批判。
戯画化される隠蔽と無視の歴史。

走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

2.9

ナイーブというかどすクロさが無いよね。
シガーロスみたいな曲があまりうまく使われてない。
何とか押し切ろうとするけど、、
前半良いのではと思ったのに、その真相たちは脆弱。
果たして映画好きなのかなぁ?

ラスト・ターゲット(2010年製作の映画)

3.6

自身で西部劇というのがよく分かる。
宿命の話。カットインされるレオーネのウエスタン

カリートの道(1993年製作の映画)

3.8

あのちょこちょこ走る感じが愛おしい。
一様、シリーズとされる前作はドキュメントの意識強いがこちらはメロドラマがベースだなぁと。
ちょっと時期もズレてるけど、アプローチを変えてるのは発見だった。
列車の
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.8

大学時代よくみんなで真似しました。
久々観るとたるいなとか思うんだけど、実録物感に溢れてるよな。ちゃんと場所とかのテロップやあまりカメラもめちゃくちゃ動くことなく、着々と写し出してる(カリート続けてみ
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放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)

3.7

街にかかる彼のアートが正しい形。
正しい場所にかかってる必要のある彼の作品。
孤独と自由の中で揺れ動く実践的芸術。
静に満ちた映画。

ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.3

チワワちゃんにあったドキツさみたいなのが、僕は推したい岡崎京子のリアルだと思ってしまう。
こんな爽やか話だったかすらも忘れてた。
全てが何か宙ぶられりんな気がして。
記号的であっても良いところも回収さ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ミッションインポッシブル2と007シリーズをどう難しくやるか。
ネタバレにしてるから良いと思うが、この映画は最初からハッピーエンドがきまってるところが新しいのみという。
動機や理由も含めてアホらしくて
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アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影(2012年製作の映画)

-

ひたすら孤独に、被写体と関係し合う。
ジョイディビジョンそのものでもあるような、、、

クラッシュ(1996年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

4Kで!!私の青春の一本。
何故これがVHSで15.16歳くらいの時に借りれたのかありがとうTSUTAYAの店員さん。
バラードの原作の序文にあるように、フロイト爆裂。
見事な撮影。そして衣装。
裏窓
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.7

最後のご都合主義がちょっと。
しかし、テーマは面白いしクオリティも高い。可能性を感じた。
ひたすら反射する自分。アイデンディティの喪失。
バイオアートなどが普通になり、どんどん変容化されてほとんど新聞
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柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

-

ゴトーをベケット をわからないことが分かること。

(1997年製作の映画)

3.9

水である!
なんの話?それぞれがすれ違う。
圧倒的な首の違和感と、取れることのない痛み。
池田さんの魔性の香りみたいに、天井から滴り落ちる水
スクリーンで見たいなぁー。

スレイト(2020年製作の映画)

2.6

タラちゃん、三池氏全開。
何か愛らしさはある。

チンパンジー属(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

完全に第三国の問題と暴力と金。
時たま魅せるショットとマジックリアリズムが良かった。
ベケット らしさもある気がする。
動物化する文明
これでお腹一杯なのに過去作向き合うの本当に辛いなw

南極料理人(2009年製作の映画)

3.7

やっと観ました。
カメラが芦澤さん!外撮影がめちゃくちゃ良い。おくゆきのある白
内側は演技合戦