mogさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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エレファント(2003年製作の映画)

4.0

ガス・ヴァン・サントの実験的なアプローチがこの上ないほど成功してる。このやり方でしか提示できないリアリティと問題意識。ハリス・サヴィディスのカメラワークも素晴らしい。

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.4

映画化としてはよく出来てる。役者も監督もよく原作に向き合ってるのがわかる。菊地凛子の役づくりはすごいと思う。

でも1番ミスマッチを感じたのも菊地凛子だった。もうこれは原作読者のイメージだからどうしよ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

秀作古典ミステリエンタメ。キャストが豪華なのでそつなく作ってくれればかなり楽しめるというやつ。

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.3

何をどれくらい求めてるかで評価変わるんだろうなという映画。トトロにはなれないけどアニメーションだけって腐すほどでもないと思う。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

見事。

ハードにシリアスになりすぎないようにコミカルに甘口に仕上がってるのがほんと素敵。

キャラクター造形と品のいいオールドファッションな見せ方が特にいい。

たとえば翡翠。
終盤であれをダッシュ
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億男(2018年製作の映画)

3.4

藤原竜也パートくらいまですごく面白かった。モロッコパートもめっちゃ良い。この辺まで音楽の入れ方とか演習上手いな〜と思ってたけど、バレエのところからくど過ぎ。原作の運びに忠実にやったのかな。落ちはわかっ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

こんな話だったとは。

大人の寓話。しかもめちゃめちゃハイブリッド。設定から演出まで細かいところまで行き届いてる。冷戦下のアメリカが舞台で、クラシックな映画の香りも存分に感じさせながら、めちゃめちゃ現
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.7

中学生くらいで初めて見た時はあんまりよくわからなかった記憶があるけど、コーエン兄弟の他の作品を見てから見ると全く見え方が変わりますね。何重にもひねったシニカルさがある様にもそんなもんねーよと適当に撮っ>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

2.0

だいぶ我慢したけど半分で限界だった。結構楽しみにしてたのに

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いやー重たい。

ミズーリという土地に生きる人々のキツさがこれでもかと伝わってくる。

脚本のウェルメイド感(よく練られているという意味とそれゆえに作り物感があるという意味も含めて。でもそれでも圧倒的
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.6

話は面白いけどそれは原作の力か。映像へのこだわりはすごく感じるし、カメラワークも面白いけど、、、。語りに寄りかかりすぎるかなあとも思ったり。出来のいい紙芝居を観てると思えばすごく良くできてるとも思える>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.4

なんとも自分本位な脚本(原作)だとも言えるけどテーマ自体は深いよね。最後爽やかすぎてあんまり腑に落ちないけど。役者がみんな良い

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.4

起承転結がしっかりしてるなあと。細田監督は承の部分がすごく魅力的だよね。そこだけ取り出してショートムービーにしてもすてき。
多様性に対する寛容さがテーマなのかなと思うけどそれにしては紋切り型の描写や構
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.7

すごく面白かった。けど西川美和監督の頭の中にあったものはまた別のものだっんじゃないかなとなんとなく感じた。役者の演技が下手とか完成度が低いとかそんなことは全くないんだけど。てもこれデビュー作ってやっぱ>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビ×密室殺人ていうのは確かに新しいね。中村倫也が早々に退場したまま戻ってこない展開も斜め上の新しさ。ヒロインの子と神木くんの魅力でかなり楽しく観れる。トリックとかのノリが好きなら多分好き。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

そう来たか。そう言う世界線の話ね。しかしこれ相当メタいよね。話の運びも観客のマンソン事件の知識ありきだしシャロン・テートの見せ方も終わり方もものすごい象徴的だし。何よりタランティーノ監督が自分の持ち味>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

すごい細かく計算されてるけど、作り込まれすぎてなくて、余裕がある、それでいて緊張感があってリアル。物凄くフラットで突き放すようであたたかい視点。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

プロットが巧みとか新しいとかではないけどストレートでひきつけられる。綾野剛の魅力がでかい。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

何見させられてんだろうと思ってたら途中から斜めへ。徹底的に割り切った引き算の演出。ラストシーンの美しさが素晴らしい。

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.6

面白かった。ともさかりえの演技が真に迫っていて驚いた。

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.4

シナリオはあと一歩な感じもするけどみんな演技渋くて引き込まれた。邦題つけたやつは映画見たのかと。

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

真剣佑すごい。ヒースレジャーは言い過ぎにしてもトムハーディくらいはある。いや言い過ぎか。でも相当の気合を感じた。

ストーリーは剣心の闇堕ちを期待してたぶんやや拍子抜け。大切なものを奪う、ってのをきち
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.6

あんまり熱くはなれなかったけどここまででっかくなっちゃったものをちゃんとまとめるのはすごいなと。ラストはすき。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.4

社会派ドキュメンタリーフィルムっぽいけどかなりリリカルなロードムービーでもあってリズミカルで抜群のテンポ感を維持しててポップ感覚もある。
見せ方の技術がとんでもない。
1人で食卓に座ってるところズーム
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