『イントロダクション』('21韓)観た。モラトリアム青年の迷いや煮えきれなさをモノクローム映像で綴る。韓国とベルリンで折り合いの悪い父、かつての恋人、息子の進路に悩む母親とのそれぞれの再会シーンが淡々>>続きを読む
『ドッグヴィル』('03丁)観た。ロッキー山脈の麓の貧しい村に逃げ込んだ逃亡者の話。村人に比べ圧倒的美しさを放つ女性が、エセ道徳心で村人を扇動する協力者の策略で奴隷のような状況に追い込まれる。集団心理>>続きを読む
『アンチクライスト』('11丁)再観た。性交渉中に息子が転落死した夫婦の話し。悲嘆に暮れる妻をセラピストの夫が荒治療するのだが、妻の執筆中の論文『ジェノサイド』から女性=悪の思いにじわじわ取り憑かれた>>続きを読む
『キラーズオブザフラワームーン』('23米)観た。石油を掘り当て巨万の富を手にしたインディアンにハエのようにたかる白人の話。長い!3時間半くらい。後日談の演出とかエンディングロールの音とか壮大さの締め>>続きを読む
『ギルバートグレイブ』('93米)再観た。過食症の母親と知的障害者の弟の面倒に縛られ耐えつつ懸命に生きるジョニーデップ演じる兄。ラストの「どこへでも行ける」がよかった。弟もつれて。ディカプリオ名演。
『マイルーム』('96米)観た。白血病で余命いくばくもない姉と絶縁状態にあった妹家族が再会する話し。邦題の『マイルーム』は反抗期の息子の新たな居場所みたいな感じなのかなぁって思ったら原作は『マーヴィン>>続きを読む
『トゥレスリー』('22米)観た。高額当選した宝くじも全てお酒につぎ込み、その後も周囲の親切な人たちや息子に愛想尽かされるダメ母ぶりが1時間以上続き、念願かなって廃墟をダイナーに生まれ変わらせる話。が>>続きを読む
『メランコリア』('11 諾)再観た。巨大惑星が地球に衝突するまでのこの世の終焉に対合う姉妹とその家族の話し。鬱症状の妹は結婚披露宴を台無しにし、その奇怪な行動の数々は元々のものなのか、惑星接近の予兆>>続きを読む
『サイドバイサイド 隣にいる人』('23日)観た。不思議な能力を持ち心身を癒したり人の過去が見えたりする男があの世と現世の狭間を行き来するような話し。不思議な住人の住む部屋が黄色とピンクと水色のイルム>>続きを読む
『マネーボーイズ』('21白)観た。男娼として働きながら田舎の家族に仕送りする男の話し。やばい客との一悶着で恋人の元を逃げ出してからの再会。ずっともやもやしてる男で終わり方ももやもやしてた。ドアを叩く>>続きを読む
『シスター 夏のわかれ道』('21中)観た。早くから自立し独立心と野心のある看護師が両親の休死で今まで関わったこともない幼い弟の養育をするようになり戸惑いつつもかけがえのない存在へと変わっていく話し。>>続きを読む
『ベネデッタ』('21白)観た。修道院で成長したベネデッタがやがて奇跡や聖痕、豹変して神がかり的なことを喋ったりで若くして修道院長になるが同性愛を告発され処刑の道を辿るまでの話し。うまいこと処刑もされ>>続きを読む
『イディオッツ』('98丁)観た。知的障害者のフリをして周囲の偽善を暴きく集団の話し。
その芝居がすごくうまい。
そのリーダー格の男は胸くそだけど、カレンの優しさと家族の中での存在が胸を打つ。
『ダンサーインザダーク』('00丁)再観た。ビョークがほんとに盲目にしかみえない。不幸な人がさらに追い討ちをかけるような悲惨な目にあう話し。しかし警察の友人の経済状況とか調査しないのも変だし、セルマな>>続きを読む
『ボディーズボディーズボディーズ』('22米)観た。富裕層の若者7人が人里離れた屋敷でパーティをする。嵐になり、スマホの電波も届かなくなる中ゲーム中に仲間の1人の死体を発見し、次々と追い詰められ本音を>>続きを読む
『夢野久作 少女地獄』('77日)観た。上流階級の女学校の校長や理事長たちが少女を食い物にする話し。少女たちの復讐がホラーでおもしろかった。
『オットーという男』('22米)観た。『幸せのひとりぼっち』のリメイク。前作よりわかりやすく丁寧な感じで、トムハンクスの安定な演技。でも回想というよりは死際の思考フィードバックという描かれた方のがおも>>続きを読む
『幸せなひとりぼっち』('15 瑞)観た。頑固で頑なで人を寄せつかないひとりぼっちの爺いの話し。自殺を図るも死にぞこなう間の意識の混迷の中で彼の過去が次第に明かされていく。唯一無二の奥さまの存在、ロマ>>続きを読む
『セインツ-約束の果て』('13米)観た。犯罪者カップルが離れ離れになっていてもずっとお互い魅かれ合ってる。女性と娘は周囲からも保護されていて、一方脱獄した男は破滅の道を辿るが、お互いの愛は変わらない>>続きを読む
『悲しみよさようなら』('90米)観た。ロキシーカーマイルってスター女優の帰郷歓迎ムードに沸き立つ田舎町。自分はロキシーの隠し子と信じているちょっと変わった女の子の成長譚。ロキシーカーマイルが最後まで>>続きを読む
『スチューデント』('88仏)観た。教授資格試験のため猛勉強中のソフィーマルソーとミュージシャンの男がスキー場で出会い、お互い超多忙の中、惹かれ合う話し。ヴァンサンランド若い。
『狂気の愛』('85仏)観た。銀行強盗したり、暗黒街のボスから女性(ソフィーマルソー)を奪還したりする話し。最初から最後まですごいハイテンションでスピーディではちゃめちゃでよくわかんなかった。ソフィー>>続きを読む
『少女娼婦けものみち』('80日)観た。同級生と海で初体験した少女がその日にトラック運転手の内田裕也とも経験してどっちかわからない子を身籠るが取り合いになる話し。少女のお母さんも男が変わる度に屋台が増>>続きを読む
『ミセスハリス、パリに行く』('22米)観た。家政婦の戦争未亡人が憧れのディオールのドレスを買うために貯めた現金持ってパリに行く話し。ミセスハリスの良い人さがディオールの人たちにも伝染して良いブランド>>続きを読む
『ソフィーマルソーの復讐の矢』('22仏)観た。作家であり刑事でもあるソフィーマルソーが浮気性の夫の不倫を目撃し、妹の死の真相も知り、DV夫から助けた母娘にもなんだよみたいな目に遭い、自暴自棄になり復>>続きを読む
『夜、鳥たちが啼く』('22日)観た。ものすごいやきもち焼きの売れない小説家の話し。先輩の離婚した妻子を自宅に住まわせるのとになり、奇妙な関係を続けつつ、次第にいい感じになる。もういつも救いのないよう>>続きを読む
『渇水』('23日)観た。日照り続きで水道料金を払っていないお宅の水を止める水道局員の話し。育児放棄された姉妹に出会い、自分の家族の在り方も重ね合わせ、水はただでいいじゃねえか!みたいな行動に駆り立て>>続きを読む
『ガールインザボックス』('16加)観た。ヒッチハイクした車の夫婦に箱にとじこめられ、何年も奴隷として監禁される話し。生まれながらのサディストの男にすっかり洗脳されて耐え続ける女性を救ったのは信仰だっ>>続きを読む
『ルームフォーレント』('19米)観た。DV夫に先立たれ借金まで負わされたおばさんと老女の中間くらいの女性が自宅でレンタルルームを始めるがその客に逐一深入りしのめり込む話し。痛いし、ちょっと気持ち悪か>>続きを読む
『あくまのきゅうさい』('18日)観た。虐待されていた子どもが親を殺す事件が続き、真相を追う刑事が自らの虐待の記憶を対峙しつつ、子どもたちの保育士にたどり着く話し。時々、唐突にダンスシーンをはさむ。
『ドゥノットコール/禁断の顧客リスト』('20米)観た。凄腕電話勧誘のプロが偏執狂の禁断の顧客リストに電話したことによって起こる悲劇。めんどくさい。
『スマイル』('22米)観た。笑いながら自殺する呪いをかけられ連鎖するように微笑みを湛えながら死んでいく人たちの話し。精神科医が自らも患者の笑い死を目撃したため、呪いを解くべく真相を突き止めようと試み>>続きを読む
レイトで『ひなぎく』('66 捷)観てきた。自由を規制されていたチェコの、おしゃれな人たちがみんな大好きな映画。お人形さんみたいな2人が下品にしたたかにポップに可愛くいたずらを仕掛ける話し。共産党指導>>続きを読む
『sick of myself』('22 諾)観た。承認欲求強過ぎて、ミュンヒハウゼン症候群myselfな人の話。副作用が問題となってる薬を大量に呑み続け皮膚炎、抜け毛、血まで噴き出てるのにやめないす>>続きを読む
『リミット』('22韓)観た。野沢尚原作。娘を誘拐された母親の代わりに犯人と接触する女刑事の話し。子供の臓器売買の組織的犯罪で女刑事の息子も囮として誘拐され指まで切断されちゃう。犯人気持ち悪かった。
『トニー滝谷』('04日)観た。村上春樹原作。無機質な絵を描く孤独な画家の半生。ジャズミュージシャンの息子として生まれ服を買いまくる妻との結婚生活、死別、そしてさらに孤独に。叙情的できれい。宮沢りえの>>続きを読む