青と黒さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

青と黒

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愛なのに(2021年製作の映画)

3.8

瀬戸康史の風貌が良い。古本屋で一日中本を読み一人暮らしのアパートで簡単なものを自炊する。小さいお仏壇もある。河合優実もとても良い。急にプロポーズする変わった女子高生役だけれどとてもナチュラルに演じてい>>続きを読む

MIRRORLIAR FILMS Season2(2022年製作の映画)

3.2

わたしはS1の方が好き。S1の方がバラエティに富んでいた気がする。今回は孤独や死や貧困などシリアスなテーマが多いと感じた。それらは長編向きの題材だと思う。個人的には短編ならでは、な作品が好き。
また今
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.8

これをシリーズに入れていいのかな?最終章と言いつつエピソード0、剣心が抜刀斎の頃の話し。なのでこれまでのシリーズの様な漫画原作アクション映画とは一線を画す。
実在の新撰組や桂小五郎と絡めたストーリーは
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8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

3.0

一応映画好きとしてこの珍しい作品を見ておこうと思って鑑賞。
一つの作品として見ると稚拙な感じは否めないけれどあの一歩でも外に出たら責められる当時に出来ることを考えやり遂げた努力は評価したい。
のんの話
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.7

いいと思った。そもそも邦画ではこの年代が主演になるのが少な過ぎる。ハードボイルドを気取るノワールな世界観と家庭や出版社の現実が混在して描かれる。キャストは超豪華。桃井かおりの存在感は際立つ。佐藤浩市親>>続きを読む

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

3.7

98分と短めでサクッと見られるお気軽なコメディ。元気なお年寄りがはちゃめちゃするのは結構好き。孫とやり合ううちに元気になっていくのがよく表れていた。孫やおじいちゃんの友だちもそれぞれがいいキャラ。ちょ>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

細部まで凝った丁寧な作りのストップモーション。映像だけではなくストーリーにも引き込まれる。ラストの戦いは盛り上がった。ベタではあるけれどグッときた。
ただ個人的にどうしてもグロい造形が苦手で。凝った造
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.9

見ていて辛かった。ジュディはワガママな子供みたいだけどそれは子供時代に子供らしいことが出来なかったから。大人になってからワガママ言って周りを振り回してしまう。本当に悲劇で今の子役はこんな事がないように>>続きを読む

夜明け(2019年製作の映画)

3.7

俳優の演技がとても良かったがストーリーとしては有りがちかな。ただ哲さんがシンイチに肩入れする理由はわかるしそれに対する周りの反応はリアルかも。見た人に委ねる感じのラストはわたしはいいと思う。所々ツッコ>>続きを読む

余命10年(2022年製作の映画)

4.1

正直言って見る前は10年って長いのでは?と思っていたが逆にその半端な長さが辛いとわかった。余命物の中では秀逸か。小松菜奈はほとんど泣いてばかりだが過剰に観客を泣かせようとはする演出は感じない。ラブスト>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.4

すごい。ちゃんと前作をリスペクトしつつ現代の世相も反映させた作りでリメイクした意味も感じられる。ダンスなどはパワフルになりわたしの最も好きな『America』も迫力のある仕上がりで満足。スペイン語のセ>>続きを読む

クール・ランニング(1993年製作の映画)

3.4

実話を諸々脚色して感動的に仕上げた。話は分かりやすくディズニー製作だし子供向けなのか?
あくまでも明るく作っていてトレーニングの苦労などをフィーチャーしていないのは良い。ただあまりにも感動的に作り過ぎ
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

3.4

ザ・雰囲気映画な感じ。でも幻想的なタイトルや稀有な透明感の2人、小松菜奈と宮沢氷魚で独特な世界観をもつ映画として成り立っている。
色使いはこだわったんだろうな。綺麗なんだけどどこか乾いた様に感じられた
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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

4.0

楽しく見れた。特に船上のダンシングクイーンとラストのカーテンコール?は上がった。ストーリーよりもミュージカルとして曲やダンスがいい。ソフィと若かりし母の時代が行ったり来たりで目まぐるしいけれど巧みなカ>>続きを読む

劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

3.8

空いた30分に何気なく見たドラマおいしい給食が面白くてハマってしまいようやく映画まで来た。ドラマのテイストそのままの映画。映画化したからって大スターなんて出さない。最初から大ヒットではなく中ヒット狙い>>続きを読む

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.0

絵が好き。線がないのに光と影で鮮やかに見えた。シンプルなんだけど力強い。それはストーリーにもつながる。やや説明的な前半だけれど後半の盛り上がり方が良い。神秘的な表現もあり美しい。独特の世界観に魅了され>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

同世代なので刺さってしまった。これは世代によって感じ方が違う映画だと思う。
差別が色濃く残るイギリスの田舎町。主人公のジャベドがめっちゃいい子。応援せずにはいられない。ブルーススプリングスティーンの曲
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こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)

4.0

コメディ部分が単純に笑えた。監督、脚本、主演のジア・リンが母への想いで作った映画らしい。確かに中年女性の母親だって若かった時があるからね。
登場人物の名前はなかなか覚えられなかったけどキャラは立ってい
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さがす(2022年製作の映画)

4.2

傑作だと思う。弱い父と強い娘の話し。父親の失踪で興味を持たせてからの展開は見事。そう来るか!という感じ。時系列は行ったり来たりだが全てスッキリできる脚本。最後違う結末を予想していたがあれがいい結末だっ>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.5

アクションに力を入れているのはわかるが多過ぎる気がする。もう少し数も長さも絞った方が注目できるし引き立つと思う。
長く続いてきたシリーズなのでストーリーに重きを置いてもいいと思う。その辺りの描き方が少
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.2

わたしは好きだった。159分と長いけれどそれでもおさまりきれない濃い話し。出会いから最後まで順を追っているので分かりやすく描かれている。
グッチ家の話だけれどデザイナーではなくその富にまつわるファミリ
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.7

優しい映画だった。序盤の分身3人とのダンスが楽しい。歌謡ショーなども笑える。図書館司書とのやりとりもいい。田中裕子は実際の年齢よりかなり上の役だったけれどさすがでどの場面でもリアルに見えた。
ただせっ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

エミリアの歌声は素晴らしくマイルズとの場面はキュンだし実際の聾唖の俳優さんたちが演じているから手話も本当に滑らか。また漁の場面もリアルに見えた。そして聾唖の方の家の中は騒音でうるさいとか気付かなかった>>続きを読む

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.4

キラキラではない青春ものは好きな分野なのだけれどちょっと微妙だったかな。ほとんどの人が高校生には見えなくて残念。
小寺さんのボルダリングに向き合う姿勢はよく出ていたと思うけれど周りがなぜその小寺さんに
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。コンフィデンスマンにベタな感動はいらない。長澤まさみは台詞回しなどダー子が板についている。リチャードの小日向さんは複雑な表情がさすがで個人的には助演男優賞。東出昌大のボクちゃんはそのキャラ>>続きを読む

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.0

ゲームはやらないけれど見てみた。やはりゲーム好きの人向け映画だと思う。ゲームの良さや楽しさ、映像の綺麗なところは伝わったが家族のドラマ部分はありがちなステレオタイプで目新しさがない。主人公は仕事もプラ>>続きを読む

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.7

映画の中にはこじらせ女子映画もよくあるけれどネイディーンはその中でもかなりモンスター級。本当にめんどくさいし自己中で振り回される周りには同情してしまう。でも気持ちがわからなくもない。そんな見せ方がうま>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

エンドゲーム同様ラストを飾るお祭り映画。ホーム版の復習は必須。できれば他のスパイダーマンも見ていた方が楽しめる。
今までのホーム版同様笑えるところもありアクションは今までより激しく今回がラストらしくし
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.4

山崎監督らしくVFX多用の綺麗な映像とわかりやすいストーリー。冒頭の戦闘部分の映像はさすがだと思った。ただ戦争映画としては戦艦設計者目線という事で珍しいけれどなんとなくキッチリ型にはまった映画という感>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

新作に備えて鑑賞。トムホランドの初々しさが存分に発揮されている。
133分とは思えない内容の濃さで個性豊かな同級生たちの紹介から悪役がなぜ悪者になったのかまで納得させる描き方。脚本がいいんだろうな。
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.7

もう少し変化球で来るかと思ったがストーリー的にはド直球。それでも冒頭からの時系列だったり強盗の計画説明と実行場面が交互に描かれるなど見せ方には工夫も感じられた。
登場人物はそれなりに多いが脇役でも端的
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.9

あまり情報入れずに見たほうが楽しめそう。前半はフィルが酷い人で見るのも辛いが最後まで見てほしい。派手さはないけれど見た後にずっしり来る作品。
ずっと独特な雰囲気をまとっているがしっかり計算されている気
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

初っ端からずっと皮肉が続く。コメディらしく誇張して描かれるのでもうホントにわかりやすい風刺。でもそれらが全て頷けてしまう。見ていてイライラするところもあるがそれはもし実際に起きたらこのようにイライラす>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.2

クリスマスと言うことで初見。静かに始まった物語も徐々にギアを上げていく。最後は手に汗握る展開に。前半は実写でもいけるのでは?と思っていたが後半からはアニメならではの描写になりやはり実写は無理だな笑
9
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音楽(2019年製作の映画)

4.0

とても手の込んだ素敵な背景に大橋さん独特の少ない線で描かれた人物の融合が面白い。背景がそのタッチも色も惚れ惚れするほど良い。好き。そしてストーリーに合わせ人物のタッチが変わるのも面白い。古美術のデッサ>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.7

少しのハラハラや少しのアクションはあるけれど終始穏やかなロードムービー。 40年前と言う時代設定がいい。カウボーイやロデオ、保安官など今では聞くこともないような単語が出てくるけれど西部劇ほど昔ではない>>続きを読む