さとさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

さと

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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.3

蒼井優が喪失感の眼をする、その演技がわたしは好きなんだ。自分が救われる想いがする。
それは、人の不幸の行く先が蜜の味がするのではなく、蒼井優のその眼に憧れを抱き、恋しい感覚に陥ることに等しい。
ただ
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

2.8

女だとか男だとかを超越する蒼井優の表情に圧巻。彼女を引き立たせる一本であったと言える。一人芝居。この物語の全ての舵は彼女の感情の中にあり、女も男も我慢やら嫉妬やら、隠しているものの全てを彼女が表してく>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.4

私は、ジブリ作品の「魔女の宅急便」を本当に幼い頃に観て、魔女が特別なのではなく、あくまでも、ありふれている存在として描かれていて感動し、憧れを抱いた。「魔女」というワードの作品を観たのは、何年振りだろ>>続きを読む

世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

3.6


うまくいくこと。
うまくいかないこと。

誰かに評価されること。
誰かを評価すること。

ひとつひとつの社会に
人間の生き方の縮図みたいなものが
当たり前にこの世に存在し、
感情の複雑な絡み合いが
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.3

小説を読まず、タイトルに惹かれ、鑑賞。
住野さんは、言葉を受け止める表現も素晴らしいし、言葉を届けようとする表現も素晴らしいのだと、感動。一冊の詩集を読んでいるかのような言葉遊びに幸せが溢れる。
映画
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劇場版ポケットモンスター キミにきめた!(2017年製作の映画)

3.0

わたしがピカチュウとサトシに出会ったのは、小学生の頃。正直、しばらくポケモンから離れていた。ポケモンにはタイプがあって、すべてに勝てるポケモンはいない。そんな属性の面白さからゲームにもはまり、そして、>>続きを読む

アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.0



恋も愛も暴動も

いつ終わってもいつ始まっても

誰にも知られないことばかり。


終わりって、始まりで
始まりって、終わり。

どこかで終わりと始まりが繋がっていく。

時系列に並べ直すと、どこ
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.3


生きることにも
死ぬことにも
相応の価値があるとしたら
やっぱりこの世の中は
生きて生きてもがいて誰かに
認めてもらおうと
命を輝かせる。


いつ、死んでも、構わない。


生きてる以上、
死ぬよ
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