あかぽこさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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父ありき(1942年製作の映画)

3.8

のちの『晩春』『秋刀魚の味』息子編の様な内容。

小津作品ならではの既にブレの無い確立された様式美と繊細な演出等、ある意味 こちらとしても予想出来る安心感~。

いつもの様に優しい気持ちにさせていただ
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

3.9

エログロナンセンス&不謹慎映像満載で相変わらず意味解らん映画だけど、オッサン化に伴い以前より嫌悪感も薄れつつ 20数年振りにチャレンジ再鑑賞。


タロットカードから成る唯一無二の映像センス!

これ
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ホルテンさんのはじめての冒険(2007年製作の映画)

3.2

仕事一筋、勤労な鉄道運転手が晴れの定年最後の日に遅刻…。

そこで何かが弾け飛んだのか?
それからの数々の行動のは 真面目一辺倒な人からしたら確かに冒険だわな~😅

ほんわか ゆるゆるな感じでユーモア
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

アマプラにあったんで。

苦手系A24で別段内容無いストーリーにしちゃ 以外と観れたかも?

音楽がウルトラセブンみたいな禁則コード進行が狙いすぎでワザいのと、主役の男の子→桐生祥秀→見れば見る程知り
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絶叫する地球 ロボット大襲撃(1964年製作の映画)

2.5

野郎心を刺激する ワクワクなタイトルとジャケットに興味を引かれて鑑賞 🤖

ロボと言うには余りにもお粗末過ぎて、ジャケの表現力って凄い効力なんだと改めて実感…😓

短編映画の様な短い尺なのに30分経っ
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君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

3.2

序盤のシーンが響き、最後まで違和感拭えずエンディング…。

子供同士でいじめ対象の人間のカ●掘るかぁ???


アメリカに渡り 過去を捨て、その間父を亡くしたが幸せな生活をしている最中、別段旧友の事も
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ライトニング・イン・ア・ボトル 〜ラジオシティ・ミュージックホール 奇蹟の夜〜(2004年製作の映画)

4.4

Race music~Jump Blues~RnB~Blues.

コテコテの日本人でまだブルースを知るまでの 人生経験を経て無いのでそこまで造詣は無いですが、多少なり自分が知る有名処が主演していたの
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将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年製作の映画)

3.5

最高指導者の葬儀や核をちらつかせる脅迫外交等、世界に公表する映像の全てが映画的演出の様で、この国家自体が滑稽な映画作品の様でいて、それでこの国自体がギリギリ成り立ってるのだと感じる、皮肉混じりなドキュ>>続きを読む

仮面ライダー THE FIRST(2005年製作の映画)

2.9

動画配信で発見。

過去に観た記憶は有るが、内容は忘却の彼方へ消え去っていたので月末作業しながら視聴。

石ノ森大先生の漫画原作版を軸にした、完全おっちゃん向け作品。

演者やストーリーはグダグダだけ
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.5

先に観た『地獄に堕ちた勇者ども』の姉妹作らしいので、難解臭プンプン故に今回は流石に解説や設定調べながら鑑賞。

原作の作家から作曲家への変更でマーラーの曲を使用する経緯や、ベニスの美しい町並みのロケー
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ホーボー・ウィズ・ショットガン(2011年製作の映画)

3.0

初見と思ってたら観た事あった B級 グラインド系ならではのバイオレンスアクション~🔫


町を牛耳る残虐悪党どもを、流れの主人公がこれまた残虐に掃除して行くこのジャンルならではの(?)お馴染みストーリ
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戦場よさらば(1932年製作の映画)

3.5

『武器よさらば』とごちゃるが こっちが正解。

これが有名な病室でのラストシーンねぇ~…😅

…思いの外 結構な恋愛モノで途中挫けそうになったけど、最後まで観届けた自分を誉めてあげたくなりました。

悲しみよこんにちは(1957年製作の映画)

3.0

パーティーに明け暮れ、夏は避暑地でバカンスの金持ち親子の色恋沙汰。

キレイなロケーションにファッションテキストの様なオサレ感。

心にゆとりの無いビンボー人の自分には、自業自得でどっちもどっちな金持
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SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

3.5

カトキ初監督作目当て、それも大友原作をどう解釈するか興味有って鑑賞。

国財扱いジ●リ作品とは有る意味真逆な4本のショートストーリー群。

CGでの初作からの用心棒のテーマっぽい曲から、壮大な江戸大火
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.0

色々な解釈と想像。
なかなか面白かったです。

終活の一環?
自分も同じ状況になったら家族に会いたくなるものなのかなぁ~?

優しそうな常識人の様だが、実際は好き勝手な人生の次男坊。
まぁ開始一時間位
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犯罪王リコ(1930年製作の映画)

3.5

『暗黒街の顔役』の前なので、こっちが『真』スカーフェイス?

成り上がりギャングストーリーモノのスタンダードな初期傑作。

今観てもピカレスクロマンとして充分面白かった。

ジョー役の俳優さんが無茶苦
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ラストデイズ(2005年製作の映画)

2.9

仮想フィクション作品で『あの人』の終期をモチーフにしただけの物語なので寄せる必要も無いのに、最初と最後に”Dedicate“ 揚げちゃうのはどうなんてしょうか???

内容は、兎に角垂れ流しなダラダラ
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ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

3.3

コテバリ狙いすぎ感は極力廃し、悲壮感の逆(?)を行く様に感じる演出は単純バカな自分には気付けばまんまとその術中に…😅

ゲイへの免疫がまだ無い自分には野郎の裸すら嫌悪する為、かなり精神的に気持ち悪く
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チキ・チキ・バン・バン(1968年製作の映画)

3.0

前知識無く初レンタル鑑賞。

オープニング、暫くの時間音だけ出て画面映ら無いのでプレイヤー壊れたかと思った…😅

『チキチキマシーン 猛レース』的レース映画だと思ったら大半が空想の夢オチ的話。

抗体
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ライク・サムワン・イン・ラブ(2012年製作の映画)

2.5

『風が吹くまま』からその後の中盤の作品群は観れる機会無くて未鑑賞だが、その辺から作風が変貌したのだろうか?

自分が知る中では『トスカーナの贋作』辺から玄人向け一見お断りスキル&テク多用の巨匠感剥き出
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ゴールキーパーの不安(1971年製作の映画)

3.0

ヴィム・ヴェンダースの商業映画の長編処女作で『ベルリン・天使の詩』の脚本家との初タッグに興味を引かれて鑑賞。

うわぁ…途轍もなく難解……😵

ドイツ産フィルムノワール的、ヴェンダース初ロードムービー
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ベルセルク 黄金時代篇 III 降臨(2012年製作の映画)

3.7

三部作が動画にあったのでこれだけ久々のながら鑑賞。

個人的には今作『蝕』から後の『黒い剣士』~物語の方が好きだケド、恩田さんの画はキレイでヌルヌルサクサクだから観ていてイイ気分~👍️

でも、声優陣
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トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

3.5

レンタル可能なカウリスマキ監督作品最後の映画…😭


『ラヴィ・ド・ボエーム』とのコンパチなんで必然的にドキュメンタリーライヴ映画がラストの作品に…。

皆が知る有名処のカバー曲は置いといて、コンボで
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ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

4.0

時系列無視の為、個人的にはマッティ兄貴最後の主演作品……😭

最早、語る事無し…。

最後はこの作品で良かった~…😭

合掌…🙏

まぼろし(2001年製作の映画)

3.5

まさにまぼろしが主体のストーリー。


死体を見る事で現実に戻れない様な気持ちの描写は経験無いがなんとなく解る気がする…。


そしてラストシーンは、一体何を意味するのだろうか…???


ここまで人
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ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR(1976年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

興味無い人には邪魔臭いと思われますので伏せておきます…😅

教育の一環?教材的意味合いもあるのか?
かの有名な暴走族『Black Emperor』ドキュメンタリー映画。

流しの映像はそんなに無く、
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街のあかり(2006年製作の映画)

4.1

三作通して真面目で勤労な主人公。
精一杯頑張っているのに運が無く 人付き合いが上手くいかないだけなのに、何をもってして『敗者』なのかは前々からサッパリ理解出来ないが『敗者三部作』の最終章。

相変わら
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「A」(1998年製作の映画)

4.0

2作目の方を先に観てしまい、半年以上順番待ちして やっと宅配レンタル鑑賞。

もう忘れちゃってたけど、森監督の人柄がなせる オウム真理教、破防法適用裁判までの荒木広報部長に密着のドキュメンタリー。
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.5

観ましたよ~👋


思った通り、オサレ監督にユーモアのセンスを求めるの酷だろうと思いつつ、小ネタギャグも予想内でちょっと失笑もの…(-.-)

苦手なディ●ニー スター・ウォーズのカワハギ顔のアンちゃ
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

3.8

これはキツい映画だなぁ…。

まだ見ぬ父に会う為に、保護者無しの所持金無しで ギリシャからドイツへの過酷過ぎる道程に挑む 幼き姉弟のリアル母(父)を訪ねて三千里的作品。


政治的不安定なギリシャでの
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リンドグレーン(2018年製作の映画)

3.0

誰もが知ってるスウェーデンの児童文学作家の伝記ストーリー……だと思ったら、ある意味結構な恋愛もの。

世に名高い著作の創作話では無く、思春期から始まり新聞記者を経てシンジルマザーを経験して後年の作家活
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スタークラッシュ(1978年製作の映画)

2.0

あらゆる影響力を含めてスター・●ォーズってスゴいなぁ~と、改めて思う作品。

ガンダムでいうところのガンガル、マジンガーならテコンVの様な、便乗バッタもんスペースオペラ。

C-3PO的立ち位置の黒い
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

3.5

大半が女性の主演者達で、黒人も多数主演の多様性。
人種差別の社会性も組み込んで、今ならアカデミー賞の基準バッチリな作品。

其れ故、公開時より約30年経った現在の方が伝わり易い内容で逆に昔だと良く解ら
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白夜のタンゴ(2013年製作の映画)

3.9

タンゴの造詣には疎いですが、アキ・カウリスマキ監督から辿り着き鑑賞。

タンゴの起源はアルゼンチンかフィンランドか?

ブエノスアイレスでタンゴミュージシャンとして著名な三人のアルゼンチン人がフィンラ
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ソルジャーブルー(1970年製作の映画)

4.3

個人的に中毒性有る隠れ名監督ラルフ・ネルソンの作品をまた観たくなり円盤購入。

あまり西部開拓時代に詳しい訳では無いが、他の媒体でもよく出てくるキーワード『サンドクリークの虐殺』が大オチのストーリー。
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.0

最近観直し始めたタルコフスキー作品なので再チャレンジ。

20数年前の初見では、勿論 ちんぷんかんぷんだったが、その後数々のSF作品を観ている内に、SF考証や虚空な宇宙空間での精神状態、別人格の多様性
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