zaさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

シルバー・グローブ/銀の惑星(1987年製作の映画)

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難しい。
想像力を刺激する強烈なビジュアルと世界観。内容が頭に入ってきにくく、デヴィッド・リンチの「DUNE 砂の惑星」みたいな感じかなーと思いきや。どちらかというとホドロフスキー作品に近かったような
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トゥルー・ストーリー(2015年製作の映画)

3.4

実話を元にした物語。2人の人間の関係性・対立がなかなか面白かった。
ジェームズ・フランコは見る度に違う人間を見ているかのよう。カメレオンっぷりが凄い。

セサミ・ストリートへ愛を込めて ~エルモに命を吹き込んだ人形師(2011年製作の映画)

3.7

セサミストリートのエルモを操る人のドキュメンタリー。

人形師に憧れて人形師になるって、なんか凄い。
エルモを見る子供たちの目がとても良い

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.2

第3次大戦後のパリ。地上から地下へ逃れ、支配者と奴隷に別れて暮らすことになった人類。科学者たちはエネルギー資源を過去の世界に求めて、奴隷を使った時間旅行の実験に取り組んだ。その実験はある実験体によって>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

ノーラン流、僕が考えた最強のスパイアクションSF映画

監督のやりたい設定・ビジュアルが先にあって、そこに物語や人物を配置していってそうな作り(いつもの事ではあるけど)。正直ビジュアル先行すぎて、肝心
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静かな光(2007年製作の映画)

4.5

これはちょっと点数が付けられない…
光や自然の匂いが伝わってくるような、極めて美しい撮影。
もしかしたら今まで見てきた中で一番美しい映画かもしれない。

ミッドナイト・スペシャル(2016年製作の映画)

3.5

『ミッドナイト・スペシャル』というのは、1934年にアメリカで生まれた民謡の事らしい。
アメリカ南部の囚人たちのことを歌っていて、人種差別が激しかった当時、不当に逮捕され拘置所に入れられた黒人たちが、
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.6

試写にて鑑賞。

西島秀俊似の主演俳優さんが激シブ。展開はスローで全体的に静かな映画ではあるものの、要所要所でガツンとインパクトのあるシーンを見せつけられる、非常にユニークな作品だった。分かりやすいと
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

良い意味で韓国映画のような重みのある映画だった。
役者さんも良く(一部を除いて)、特に終盤の松坂桃李の演技は見事。
日本でもこういった意義のある映画がもっと作られることを願う。

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.9

チャーリー・カウフマンの、『アノマリサ』以来5年ぶりとなる新作。
この作品のためにネトフリに再加入。
非常にクリエイティブで独創的な作品。才能は全く衰えておらず。
今までの作品以上に、頭の中がぐるぐる
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ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

3.9

1950年代ニューメキシコを舞台にしたSFミステリードラマ。
「空に何かがいる」
この言葉を聞いて高揚するSFファンにはオススメしたい一品。

スケールが小さいながらもそれを感じさせない物語の構成。そ
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来る(2018年製作の映画)

2.8

原作未読。
世界観・人物描写が完全にマンガ・ゲーム的。怖さ・不気味さも特にうまく表現されておらず、ホラーとしてなら『残穢』とかの方がよっぽど上手い。
CGのクオリティが高くないのはしょうがないにしても
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.3

原題『A Beautiful Day in the Neighborhood』。
『ミスター・ロジャースのご近所さんになろう』も泣けたけど、本作もめちゃくちゃ泣けた。

ロジャースの事を知らずにこの作
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ソリス(2018年製作の映画)

2.6

低予算SFにありがちな密室シチュエーション

事故に巻き込まれ、太陽に向かう遭難船。
登場人物は船内にいる主人公と通信相手の2人。
素人から見てもそうはならんだろうという展開がちらほら。

暗闇の中で(2017年製作の映画)

2.1

MV的なアート作品。
説明されないとなかなか内容が分かりづらい。
深夜テレビで流れてたりしたら超こわい。

ハーフネルソン(2006年製作の映画)

3.3

なかなか切ないドラマ。
ゴズリングもだけど、女の子の演技がとても良かった。

バンド曲は悪くないけど、ちょっと前に出すぎのようにも感じたり。
キャプテンマーベルの監督と言われても全然わからんなぁ…

ハピネス(1998年製作の映画)

3.4

人それぞれ、様々な愛の形や幸せを描いたブラックコメディ。PTAから深みをなくしたようなかんじ。
フィリップ・シーモア・ホフマンとディラン・ベイカーの最低っぷりが最高。

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.6

"Your Song"のシーンが良かった。
クイーンと比べるとそこまでファンという訳ではないので、まぁこれぐらいか・・

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.4

テンポは早めで、良くも悪くも今風な作品といった印象。
テーマは悪くないもののどう見せたいのかがやや中途半端に感じた。

変わり者の天才役でおなじみのカンバーバッチに加えてMCUのアイドルことトムホラン
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アンドロメダ…(1971年製作の映画)

3.8

いやー面白い。
派手なアクションは無くひたすら考察と実験が続いていくという、オタク向けなSF作品。実に硬派。

専門家チームが集結して宇宙の謎に立ち向かうというシチュエーションは、SF好きにはたまらん
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サラブレッド(2017年製作の映画)

3.3

無感情のアマンダと感情的なリリー

うっすらと滲むヨルゴス・ランティモス感。
スリラーなのか何なのか、何ともいえない不思議な作風。
役者陣の演技は良かった。

ルーシー・イン・ザ・スカイ(2019年製作の映画)

2.3

気になっていた作品。これはなかなか…残念作だった。

題材は良さそうなんだけど、何がダメなんだろう。編集?脚本?
「まるで妊娠したティーネイジャー」という台詞が出てくるが、主人公の行動はまさにずっとそ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.5

「イットカムズ~」はまぁまぁ楽しめたのでどうかなと思い鑑賞。

思ったほど…という感じではあった。
曲選びってやっぱセンス出るよなぁとつくづく思う。

せっかくフロリダが舞台なのだから、個人的にはもう
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ケーブル・ガイ(1996年製作の映画)

3.4

コメディとホラーは紙一重とよくいわれるが、まさにそこを狙った作品。冗談でやっているのか、本気なのか?それが分からず段々と怖くなってくるブラック・コメディ。

『トゥルーマンショー』がメディアによって生
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.3

映画としての魅力にちょっと欠けていたような。
おそらく原作の方が面白そう

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

3.5

導入は良かった。雰囲気も良く、ハンス・ジマー感のある音楽も好き。
が、残念ながら終盤にかけてやや肩透かしな結果に・・

説明しないのは別にいいのだけど、それでもやはり脚本が少し弱く、
”ありがちな終末
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.9

ビジュアル・造形に関する拘りはいつも通りではあるものの、ストーリー自体はリンチにしてはとても分かりやすく、シンプルに良い話。

善悪のラインがはっきりと別けて描かれるわけでなく朦朧としている中での、ア
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.0

今をときめくマッケンナ・グレイス主演。
お化け屋敷でドタバタ!

死霊館シリーズ、やばくなった時に手元に十字架ありがち

グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)

3.6

整形手術から戻ってきた母親が、もしかしたら別人なのでは…という恐怖を描いたオーストリア産ホラー。

軽めのホラーかな、と思いきやなかなかの良作だった。
やたらアレ(十)が映っていたのはそういう…