Akiさんの映画レビュー・感想・評価

Aki

Aki

曲馬団のサリー(1925年製作の映画)

4.4

演技派の象やら、ロデオみたいな車両やらあるが、やはり、祖母と孫のシーンがやたらとエモい。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.6

音楽もさることながら、演奏中のドラッギーな作画が素晴らしい。ああいうのもっと見てみたいですね。

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

4.5

事実上、2作で1作品。
鏡や反射のモチーフが、並行世界の主題と響き合う。
こちらの終盤については多幸感すらあった。傑作。

君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)

4.4

序盤、自転車を止めながら、ヒロインの足の動きを捉えたカットが好きー。

盲剣楼(2022年製作の映画)

4.5

美術面でかなり奮闘していると思う。色彩がわずかに好みで無いのが大変惜しい。

セノーテ(2019年製作の映画)

4.4

ポエムは土着性の強調と神秘性を持たせるため装飾のためか。

それは割とどうでもいいとして、正直、地上よりも水中撮影が断然面白い。水中の光線がこんなにも鮮やかと感じられるし、序盤から撮影者の、呼吸に伴う
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.7

ノリはガーディアンズオブギャラクシー。前半部でのソフィアリリスが様々な生物に変化しながら、敵本拠地から脱出するエラい気合いの入ったCG多様の長回しはもちろんのこと、特に明所に関しては素晴らしい美術と色>>続きを読む

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

4.4

光沢のある丁寧な作画と、90分以内という長尺。手堅く作り上げられた佳品。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.6

現時点のニールブロムカンプの最高傑作という評価には頷けるし、ゲーム性の意識されたCG多用はブラムカンプの署名なのも分かるけど、やはり、第9地区にあったようなパンクな変態性は無いよなぁと。

高望みなの
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スピオーネ(1928年製作の映画)

4.5

この時代でスパイ映画がほとんど完成してることに驚いてしまう。スペクターかよと思っていたら、最後にはジョーカーだし。

というか気になったのが、当時のカフェって本当にボクシングやってたんですかね?俯瞰の
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ウィリーが凱旋するとき(1950年製作の映画)

4.4

後半の冒険譚、アルコール芸より、前半の不憫っぷりが楽しい。ひたすら天丼の反復芸なんだけど、チェスタトンの『木曜の男』を読み終えた時のような満足感があった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.4

世評からどんな8 1/2以上の迷宮映画になっているかと、かなり構えながら見たけど、千と千尋以降の宮崎駿で安心した。

「君たちはどう生きるか」ってのは鑑賞者にはもちろん、特に宮崎駿が強く意識してるのは
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

インドという国はこの映画を世に送り出すために生まれたんじゃないかと錯覚するくらいに面白かった。

これだけアクションにおいてスローモーションを多用しながら瑕疵と感じさせないのは、緩急の付け方と審美性が
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

1期最終話放送当時、常守の「法」に関する考え方をベラベラ喋らせるのが、とても浮いてるように感じていて仕方なかったのだけど、3期冒頭によく上手いこと繋げたなと感心すらした。言ってしまえば、その決断と動機>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

期待が過剰だったのは否めないけど、アニメ嫌いの嫁の人が、点数入った時にガッツポーズ決めるくらいに熱く盛り上がってたのでヨシとしましょう。
3Dアニメーションと音響の到達点の現状がどんなものかを楽しませ
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サンライズ(1927年製作の映画)

4.5

犬と豚が良い演技してて、最後の婆ちゃんの嬉し顔のクローズアップも好き。そして何より、数々の魔術的なディゾルブよ。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.4

3D映画としては特に新規の驚きもなく、ゼロ・グラビティはおろかザ・ウォークにも劣り、内容自体も到底3時間に見合うものではなく、正直2時間で飽きていた。次回作は確実に劇場では見ない。

レミニセンス(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

よく出来たSFミステリ。
「水面下にある隠されたものを暴く」という構造が二重三重に重ねられ(記憶、地主の秘密(だから世界は水に沈んでいる)、ヒロインの動機と行方)、円環と回転、列車の使い方(遡行する等
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.3

人間爆弾など、注目すべきものはあるのだけど、自己言及的なメタトークが、絵にならず、しかも無駄に長い。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.4

評価とは関係無いけど、水平線の向こうを目指す話の割には「ネットの海は広大だわ」といった飛躍は無い。この手の設定から繰り出されるSF的展開は使い尽くされている感はあるけども、結局は飼い主が変わっただけで>>続きを読む

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