あかっかさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Mr.タスク(2014年製作の映画)

3.5

2023_030

あなたが最後に目にするのは

人間の醜さか

セイウチの美しい涙か


なんてヘンテコな映画なんだろうか。基本は笑えるのだが、心の何処かで他人事ではないような気が薄っすらとする。
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.5

2023_029

満たされないあなたに

究極の快楽を


性嗜好としてのSMを突き詰めたワンランク上の方々の映画という解釈。最近マイブームがクリーチャーや特殊効果なので、本作は見所盛り沢山でした。
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羅生門(1950年製作の映画)

3.5

2023_028

雨と嘘とボレロの調べ


侍の死とそれに立ち合った三人のそれぞれの証言を重ねて行く、黒澤明監督の名を世界に知らしめた1本。

羅生門のおどろおどろしさと、どうやって降らせているのか
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私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

2.5

2023_027

青春って、こんなに痛い


女子高生4人組が家出同然九州から渋谷まで自転車で大好きなクリープハイプのライブに行くお話。(早々に断念しヒッチハイク旅になります)

ブレブレのカメラ、
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

4.5

2023_026

新たな時代の扉を開き

メディアに死を与えよ

今、ここが新時代だ


久々に街を徘徊し、中古DVD屋さんで目に止まったので購入。確か前にも買った気がする。鑑賞は10年以上ぶりか。
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ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.0

2023_025

人生は冒険だ!

※ただし冒険にはお金がかかります


ウェス・アンダーソン監督のファンですが、本作だけはどうもピンと来なくて、『悪魔の発明』を観た後で改めて観直すもやはりピンと来
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

4.0

2023_024

極上エンターテイメント!身代金100億円の大誘拐事件!

その裏に込められた『奪われたもの』のメッセージを読み解け


前科者の3人が思いついた誘拐。攫った老女は愉快犯で知能犯だっ
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悪魔の発明(1957年製作の映画)

4.5

2023_023

1958年からやって来た

未知で異次元で斬新な

ヴィジュアルセンスが爆発する!


ずーーーっと気になっていた作品をDVD購入しようやく鑑賞。期待通り、いや期待以上の素晴らしさ
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.5

2023_022

生き残るのは

『人間』か『それ』か


『クリーチャー・デザイナーズ』の流れで特殊効果アーティストであるロブ・ボッティン氏のお仕事を確認したく数十年振りに鑑賞。

SFホラー不朽
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ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

4.0

2023_021

きっとひとりじゃない


自殺未遂を繰り返すが死ねない主人公サンマン。ある日、死者が見える様になり、彼らの望みを叶える為に奮闘するが…。

ゴーストもののコメディとしては王道の展開
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クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち(2015年製作の映画)

4.0

2023_020

創造が許されるのは

女性と神とクリエイターのみ

創り出せ、新しい生命を!


昨年末にフィル・ティペット監督のMAD GOD、デルトロ監督のピノッキオを観たので本作はタイミング
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.0

2023_019

東京グッドルーザーズ!


捨てられた赤ん坊を拾ったホームレスたちが繰り広げるドタバタ人情ドラマ。

オープニングクレジットの出し方からして素晴らしい。繊細なアニメーションに先の読
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ヤコペッティのさらばアフリカ(1966年製作の映画)

3.5

2023_018

地上で最も残虐な動物

その行動の記録


モンド映画の巨匠グァルティエロ・ヤコペッティ監督の大問題作。
ジャーナリズムと野次馬根性の境界線を行ったり来たり。真実と虚構をごちゃ混ぜ
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スペースバンパイア(1985年製作の映画)

4.0

2023_017

宇宙には知ってはならない秘密がある

禁断の出逢いが世界を滅ぼす


行方不明になっていた宇宙船が地球に接近。調査隊が乗り込むとそこには美しい女性が眠っていた。

始まりは覚えてい
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ゴーストマスター(2018年製作の映画)

2.5

2023_016

トビー・フーパー愛が炸裂!

映画愛が暴走!

結果『スペースバンパイア』を観る羽目になった!


初っ端なから出てくる映画のタイトルがよりにもよって『スペースバンパイア』って!そ
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パリは燃えているか(1966年製作の映画)

3.5

2023_015

『パリは燃えているか?』

この言葉の意味を知る
誰の言葉かを知る
そして自由の火が灯る


第二次世界大戦中、ドイツ軍の占領下にあったパリを舞台にレジスタンスと連合軍によるパリ解
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

2023_014

コロシ以外はできかねましゅ


可愛い殺し屋さんの日常を描いた異色のアクションバイオレンス。評判通りの面白さ。

可愛い殺し屋と言えばキック・アスのヒットガールが浮かびますが、こち
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落下の王国(2006年製作の映画)

5.0

生きとし生けるもののすべてが訪れる

ようこそ落下の王国へ

これは哀しい哀しい物語のはじまり

ではない


優しい愛に溢れた美しく最強の物語。そう、物語というのはこうであって欲しい。

自殺願望の
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日本人のへそ(1976年製作の映画)

3.5

毒と知と偏見に満ちた

これぞ日本人のへそ!


吃音矯正の為の芝居を軸に、日本人の腹を割く毒てんこ盛りの風刺劇。

舞台演劇を映画に落とし込みながらも更にそこからの多重構造に頭がクラクラした。

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キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性(2012年製作の映画)

4.0

もっと光を!


映画好きならば本作を観てとてもとても残念な気持ちになることだろう。多少なりとも我々がありがたがっているアカデミー賞でさえ、ある一部の人間に牛耳られ本来ならばもっと光があたるはずの人た
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THE COCKPIT(2014年製作の映画)

3.0

無限の音宇宙

イメージの源流

コックピットで操縦

まだ夢の途中


ヒップホップの創作の現場に密着し、ひとつの曲が出来上がっていく過程を記録した音楽ドキュメンタリー。三宅唱監督作品振り返りで鑑賞
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デモニック(2021年製作の映画)

2.0

どうしちゃったのブロムカンプ!

もしかして呪われたのは監督かも?


『第9地区』で脚光を浴びた鬼才ニール・ブロムカンプ監督2021年の作品。

大量殺人事件を起こした昏睡状態の母親の意識を呼び戻す
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事件記者(1959年製作の映画)

4.0

平和すぎる世の中じゃ

商売上がったり!

オレたち正義の新聞記者


古い作品を観たくなってアマプラで探して見つけた本作。新米新聞記者を通して事件記者の活躍を描く。

ビッグバンドのジャズ、1950
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.5

ある家族の幸せのかたち

失い、奪い、また失う

群れを逸れたのは人か羊か


劇場で観たかったのに、仕事が立て込んでいる時期で叶わず。早々にアマプラに来たので早速鑑賞。

あぁ、これやっぱり劇場で観
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.0

くだらない!バカバカしい!

無駄な豪華キャスト!予算幾らだ!

この後始末、誰がする?


酷評の嵐が吹き荒れて炎上までしていた本作ですが、息抜きには程良いバカさ加減だし、アマプラしかもスマホで観る
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あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

4.5

何故生きる?

何故存在する?

《真実》を知った男の孤独と狂気


凄い!1973年。つまり50年前に作られた西ドイツ(当時)の近未来SFサスペンス。監督はニュー・ジャーマン・シネマの鬼才R・W・フ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.5

時代は移り変わる

それでも大切なものは変わらない

情けは人の為ならず

神は見返りを求めず


吉田恵輔監督らしい、人間の嫌ぁ〜な部分を炙り出し、ことの本質を露わにする作品。

題材はYouTub
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.5

2023_003

さあ音楽の扉を開けろ!

電子の音の母たちの物語


ほぼ主人公の部屋だけで進む為、多少の事前情報や音楽的知識、歴史観がないと迷子になるかも。

1978年、電子音楽夜明け前のパリ
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やくたたず(2010年製作の映画)

3.5

ただなんとなく

誰かの役に立ちたい

そんな気持ち


モノクロの映像が雄弁に語る。高校生3人のどこか不穏な日常を誰かの目線で切り取った、特に何が起きるわけでもない、そんな作品だが目が離せなかった。
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

2023_001❶

音、音、音。

溢れ出す剥き出しの音に、

じっと目を澄ます。


耳が聞こえないボクサーの話だが、冒頭からインダストリアルミュージックの様な統制されたボクシングジムの練習音が心
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GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

3.5

光と影と音と豚

演技ではない本当の哀しみを写す


農場ドキュメンタリー。
ナレーションや音楽はなく、ただただ母豚であるGUNDAを写し出します。

モノクロの映像は印影が鮮やかで、観ているうちに不
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ワンダフルワールドエンド(2014年製作の映画)

3.5

何者かになりたい

他の誰でもない

わたしになりたい


テーマが少々乱雑に配置されているのが気になった。中心というか軸がブレブレな感じ。
しかしその不安定さそのものが主人公である詩織自身であり、ま
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.0

ずっと側にいる

なんてできないから

自分らしく自由に生きろ!


ギレルモ・デル・トロ監督がストップモーションアニメーションでピノキオ作るって、期待しかなかった本作。Netflix製作ですが、そり
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.0

この世界の半分は闇で

もう半分は幻想で

それでも明けない夜はない


存続が危ぶまれる地方の映画館、朝日座。恩師に頼まれその立て直しを計る主人公の茂木莉子(モギリコ)。映画、映画館への愛を描きなが
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いとみち(2020年製作の映画)

4.0

響かせよう

これが私の生きる道


青森に住む内気な女子高生のお話で、津軽弁が凄い!これは聞いてもらわないとわからないと思いますが、本当に難解。ただ前後の会話でなんとなくわかるようになっているのは脚
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.5

目を開けて見る

最狂の悪夢


なんですか、これは!?
まさかここまでソリッドな作品とは思わなかったというのが正直な感想。

セリフなし、説明ほぼなし、絵だけで観客の脳髄を引き摺り出し、内臓をかき混
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