むくさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

むく

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日本の悲劇(1953年製作の映画)

4.0

傑作。
親と子のすれ違いが鮮烈。
回想を巧みに使った素晴らしい演出。

映画刀剣乱舞-黎明-(2023年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

なんか....勿体無い......

刀剣乱舞シリーズは前作の映画しか見ていないけれど、前作は新解釈・本能寺の側面もあり、歴史が好きな人たちでも楽しめるエンタメ作品という印象があった。

今回は、正直
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.6

ほんと人の悪い部分が全部でてる。
私もそっち側の感情をもってることを実感してしまったのも鬱。

狂気じみたムロツヨシは恐怖でしかない。

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.2

大人と子供の境界って14歳なのかな。

あの中には過去のクラスメイトに似た子がいたし、私もいた。
男子うざい!うるさい!な女子、エロいこと知ってるぜ!な男子。大人が思うthe 中学生。
そんな彼女/彼
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

超絶体感型作品。音響を売りにしている劇場で見るべき作品。

情熱の赤ではなく、それを超越した青。まさに彼らの熱は青だった。
音楽も素晴らしい。ジャズは感情をそのまま表現するとはこのことか。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

人間の底力を山本氏から強く感じた。
生きることへの執念、愛する気持ち、彼の人間に関する哲学を全編通じて描き出す。
それに感銘をうける、ほかの俘虜達の姿もとても熱い。今すぐにでも死んでもおかしくない状況
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.8

こんなんずるいじゃん!!!
赤ずきんちゃん、学校、いじめ、孤立....などなどさまざまな要素が盛り込まれるなか、かがみの中の世界で皆が心を開き、居場所を作っていく様子に心がじんわりとし、作画で疑問があ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

マルチバースに、ドラマシリーズとどんどん広がっていくマーベル。
正直もうついていけないレベル。話の質も落ちている気がする、アントマン の規模でアベンジャーズ 的な展開ができてしまっている。こんな風に感
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

作品が素晴らしいのはもちろん、デジタルリマスターでさらに美しい映像でこの名作を映画館で体験できたことが嬉しい。

再見する人も多いからか、みんながもうすぐこうなる!ということを予期して息を呑む音が聞こ
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

愛を軸に描くとこんなにも違う印象を受けるのか、織田信長。
とにかく金をかけ、ド派手な演出でこだわり抜いたのは伝わる。しかし、これはエンタメの範囲内に収まるものであって、ここに時代的なリアリティを追及し
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バビロン(2021年製作の映画)

4.2

最高!最高!!最高!!!

映画愛に溢れてる!!!これが映画だ!!夢だ!!挫折だ!現実だ!!!
お前らデカいスクリーンでこんなに汚いもの全部見せてやるわいって気概を感じるほどの汚さ。
汚いくせに、おし
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.0

ハードボイルドやりたい!の一心は伝わる。
でも物語としてははちゃめちゃ。
あんまり合わなかったな。

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

エゴという名の愛。愛の映画。

何をエゴとするかは受け取り手次第。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.6

色彩が素晴らしい。
君の名はで感じたカッコつけたクサイ台詞とか、ベタベタな恋愛模様が割とマイルドになっていて見やすかった。
何より、すずめがアグレッシブ。とんでもないやつ。行動力がえぐすぎる。

「お
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

パニック映画としても面白いし、韓国の贅沢すぎる俳優陣だから安心して見れる。

にしても、まるで自分も機内にいるような緊張感だった。
日本の描写もまあ関係悪くならない程度でよかったのでは。。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.5

白黒なのに没入感のある映像。

会話が楽しい。日常の一部という感じが心地いい。

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

震災が引き起こした悲劇。それは、自然によるものだけではなく人の手によるものでもある。
でもみんな精一杯生きるのに必死で、手が回らなくなるよねという同情の気持ちもあり。

佐藤健と清原果耶の演技素晴らし
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

-

見るのがしんどい。

アニメとはいえ、いや、アニメだからこそ残酷。

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.5

ドラマシリーズが大好きで、あの時のキャストが勢揃いでほんと最高....!!!!な、はずが。

詰め込みすぎです。後半カオスすぎやしませんか。
ハント先生が言ってることが全てです。彼が正しいと思います。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

何にも知らずに見たけど、めちゃくちゃ面白い。疾走感が半端じゃない。

あ、宮城が主人公なんだと思っていたら、実際は桜木なのね。
それぞれの背景も説明され、初心者にもとても優しかった。
でもやっぱりここ
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母性(2022年製作の映画)

3.5

視点が違えば、見えてくる話も違う。
毒親であり、母親依存であり、という見方もあれば、
娘を愛せない、母親を愛していると捉えることもできる。
まあでも、そんな感じ。何より女たちの物語に男性が介入してこな
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

3.8

すごすぎ。ただでさえアクションが素晴らしいのに、カット割でより疾走感がでてる。現代の映画といっても通用するくらい古さがない。

ある男(2022年製作の映画)

3.7

じわじわと胸に突き刺してくる。
名前というアイデンティティ、誰かのせいで決められてしまった人生。何を求めて自分を偽るのか。

今回は戸籍だったけど、人が違う人になりきろうとすることなんてよくあることだ
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月の満ち欠け(2022年製作の映画)

2.7

人生やりなおしたくて仕方ないワガママるりちゃんの物語に見えてしまったので冷めた。

クサイ台詞多くてこっちが恥ずかしくなる。

小山内夫婦が不憫。馴れ初め2時間やってくれ!!!

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.7

追悼映画として素晴らしい。
主演を失うという映画においては致命的になるものを、その喪失を強さに変えていく様子が素晴らしかった。

前作のような黒人のヒーローという歴史や文化をふんだんに取り入れた、歴史
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

実話ベースに実際にたたかった本人たちが本人役で出演するという意欲作。

もっと実際の事件は長いものだと勝手に思っていたから、彼らの勇敢な行動で即座に確保までいけたことに驚いた。
だからこそ、この事件を
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

全人類が見るべきエンターテイメント。最高。

熱い男の友情、迫力のアクション、そしてインド映画ならではのシーンの数々。3時間というと抵抗あるけど体感1時間くらい。無駄がない。

頭の中はナートゥでいっ
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孔雀の嘆き(2022年製作の映画)

3.5

人身売買や貧困という重いテーマ。
絶対悪なる人物が登場してこないから余計辛い。

独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

2.5

映像技術の素晴らしさ、そして美しさ。
一方で、知識がないと置いていかれる部分も多く。。。

あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

3.5

若年性乳がんという重たいテーマを軸におきながらも、描かれるのは人間との温かな関わりであるから、ヘビーな印象はない。

主人公が、小説に留めておいた感情をちゃんと言葉にして発していく様がよかった。周りの
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

短い時間にテンポよく詰め込んで、全部面白くてダレることなく駆け抜ける。

早くみんな見て。もっと上映館拡大して!

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.2

青年の甘酸っぱい恋模様かと思いきや、突き落とされました。
正直、私はこの主人公の危うい部分に好意的ではないので、最後彼がした選択で「よかった」と感じてしまった。
ヒロインの選択も個人的には狂っていると
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カイマック(2022年製作の映画)

3.5

私の横にいた海外の方は随所で大笑い。
やっぱり異国との感性は違うなあと思いながら見ていた。

とんでもない作品だと思う。2組の夫婦の辿る運命が日本ではありえないような展開になっていて。特にラストにかけ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.2

誰もがこんな高校時代を送っていただろう時間を丁寧に切り取る。

卒業って別れとかサヨナラがあって、彼女たちはそれに向き合う。青春特有の胸がギュッとなる感じがずっと続く。

主要キャスト4人が良いのはも
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チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)

3.6

初チャップリン作品。
凄い。面白すぎる。
音楽、ナレーション付きの上映だったけど、当時はサイレントだったってことだよね?
マイムだけでここまでさまざまな表現ができることに驚く。