私は地方出身者で、今でこそ東京にいるものの地方住みであったからこそ地方で上映されていない素晴らしい映画がたくさんあることを知った。
アピチャッポン、ペマツェテン、そしてこの『細い目』の映画監督ヤスミン>>続きを読む
映画が開始されてタイトルが流れるー『普通の家族』ー。そこから繰り広げられる「普通じゃない」感がすごい。
罵倒しあい、貶めあい、小突きあう少女ジェーンと少年アリエスの若いカップル。ジェーンは泣くのが仕事>>続きを読む
観終わった後、なんだか鼻の奥がツンとして、目に涙が滲んだ。
初めての恋はちょっとしたことに傷つき、喜び、頑なになるものだ。寝ても醒めても好きな人で頭がいっぱいになって、大事なことに手がつかなくなって、>>続きを読む
どの国でも専業主婦の世界というのは狭いのだなと、この映画を観ながら考えた。
夫には職場が、子どもには学校が、それぞれ家とは別に生きる世界がある。
しかし専業主婦はどうだろう。家が職場であり、生活の場だ>>続きを読む
どこにでもいる父、母、娘、息子の四人家族。でもそれぞれが人には言えない秘密を心に抱えていた…というストーリーの映画は、もしかしたらこの映画の他にもかつて存在したかもしれない。
しかしこの映画が他の映画>>続きを読む
花のマニキュア、色鉛筆、手づくりのミサンガ。子どものときの記憶が蘇る。
いまも昔も変わりなく、女の子の世界は狭く、どこか野生的。「誰が一番強いか」嗅覚を働かせ、強い子におもねる。グループの一員になれ>>続きを読む
日本は島国だ。だからこそ他国から侵略されることなく、ほぼ単一民族として長くその国を保ってきた。
しかし、世界に目を向ければそのほとんどの国は他国と国境を接している。人はより多くのお金を手にするため、家>>続きを読む
この映画の舞台は中国西北部の寧夏回族自治区の村。そこでは厳しい自然環境の中、農業や牧羊が行われている。草むしりも水を井戸から汲むのも自力で行わねばならず、その生活は楽ではない。
大雨が降る日は泥まみれ>>続きを読む
舞台はスリランカ東部、時代は内戦の真っ只中の1989年。
民兵に夫を殺され、一家の大黒柱を失ってしまった主婦クスムは家族を養うため必死になって仕事を探すが、行く先々で大きな壁が立ち塞がる…。
この一>>続きを読む