yukoさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

メメント(2000年製作の映画)

3.8

なんじゃこりゃー。ノーランの2作目らしいノワール映画。手法が斬新すぎて、主人公さながらに混乱させられたのだが、それが狙いなのだろう。まんまと不安感を煽られた。

2度見て、時系列を順番通りにしたバージ
>>続きを読む

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.0

麻薬常習者、誘拐、売人、街のギャング、探偵、小説は読んでないけど、有りがちな設定がチープで盛りすぎな演出に感じた。

キャスティングミス?主人公が地元のギャングとタフに渡り合う設定と、ケイシーアフレッ
>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.8

久々に観た。リアルタイムではエンディングが衝撃すぎて動けなかったっけ。脚本も良いし、なんといってもラストのブラピの演技力に圧倒された。モーガンフリーマンもケビンスペイシーも役どころがハマってて安定感抜>>続きを読む

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.3

なんだこの晴々しいほどの躍動感と切なさは。母の愛と子の葛藤が実にストレートに生き生きと描かれている。この映画には裏がない。あるのは表だけだ。

幼いときの雨と雪の声に切なくなるほどキュンキュンしてしま
>>続きを読む

アビエイター(2004年製作の映画)

4.0

ハワードヒューズの伝記的映画。ディカプリオの迫真に迫る演技が見もの。夢を追う輝く瞳も、絶望に暮れる荒れた瞳も、きっちり魅せてくれる。俳優としてのキャリアを不動なものにしていく時期のレオさまは必見。

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.9

何度観ても良い映画。イーストウッドらしいヒューマンドラマ。

前半のヒラリースワンクのファイトシーンにはしびれる。とはいえこの映画は後半部分にこそ肝がある。

淡々と語られる静かな会話シーンの、言葉の
>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.3

ストーリーの内容よりも、森田剛の演技そのものが、鋭利な刃物のようで目が離せなかった。背中だけで怖さや怯えや優しさを饒舌に演じられる俳優さん。背中に迫力がある。ラストの回想シーンの演技では思わず泣けた。>>続きを読む

マグノリア(1999年製作の映画)

4.0

三時間近くある映画だけど、ずっとドキドキしながら最後まで観れた。こういう群像劇好きだな。役者さんも演技派ばかりで見応えがある。トム・クルーズの存在感凄!

ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.0

息子に誘われて観た。ふと、子供時代にこういうのたくさん観て育った子供は、将来どんな映画を観るようになるのかなとか思った。句読点なしのエンターテイメントとキュートなキャラにてっぱんで喜ぶ息子。私は彼の年>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.9

久しぶりに魂が震える映画を観た。演劇がテーマなのに凄く映画的でもあり、テンポ良くストーリーに引き込まれる。

劇場のステージからバックヤードまで、動線を長時間ワンカットで撮る手法が圧巻。役者陣に力があ
>>続きを読む

パラノーマル・アクティビティ2(2010年製作の映画)

2.3

アメリカの悪魔より、日本の幽霊や、サイコパスの方が怖い。

ヴィジット(2015年製作の映画)

4.4

シャマラン監督らしさたっぷりのサスペンスホラー。おばーちゃんの奇行がまじ怖いっす。演技力凄い。ハンディでの視点が疲れるけど怖い。

シャマランらしい茶目っ気やギャグぽさもあって、ラストのラップのシーン
>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.6

元々は朗読劇だったということで、今回アクションシーンは控えめで、会話の駆け引きがメインなのだが、その駆け引きがタランティーノらしくねちっこくて、ピリピリしてていい。このはりつめた一触即発な空気感こそタ>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.5

一言でさいこー。タランティーノ的要素もあり、テンポも音楽も良くて、好みだわぁ。

とにかくクロエちゃんが可愛すぎる。日本じゃ子役にこんなことやらせたら児童虐待で訴えられる。。やっぱアメリカぶっとんでる
>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.6

期待通り凄くよかった。映画全体の演出のセンスが秀逸。オープニングのかっこよさ、もの哀しいラストとクレジットと流れる音楽までナイスセンス。

ルーニーマーラの物憂げな可愛さと、聡明なかっこよさといったら
>>続きを読む

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

1.0

TSUTAYAのPOPに騙されたー。テンポも間延びしてるし、オチもありがちな感じだし。うーん、見なきゃよかった。

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

4.1

キャラに始まり、キャラに終わる。キャラクターを楽しめるかで、この映画の好き嫌いが別れる気がする。

自分はやっぱり、ハーレイちゃんとジョーカーのカップルが好き\(^o^)/ハーレイクインのちょっと抜け
>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.1

ビビりの自分には程よい怖さだった。なんも考えず最後までドキドキ楽しめた。くるぞくるぞ、はいキターっていう、わかりやすく気持ちよく怖がれるストーリー。

まぁまぁいい買い物したなって感じの消費系映画。2
>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

4.0

細かくみると映画としては二流ぽいとこもあるんだけど、イリュージョンの描写が中二病的に好きなんだよなぁ。

トランプまわすとことか、雨のトリックのとこは素直に好きな場面。

ペット(2016年製作の映画)

1.0

子供向けのこういうエンタメ的なアニメ映画ばかり見て育った子たちって、想像力が鈍くなりそう。

ノンストップドタバタ劇で、余韻や間を楽しむ暇もなく、気づいたら終わってる。そんな映画。

ルーム(2015年製作の映画)

3.5

映画としていくら描写したとしても、真実に勝るものはないんだろうなと、色々な想像がよぎり集中出来なかった。

重く長く永遠にも感じる7年の歳月を、たかが2時間の映画に閉じ込めるのはそもそも不可能ではない
>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.9

レオナルドディカプリオの圧倒的な演技に、息が出来なくなる。セリフがほとんどないとは思えないような、雄弁な表現力はもはや怪物。彼はいったいどこまで行くのか。脇を支えるトムハーディも演技派。

視点を変え
>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.7

全編に渡り、テイタムオニールの子役としての才能から目が離せない。生意気で、大人びてて、賢くて、可愛い。寂しさや嫉妬を絶妙に演じきるさまは大人顔負け。煙草の吸い方の堂の入り方にはおののく。

モーゼ役の
>>続きを読む

卒業(1967年製作の映画)

2.0

改めて冷静に観てみると、登場人物がみんな最低だなと。サイモン&ガーファンクルの純朴な雰囲気がだいぶミスマッチ。ダスティンホフマンがどんどん破天荒になっていって、ツッコミどころありすぎ。

エンディング
>>続きを読む

誰が為に鐘は鳴る(1943年製作の映画)

2.0

ストーリー云々より、イングリットバーグマンがとにかくキュート\(^o^)/イケメンとかわいこちゃん。それだけでこの時代の映画はエンターテイメントだったんじゃないのかな。

|<