MGJさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

5.0

やっぱりIMAXで見るべきですか。

そうですよね。

一般上映で見てもキレイで滑らかで、息遣いや鼓動が聞こえそうな体験でした。

あの世界を体験し、自然の美しさや争いの無益さを感じられれば、それで良
>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

5.0

あれ?
ドラマと勘違いして見始めてしまったw

えらい金のかかったドラマやなー

…あれ?映画か?

考え抜かれたアクションの展開、戦闘、印象に残るシーンが多く、この類のアクション映画で今更「ブラボー
>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

3.0

あー、えーと。



炎炎の消防隊、アナザーワールド。

現場からは以上です🫡

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

悪くないけど、物足りない。
まぁ、アクアマンに比べりゃ大分良い。
民と王の関係、復讐と戦争、迷って悩んで考えるべき命題。

タロカンの政治的な思想が雑で、テクノロジーや能力の高さの割にやることの合理性
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

5.0

良い作品でした

伏線の張り方、回収の仕方、共感の深め方、邪魔な歌も入らず、世界観もブレず、本当に良い作品でした

詳細はネタバレもあるのでコメントで

アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.0

中高生向け。
退屈しないSFアクション。
家族との関係性や確執も割とシンプル。

Why are you getting so smart?

Why are you getting so dumb
>>続きを読む

君の根は。大地再生にいどむ人びと(2021年製作の映画)

3.0

ある農場が主催の上映会で鑑賞。

農業としてやっていること、取り組みは素晴らしいと思うし、世界がそうなれば良いと思う。
アメリカでのコンブ養殖が日本より理論的で驚く。

映画としては…前にも書いたが、
>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

灰色の世界、少なめの言葉、深く刻まれる表情。

終始その温度感ですべてが紡がれる。

予備知識なしで見るとミステリーだが、ダークファンタジー。

個人的にはミステリーにしてくれた方が盛り上がったかも。
>>続きを読む

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

2.0

写真家さんにセット作らせちゃダメなんだと思う。

あるものの美しさ、意外な貌を切り取る力があるのと、1から美のある場を創造し、演出するのはまた違う力なんだろうなぁ。

撮りたい画、やりたい演出はなんと
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

キレイな絵、走る青春、繋がる心。

テンポも良いし、流れもわかりやすいので、彼ら世代には印象的なんだろうなぁ。

で、良かったし見やすかったけど、端々で引っかかってしまうのは、期待値のあらわれ、又は加
>>続きを読む

杜人(もりびと) 環境再生医 矢野智徳の挑戦(2022年製作の映画)

4.0

建築とか土木の仕事していると、知識や概念として理解できるし、そうだと思うんだけど、実践するとなると艱難辛苦の道。
技術標準、スタンダードと呼ばれる工学的なものは、物を作るための基準なので、治水や治山、
>>続きを読む

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

5.0

現代劇なのでしっかりアップデートされながら昔の声優さんで、しかもオープニングも挿入曲もエンディングも懐かしさだらけでした。

ここまでやるなら小室哲哉のフニャフニャボイスのRunning to hor
>>続きを読む

島守の塔(2022年製作の映画)

5.0

戦争下の沖縄、その時の暮らし、歴史、軍人、行政について、しっかり学べて、作品としても良い映画。

ちょっと尺は長め。
すっかり真ん丸になった萩原聖人にびっくり。

さておき、多くの人に見て、知って欲し
>>続きを読む

毎日がアルツハイマー(2012年製作の映画)

3.0

たまたま通りがかりで自治体主催の上映会に飛び入り参加。

自分の親と同じ年代のお母さん。

話が通じてそうで繋がらない、伝えても届かない。

年をとっても親には親としての自我があって、老いては子に従え
>>続きを読む

ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。(2021年製作の映画)

3.0

生き別れた家族に会う

国が違い、国交が無いから会えない

これから先、ミャンマーやロシア、他の国ともこんな寂しいことが起こってしまうのかな…

かつての開拓地渡航事業にも同じようなこと言える

自己
>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

素直であること、素直になること、全く違うこの二つが重なるのは、相手を信頼してこその批判や否定の向こう側。

一緒にいて、受け入れて、好きになって、離れたくなくて、寂しくて。

カモン、カモン、カモン。
>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

現代に生きる三十歳の生々しくも等身大、そして若干生臭い現実を描く。

設定や心情、状況の変化が盛り沢山ながら、器用にポップに、時に感情的な恋と人生模様。

同年代の方がより響くのかなぁ、なんて枯れたお
>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

5.0

普段うまく伝えられないことを手紙にかいたことがある。

言葉では詰まって、感情的で、取り戻せずやり直せないやり取りを、手紙では落ち着いてしたためられる。

多くの人生にそんな瞬間があって、苦しみを背景
>>続きを読む

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.0

これ、六十年代の事件なんですよね…?

時代も国も違えば思想も文化も、人の命の重さすら違うよなー。

てのが素直な感想。

話の主軸が哲学なのか政治なのか娘探しなのか、なんだか良くわからんかったです。
>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

選ぶ権利があること

生きる意味を否定されること

決して同義ではないのに、社会と仕組みが押し寄せてくる

民主主義をかたった圧力に押しつぶされる

生きるってもっと当たり前で自然なことのはずなのに
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

疑似家族、仲間、同じ想い。

是枝さんぽくて、終始柔らかい、でも何かが軋むような感覚に包まれてみいりました。

みんな子供の幸せを願ってるはずなのに、行き違って、ぶつかる。


意図せずキザなこと言う
>>続きを読む

ザ・ニュー・ブリード(2020年製作の映画)

3.0

若手の社会起業家とその取組を紹介するドキュメンタリー。

それぞれ着目点や実現している形が素敵で、自分も何か!と心がザワザワする感覚。

最近のアメリカのドキュメンタリーはキレイにポップにまとまってい
>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

5.0

SADA"W"O ABE
なんだね、ヲだから?

他の人にはできなさそう、この役。
こっちが惹き込まれそう。

主役の若者も良かったです。
二十歳の危うさや暴走、自尊心の低さで培われる鋭敏さを演じてい
>>続きを読む

鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

4.0








きずな



ひろがる



世界観の濃さと造り込みの丁寧さで惹き込まれたのは15年前でしたか…

リバイバル上映、行ってみたい。

友人の誕生日にこの作品のDVDを贈ったなぁ。
>>続きを読む

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

-

めずらしく点数つけません…

なぜなら…大半が寝てた…

映画館に着く少し前から眠気が強くなって、カフェインぶっ込んで挑んだが…撃沈…

ところどころと最後の30分。

また機会があれば見直します。…
>>続きを読む

ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.0

殺されていく同胞

奪われる仕事

封殺される主張

人種だけでない男性性による暴力、抑圧

レイプの傷

手に届く麻薬

あの時代のアメリカでカーネギーホールを満席に出来ても、救われず蝕まれ続けた心
>>続きを読む

素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

4.0

知識として有用で興味深い、キノコと菌糸の世界のお話。
書籍でアンダーランドてのを読んだ時にも同じような感覚、世界観を楽しめた。
この人もキノコもすごい、これからの医療や環境工学は変わるんだろうな、とす
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

故郷、家族、家、居場所

どれが、なにが大切なのかは時代と共に移り変わる

変わらなければいけない時が来てしまう

願っても、願わなくても

心を決めたならば、後はすすむだけ、振り返らずに、前を向いて
>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.0

あれ?

どうした?

仕掛けなし、プロット普通、主役の個性も薄め。

ホラーに分類されていないから、最後まで現実的な路線とは理解していたが…

心情変化や禁酒解禁の下りに幻覚や不穏なイメージをもっと
>>続きを読む

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

5.0

良き隣人

それぞれのモラルと法を照らし合わせて、正しさに生きる。

少しずつ違う正しさも自分の中にあり、あなたの中にある。

それもそうだけど、その正しさを告げる言葉や叡智の賜物でもある、舞台のよう
>>続きを読む

ギャング・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)

3.0

何のために生きるか

選ぶのは自分、そして迷わない

大きな時代と経済の流れを乗りこなした人物の伝記なわけだが、かなり淡々と語られており、その裏にあった国々や組織の思惑ははっきりとは見えぬまま。

>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

4.0

展開が読めず、演技も構成も良かったので最後まで集中が切れなかった。
登場人物のそれぞれの気持ちや背景も丁寧につくりながら、コンパクトにまとめてわかりやすい。

さがしていたのは父親か、娘か、失った何か
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

画や見せ方はとてもキレイで芸術的。
作品としては…うーん、それほど面白くなかったかなぁ。
シュールなコントを延々と見ている気分。
ウェス・アンダーソンの他の作品より一層シュールで散文的。
しかも途中ア
>>続きを読む

デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング(2020年製作の映画)

5.0

ニュースを見て「怖いね」とディナーを続ける。

かつての紛争を扱った映画で扱われたこの表現。

既に世のメディアから過去にされてしまっている香港の窮状を、彼女が歌で届ける。

ミャンマーの軍事クーデタ
>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

2.0

ブロークバック・マウンテンに続く、同性愛を盾に二股を養護する胸クソ恋愛不熟映画。

流されサムライ様の成長物語になるのかと思ったらそうですらなかった…。終始虚ろ。

同性愛要素はあくまでオマケ、フタマ
>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

子供が振り返った時に逃げ出す父親にはなりたくない。

親父のこのセリフが全てだったんだろうなぁ、ここと最後の試合の後は泣けた。

金と成功の前提に学業と子供らしさを守ることに徹したのが素晴らしい。
>>続きを読む