あれ、サーカス団の青春映画なの?と思わせておいて、やはり緑魔子は緑魔子であった。
当時の香港の生活感溢れる町並みが素晴らしい。小娘さんの死の原因の半分は建さんにあると思うんだが…
一時間程度の短い作品だけど、小山明子とその両親、恋人の心情が丁寧に描かれている。最後、犯人に自ら立ち向かう小山明子、苦しみを越えようとする覚悟がカッコいい。
2024年の小津初め。めちゃ久しぶりに鑑賞したが、やはり能の場面の原節子の顔芸が圧巻!
複雑でドロドロした人間関係をさらっと爽やかに描いてて幸福感満載。宝田明はそりゃあモテるよなー
野川由美子のはまり役。座布団引っ張られるとこ最高。私も河内出身なんでにやにや。
スター達が惜しみなく死んでいく豪華さよ。ラストあっという間に決まる殺陣かっこいい!
登場人物多くて楽しい。相変わらず男は皆最低だなあと、いや宝田明は違った。最後神戸に来られてもトホホな三橋達也が目に浮かぶ。
少年は母と別れ女の子の別れたアンハッピーだけど、その後たくましく明るい未来を感じた。
終始ドキドキしながら観てた。こんなフィルムが何十年も眠ってたとは!