ありもちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.0

清々しいまでの胸糞っぷりの韓国映画。
孤島の中で皆に奴隷同然に虐げられ、外との繋がりは皆無に近く正に地獄。
復讐が始まってからの残虐ぶりと犯行の合間に性根の優しさが垣間見え、そのギャップが何とも言えな
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モンスター・フェスティバル(2018年製作の映画)

3.0

ホラー映画のメタ認知コメディーホラー。
ホラー映画の知識を用いたサバイバルという割には、それ程必要とされないし、マニアックさもなく拍子抜け感があった。
ホラーファンだから分かる小ネタなど、笑える部分は
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オペレーション・クロマイト(2016年製作の映画)

3.0

史実ベースのスパイ作戦にフォーカスした戦争映画。
朝鮮戦争の分岐点とも言える部分だけに期待していたものの、精鋭らしからぬ隠密さの無さはもはやサウスゴタゴタ笑。
韓国産とあって一方的に侵略された点を強調
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セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.5

シンプルに良作で、邦題にある"狂信"この一言こそがこの作品を物語っている。
真摯な信仰心が側から見れば、酷く滑稽で過度な思想がいかに酔狂であるかを上手く表現していた。
人を幸せにするはずの宗教ものめり
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アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

2.0

70分の短尺な時点で怪しさ満点だったが、怠慢な時間が恐ろしく長く感じられ、最後の15分まで体感的には90分を優に超えていた。
念願のパッケージシーンは粗削りながらも、グロさは満足の行くものだったが、変
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RWBY Volume6(2018年製作の映画)

4.0

アメリカ製3DCGアニメーションVol.6。
そろそろ物語も佳境に突入してきて、ストーリーはより重厚感を増してきていて良い。
ドラマなんかと同じようにシリーズ通して観ているからこその盛り上がりの強い回
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RWBY Volume5(2018年製作の映画)

4.0

前作鑑賞から3年も歳月が空き、私的には熱量を取り戻すシーズンでした。
日本のアニメーションに多大な影響を受けており、今作もインスピレーションを感じられる素晴らしい内容に熱量が上がった。
Vol.1から
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エンプティ・マン(2020年製作の映画)

3.5

かなり面白いのに、詰め込み過ぎてまとまりが薄くなっているのが残念。
エンディングは拍子抜け感あるものの、長尺の割に中弛みもなく展開にしまりがあり緊張感がある。
単純な都市伝説ホラーに託けて、ドンドンと
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.5

死にたがりの小説家vsクビ寸前の殺し屋のブラック全開コメディー。
ノルマに追われる会社勤めみたいな殺し屋の設定だけで惹きつけられてしまった。
冗長的になると確実にダレるプロットなので、短尺でとても観や
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.0

期待し過ぎた分評価は控えめ。
マンガのような設定のバディから繰り出される笑いは安定した質があり最後まで楽しめる。
アクションシーンではいじめられっ子からの変貌っぷりをこれでもかと見せつける場面のはずが
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Dawn(2020年製作の映画)

3.0

油絵タッチのショートアニメーション作品。
視覚的にはとても惹きつけるものがあり、観ていてとても興味深い。
絵画的な魅力がある一方で、物語としては曖昧さを残し今ひとつ雰囲気だけのものとなっている。

ヴィランズ(2019年製作の映画)

3.0

お間抜け強盗カップルvs少女監禁サイコパス夫婦の正にタイトル通りの作品。
もう少しコメディー路線を強めに出しても良かったというのが本音で、良くも悪くも無難な特色のない作品になっていて、期待していただけ
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スタング 人喰い巨大蜂の襲来(2015年製作の映画)

3.0

センスのない映画ポスター例として、紹介されがちな今作。
内容がそこまで酷くないから、余計に悲壮感漂う始末になっている。
ザB級な作品でその枠を飛び越えることはないものの、十分に見せ場があり相応の面白さ
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ロッジ 白い惨劇(2019年製作の映画)

3.5

この監督コンビだから、一筋縄ではないのは承知していたがまたまた難癖ある作品でした。
淡々と不穏な雰囲気で進行していき、ミスリードを誘いつつも、予定調和のように狂い出してからはノンストップでした。
画で
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.0

今ひとつ良さが分からなかった一作。
アメリカン・ドリームを夢見る移民の話だが、当然のことのように苦悩が重なり、堕ちていく様が淡々と描かれる。
タイトルに含まれた意味は成程納得させられる。
アメリカン・
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

誰もが耳にしてるであろう楽曲を生んだアーティストの伝記。
ストーリーの起伏は少なく、しっとりとしたものだが、音楽たちが下支えをして良作へと押し上げている。
実は半年前に鑑賞した作品だったが、半年経った
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ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

3.0

大筋はシンプル理解できるが、中身は取り留めのない掴み所のないものでやや低空飛行。
本物のオオカミを用いての撮影され、オオカミさんとの暮らしぶりは興味深かった。
野生への回帰とも取れる作品だが、それに至
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ミッドナイト・ミート・トレイン(2008年製作の映画)

3.0

再鑑賞。
ラストさえ目を瞑れれば良作の部類に入れそうな作品。
サスペンス的な要素を交えながら、二面性を持つ謎の男の正体を探るのは面白い。
単なるスプラッタとしても大いに満足の行くもので、ラストの蛇足感
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ココディ・ココダ(2019年製作の映画)

2.0

陰湿な設定でのシリアスなループ作品。
異質な世界観はあるという表現もできるが、それだけとも取れる。
意味ありげな影絵?は印象的ではあるが、文化に馴染みがないので真意は不明。
風変わりな作品すきには刺さ
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

4.0

クリストファー・ランドン監督の代名詞とも言えるコミカルホラー最新作。
あらすじだけで興味をそそり、実際に鑑賞しても期待に添えるだけの面白さがある見事な出来。
ヴィンス・ヴォーンの演技が正にコメディアン
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恐怖ノ黒電波(2019年製作の映画)

2.5

チープな改題シリーズの中ではまともな部類だった。
とはいえ、淡々と進む物語に展開の遅さが重なりかなり堪える。
見所たる見所はジャケットでお披露目されてしまい物足りなさは強く残った。

ミック・テイラー 史上最強の追跡者(2013年製作の映画)

3.5

続編なのを知らずに鑑賞も楽しめた。
冒頭からフルスロットルなせいで期待値が膨れあがってしまい後半に連れ、失速していく攻勢は否めないものの、全体を通して面白かった。
THE不条理という感じの先の読めなさ
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樹海村(2021年製作の映画)

2.0

前作より多少の雰囲気は醸し出していたが、相変わらず酷かった。
富士の樹海にコトリバコとホラーファン歓喜の題材を持ち出して、どうしてこの体たらくなのか。
強引にねじ込んだとしか思えないようなストーリーに
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プルーフ・オブ・マイ・ライフ(2005年製作の映画)

2.5

今ひとつ心に響かなかった。
数学の証明の話なので、素人目には地味に映ってしまうのは仕方ないとして、展開やちょっと強引に託けたような恋愛要素など、映画の形式美に無理に収めようとしてるように感じられた。
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KIN/キン(2018年製作の映画)

3.0

未知の武器を拾うという一つの物語構成の要素の一つだけで一本映画にしちゃったような作品。
ありきたりな日常が武器を手にして一変して始まるロードムービーは雰囲気があって良い。
VFXの技術は高く、それだけ
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触手(2016年製作の映画)

2.5

何ともシュールな官能SF作品。
クリーチャーの存在があるので、ホラー的な要素があるのかと思いきや、そんなことはなかった。
官能ジャンルが人を選ぶ上にさらに特殊さが増し、かなり挑戦的なニッチな作品に仕上
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パラドクス(2014年製作の映画)

3.0

斬新な舞台設定で大化けしてみせるループ作品。
前半でとことん謎をばら撒き、後半では怒涛の回収パートに入り、一気に物語のペースが跳ね上がる。
正直設定の独創性が高すぎ、私の脳内メモリでは処理が追いつかず
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死霊高校(2015年製作の映画)

2.5

ホラーパートに入るまではかなり苦痛。
正直、守備範囲である高校しか幅を利かせられないせいもあるのか、幽霊さんの怨む相手を履き違えてる感は否めない。
ラストは投げやり気味でまさかの続編があるようなので、
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蝋人形の館(2005年製作の映画)

4.0

過去二度の映画化&『エスター』などで知られるジャウム・コレット=セラ監督作とあって、ハズレのない面白さだった。
古典的な展開の中にも変化があり、セットや美術で世界観が助長され、仰々しさが漂っていた。
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ミスエデュケーション(2018年製作の映画)

2.5

日本での馴染みの薄さと、淡々と進んでいく展開に今ひとつ響かず。
短くまとまっているように見えて、淡白な側面の方が印象としては強く、個人的にクロエの新境地を見届ける作品でした。
LGBTの矯正施設の存在
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サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

3.0

実在したカルト事件をモチーフにしただけあって映画的なインパクトは弱い。
ホラー云々ではなく、現実的なリアルさのある展開はしっくりくる部分があって良かった。
しっかりと中身がありながらも、まとまりがある
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.5

家族が散り散りなると、夫婦は途端に男と女に戻っていくのをマジマジと見せつけられる子どもの無力さが辛い。
ストーリーにずば抜けた面白さこそないものの、役者人の演技でのめり込めるかの作品。
ジェイクと子役
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ポルターガイスト(2015年製作の映画)

3.0

再鑑賞。
ホラーよりもダークファンタジーチックな仕上がりで終盤はそれがより色濃く現れている。
それもあって怖さなんかは全くない。
リメイクということもあってか、内容は兎も角、現代にオリジナルを上手く落
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

3.5

サイコスリラーをポップに描いた異作。
最初からエンディングまで同じ調子で突き通した辺りは評価したい。
正直もっと怪作的な印象をイメージしていたから物足りなさはあるが、ポップに見せながらも切なさが隠れて
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スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町(2014年製作の映画)

3.5

久しぶりにビックリさせられた掘り出し物。
じわじわとビックリとの二刀流で、くるぞって身構えるよりもワンテンポ早くタイミングが来るので、久しぶりにビックリさせられっぱなしでした。
ストーリーは雑さも目立
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V/H/S ネクストレベル(2013年製作の映画)

3.5

再鑑賞。
前作に比べ、SF、ゾンビ、悪魔召喚とバリエーションに富んでおり楽しめた。
前作の見づらさが幾分改善され、見易くなっていて、内容に集中できたのは良かった。
結局はその人に刺さるかどうかの好みに
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