ありもちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.0

3回目くらい。
夏を感じさせてくれる、この時期に観たくなる作品。
家族の絆を題材に仮想空間が日常になった世界での危機を上手く落とし込んでいた印象。
展開自体は意外と雑多な印象も私的には大枠と勢いだけで
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フィアー・ストリート Part 3: 1666(2021年製作の映画)

3.5

3部作の3作目。
キチンと伏線も回収して綺麗に終わらせたのはとても良かった。
ただ3部作に渡っての配信のわりには、恐怖成分といい、内容が幾分淡白だったように思う。
映画よりも、ネトフリ産ドラマに近いよ
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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

3.0

いつだかのハリウッドリメイクよりは原作忠実に作られており、リスペクトを感じた。
ストーリー構成は時系列が読み取りづらい部分と、深掘り出来そうな設定を悉く放置していくのはあまり納得がいかない。
特有のジ
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.5

あらすじだけで笑えてくるくらいストーリーは秀才で惹きつけるものがある。
あらすじに書かれてるくらいの展開まではコントのような面白さが詰まっていたが、その分終盤にかけての尻窄みが気になった。
ラストの大
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

描写の細かさと迫力を兼ね備えたufotableの作画は流石と言わざるを得ない完璧な出来。
ストーリーの導入は初見さんにも配慮も見られ良かった。
脈絡のない唐突なボスラッシュ展開には驚かされました。
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.5

clip!はしていたが、他薦されるまではもしかしたら一生観ていなかったかもしれない作品。
派手さはないもののワンカット風の撮り方で進行していき、現実と理想の境界に揺れる様が印象的に描かれていた。
主役
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フィアー・ストリート Part 2: 1978(2021年製作の映画)

3.5

3部作の2作目。
サマーキャンプが惨劇の舞台なので、必然的に被害者がこどもに集中するため、グロシーンは間接的なカットが多い。
過去編1ということで、1作目に比べるとキャラクター同士相関関係弱く感じる。
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アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)

2.5

大好物な設定だったが、内容はまとまりに欠け、今ひとつのめり込めなかった。
グロさや演出は良いものがあったが、中盤からの展開で魔女?異界の存在が現れてからは、肝となるカルト色が薄まってしまっていたのが残
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ターミナル(2004年製作の映画)

4.0

勝手にシリアス作品だと思い込んでいたら、良い意味で期待を裏切られるハートウォーミングな作品。
当人の立場だと言葉が危うい中で、稀有な状況に陥っても明るさだけは失わない元気づけられる物語でした。
笑いが
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

3.5

王道ホラー映画にメタ要素満載に切り込むコメディーホラー。
ライトな映画で気軽に観れるものの、奇抜な設定にしっかりとコメディーもしているので満足感がある。
ラストにはNG集もあり、どこまでもホラーファン
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ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

3.0

オチに意外性はあったが、パッケージのインパクトと比べると内容の薄さが目立っていた。
終盤ではグロさもあり、要所では目を引く場面もあるのだが全体的な物足りなさは否めず。
退屈はしないものの、過度な期待を
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災厄の家(2018年製作の映画)

2.0

家族愛に重きを置いたアットホーム系ホラー。
そのため、ひじょうにライトな仕上がりで、ホラー映画として満足感は0に等しく、低評価に繋がっているように思う。
ただ霊界とのチャネルの接合などと、あり得そうな
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

ストーリーから描写まで緻密且つ、力強く描かれており最後まで楽しめた。
二転三転するストーリーで結局のところの原因は不明なままに終わる消化不良の作品なのだが、それを不快にさせないのは良作の証。
全ての線
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フィアー・ストリート Part 1: 1994(2021年製作の映画)

3.5

3部作の1作目。
王道殺人鬼物のティーンホラーで、グロさも控えめな分観る人は選ばない感じはする。
各時代の殺人鬼たちは良いセンスしているが、パート1だからかキャラクターたちにまだ魅力を感じられないのが
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.0

設定だけでお腹いっぱいになってしまうほどに魅力的な作品だったが、評価はやや控えめ。
聖書関連のモチーフはどうしても日本人として疎さがあり、いまひとつ馴染めなかった部分と、展開が遅くてワンシチュエーショ
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.5

丁度良い塩梅のSFアクション。
モンスターの造形がドストライクで、都内の宣伝カーも観に行きたかったが、情勢を鑑みて断念。
大規模な戦闘シーンは3パートあるが、個人的に1番最初が1番盛り上がった。
単調
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

3.5

ベルギー産のゾンビ映画という超希少映画。
半信半疑だったが、テンポの良さと粋の良いゴア表現が良い具合にマッチしており、当初の期待以上の出来だった。
ゾンビ映画としての出来も良いが、コメディー要素として
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ドリームキャッチャー 呪われた魔除け(2020年製作の映画)

1.5

小難しい訳でもなく淡々としたストーリーなのに、内容が全く頭に入ってこず、単純に魅力にかける作品でした。
ピークと呼べるピークもなく、ストーリーの起伏が浅く、気づけば鑑賞し終えていた。
正直、惹かれるも
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.5

製作の関連から不安もあったが、想像よりも中立の立場で描かれていたのは好感だった。
他の戦争映画と比べると、史実マニアには満足でも一般的には、どうしてもドラマ的な要素は劣りがちだがあくまで史実ベースとな
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グレーテル&ヘンゼル(2020年製作の映画)

2.0

お馴染みの童話をベースにしてるが、内容は馴染みあるものでなく改変が加えられている。
ダークファンタジーらしく、不穏な雰囲気づくりには抜かりがないものの、コテ入れされた内容は動きが少なく、退屈を強いられ
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スケアリー・アパートメント(2020年製作の映画)

3.5

期待してなかったのもあるが、期待を裏切られる面白さだった。
大筋はシンプルで家族が引越した先に悪霊がいてなんやかんやのやつだが、テンプレ的展開にも欧州映画独特の静かな雰囲気でアレンジが聞いており、また
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ファンタジー・アイランド(2020年製作の映画)

3.0

序盤の面白さからどんどんと失速していき、オチに落胆させられ終わるため、自然と印象は悪くなる。
序盤のワクワク感を評価してのスコアにしてあるも、後半の失速に加え、全体を通してもインパクトの弱さが目立つ。
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

救出と脱出がメインの珍しい非娯楽的な戦争映画。
戦争を俯瞰して捉えるためか、台詞も少ない中で、多く登場人物達を把握するのに一苦労した。
特定の英雄像を立てず、ノーラン監督お馴染みの時間軸を巧みに操り、
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.0

デヴィッド・フィンチャー監督作品と聞くと、一捻りありそうで身構えていたものの、作品自体はシンプルだった。
ワンシチュエーションながら、あれよあれよと攻防が続いていき、意外と飽きさせない展開づくりではあ
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ザ・ガールズ(2014年製作の映画)

1.5

リベンジ系の映画なのに全くスッキリしない酷い内容。
私怨のくせに無関係な人まで殺したかと思えば、当の女性たちはお互いにグダグダして行動に一貫性が見られない。
リベンジ系の映画でここまで低い出来で作れる
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.5

ショーン・オブ・ザ・デッドのリスペクトを感じるゾンビコメディー。
老人×ノロノロゾンビの親和性と珍しい画が面白かった。
バイオハザードまでのくだりが幾分長いのが気になったが、気軽に観れるB級ゾンビ映画
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

初っ端から急展開で当人達と同じように段々と仕組みを理解していく構成は良かった。
政治思想や風刺がふんだんに取り込まれながらも、派手にグロテスクでしっかりと画のインパクトがあり、エンタメとしても成立して
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ミラーズ 呪怨鏡(2015年製作の映画)

2.5

降霊儀式で霊を呼び出すオーソドックスなロシア産ホラー。
つまらないわけではないが、あまりにもオーソドックスすぎて面白みを感じなかった。
ロシア映画は結構ぶっ飛んでるイメージがあったので、丸く収まりすぎ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.5

遅ればせながら初鑑賞。
後世の作品達に多大な影響を与えたというのが、手に取るように感じとれ、改めてその偉大さに敬服してしまった。
音や仕掛けで驚かすといった近年主流の演出でなく、シンプルな真っ向からの
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ラストベガス(2013年製作の映画)

3.5

ずば抜けた面白さがある訳ではないが、ほっこりする笑に包まれる。
コメディーも良かったがそれよりもおじ様たちのハートフルなドラマが良かった。
年齢関係なく、無邪気に遊べる素敵な関係性に惚れ惚れした。

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.0

たしかにどんでん返しではあった。
それまでの腑に落ちない展開の理由が解明され、納得はするも消化不良に終わった。
ラストへの伏線とはいえ、長いこと不快に感じるほどの出来の悪いサスペンスを見せられていた分
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.0

地味に衝撃的な画が淡々と続くスリラー。
傍目には幸せに見えても、当人にしか理解し得ない息苦しさを描くにあたり、台詞や美術においても丁寧に作られており好感。
どんどんと狂気に飲まれていって、派手に物語展
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

2.5

地図から消えた村、未確認飛行物体と惹きつける要素は完璧も求めていたジャンルと相違があり、正直なところ期待ハズレ。
まったりとしたテンポ感があまりにも退屈で、それは終盤の畳み掛けの印象も掠れる程のもので
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

実は公開週に観に行っていた本作。
ガワは違えどほぼジョン・ウィックでファンなら間違いなくドストライクな本作。
歴戦の感が戻るまでの醜態と、取り戻してからの無双状態のギャップに軽快な音楽が拍車をかけ、終
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.5

前評判通りの意外性のある作品だった。
緊張感のあるミステリーは前半までで、種明かしされてからは緊張の糸は大分緩んで感じられ、事件解決にあたるのにその緩さが気になった。
突き抜けた面白さがある訳ではない
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AWAKE アウェイク(2021年製作の映画)

2.5

興味を引く設定から、投げやりな適当なラストまで親の顔より見た典型的なNetflix映画。
全裸で朝日を拝む集団といった現実離れしたパニックシーンの映像少なく醍醐味に欠けている。
そしてツッコミ所が多さ
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