ありもちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

V/H/S シンドローム(2013年製作の映画)

3.0

再鑑賞。
短編のオムニバス系で動機や説明ごとは一切抜きの自由度の高さが売りで改めてホラーと短編と相性の良さを感じる。
内容自体は特別評価できるようなレベルにはないものの、自身の評価に関係なく、やりたい
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ダークスカイズ(2013年製作の映画)

3.5

再鑑賞。
内容的にはそこまで悪くはないが、なるべくしてなったような因果が一才なく突拍子もないので設定の綻びを感じる。
動機も何もなく、何をされるかわからないという未知の恐怖を描きたかったとも捉えられな
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ダマスカス(2018年製作の映画)

3.0

イラン制作の映画なので、アメリカ産などと比べると説得力のある描写は多いように感じる。
中には戦いを望まぬ者がいたとしても、他民族国家であるが故に一国の蛮行と捉えられてしまうやるせ無さが伝わってきた。 
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劇場版 きんいろモザイクThank You!!(2021年製作の映画)

3.0

学生時代に放送していたアニメの完結ということで、幕切れには相応しいものだった。
内容としては通常のアニメ放送の未公開エピソードの継ぎ接ぎで劇場感が薄く物足りなさが残る。
とはいえ特別感のない当たり前の
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スーサイド・ライブ(2017年製作の映画)

3.0

パッケージデザインやら設定からB級スプラッタを想像してたら、メッセージ性全開の作品に拍子抜けしてしまった。
そういう訳か、派手な自殺シーンなどは鳴りを潜め、マイルドな描写が多い。
単調なB級でなく、爪
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.5

元祖?奇祭カルト映画。
ミッドサマー の元ネタとも噂されていた鑑賞したが、噂通りのこのジャンルの種の起源たる作品で満足。
かの『ミッドサマー 』の方がアプローチ面では上回るように思うが、オリジナルとあ
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マイ・ブラザー(2009年製作の映画)

3.5

帰還兵とシビアな題材なのに負けじと脚本も容赦なくてびっくりしてしまった。
召集前と帰還後で温厚な人間を別人に変えてしまう戦争の恐ろしさを痛感する作品。
個人的にかなり評価しているジェイクの演技が霞んで
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.5

ボストンマラソン爆破テロの犠牲者の話。
『パトリオット・デイ』の裏側ん覗けるような面白さもあった。
この手の映画は何かと聖人じみた家族が描かれがちだが、いい塩梅に性格が歪んでいて現実味が程よさを演出し
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サウスポー(2015年製作の映画)

4.0

王道的なボクシング映画だが、極まった演技が作品の質を上げている。
ボクシングシーンよりもボクサーの日常を失ってからの奮起のドラマがメインで描かれる。
白熱したリアルな試合シーンは必見も、ドラマパートと
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フローズン(2010年製作の映画)

3.5

再鑑賞。
何だかんだでグロさや痛々しさや画面越しにも痛感でき、B級にしては良く出来てると思う。
ワンシチュエーションで動きは少ないながら動く時はインパクトがあるので暫く余韻で引っ張れる部分がある。
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.5

名作と名高くなかなか鑑賞に踏み切れなかったが、続編企画の噂もあるので意を決してトライ。
悪魔祓いの元祖たるや後継の作品に与えた影響が絶大であったことが大いに読み取れた。
当時の尺間を考えれば違和感ない
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.5

続編と言っても前作とは別物に近く、設定を間借りしただけのような内容。
テイストは違えど、相変わらず一切の感情移入させないような尖った造りは良い。
前作が衝撃的だった分、驚きこそ少ないが盲目のアクション
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

4.0

再鑑賞。
今作は記者を逃すシーンと地中海の街中でのアクションはシリーズを通しても特に印象深く記憶していた。
再鑑賞で結末が分かっていても、面白く感じさせるもので、能力をひた隠しにしなくなったボーンの能
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THE POOL ザ・プール(2018年製作の映画)

2.0

ワンシチュエーションながら上手いこと引っ張るものだと感心していたが、ラストはやっぱり雑に終わって思わず安堵。
CGはB級にしてはマシな部類で観られるが、ご都合主義な動きに恐怖心はないに等しい。
あくま
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

4.0

再鑑賞。
序盤から驚きの展開があり、前作同様に追われる立場でありながら復讐劇に転じる。
逃走劇やアクションは前作よりパワーアップし、相変わらず地味さがあるがボーンの魅力が滲み出る良い仕上がり。
今作が
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.5

再鑑賞。
派手さや煌びやかさはないのに主人公のクールな演技がアクションを際立たせてる。
スパイ映画でありながら、追われる立場でありながら、謎を追うサスペンスもありと見応えがある。
ボーンシリーズの良さ
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エミリー・ローズ(2005年製作の映画)

3.0

実話題材のほぼ法廷で描かれる斬新なホラー。
ストーリーはどこまで脚色が加えられているか気になるところだが、回想形式で解き明かされるように展開され、観客に事件をなぞるような追体験感があり面白い。
正直、
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ベケット(2021年製作の映画)

3.5

物語の導入は雑だが一筋縄ではいかない異国の地での逃亡劇はテンポ感がよく面白かった。
不運にも国家の陰謀に巻き込まれと広大な話に見えるが意外と顛末はあっさりしていて拍子抜け感はあった。
一般人が逃げ回る
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.5

フランス映画らしさのないテンポの良いコメディー且つ温かい物語だった。
重いテーマながら、堅苦しくし過ぎずに実情や偏見を映しており、とっかかりとしては素晴らしく、観やすさはあるが、期待値を上げ過ぎていた
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ファザーフッド(2021年製作の映画)

3.5

育児に翻弄されるシーンはコミカルさがあり、とても良かった。
実話ベースの話なので、ある程度の予想がつく物語の中で大きな展開も少ないので物足りなさが感じる部分があるかもしれない。
それでも育児奮闘記以外
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.5

前作の出来から一作で綺麗に完結させたのはお見事でした。
毎作ごとに必ず爪痕を残すような何かがあり、アニメシリーズ含めて改めてアニメ史に残る作品だと感じた。
コードギアスしかり、ロボットは泥臭い地上の闘
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クラシック・ホラー・ストーリー(2021年製作の映画)

2.0

途中で筆が止まってからは続きを他人に書かせたような脚本でお粗末さが否めない。
結局は表面をさらっただけのような浅い内容に落ち着き、満足感は非常に薄い。
オマージュやパロが多く、題にあるクラシックさは微
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第8日の夜(2021年製作の映画)

2.5

郷土的な韓国ホラー感は存分に感じられるも、今ひとつ盛り上がりにかけ一本調子だった。
陰湿な雰囲気で1日ずつ淡々と経過していくが、肝心たる8日目のインパクトが足りなかった。
印象的な怪のビジュアルは良い
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群がり(2020年製作の映画)

3.0

虫が苦手な人にはオススメできないイナゴホラー。
フレンチホラー特有の凄まじいグロささまではいかないものの、想像しやすい地味な痛みの描写が多く、じわじわと責め立てるゴア表現は良い。
社会派なメッセージ性
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アフターマス 余波(2021年製作の映画)

2.5

この手のオチの作品も何作か観てしまっていたので、意外性に新鮮味を感じられず。
諸悪の根源のビジュアルは中々インパクトがあって良かった。
無駄に間延びした展開があり、もう少し短くまとめられれば観やすくな
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オペレーション・フィナーレ(2018年製作の映画)

3.5

アイヒマン確保の実話。
参謀確保の物語でもドンパチした派手なアクションがないので地味さは拭えないものの、結末は分かっていてもドキドキしてしまう見せ方でと展開作りがなされているので、飽きずに観られる。
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恐怖人形(2019年製作の映画)

2.0

最初からB級に逃げがちないつもの邦画ホラーだった。
ちゃんとホラーしようとしてる部分と妥協している部分とが混在し、全体的に雑多な印象を受ける。
万人受けのためか、ゴアシーンはカットかシルエット描写で纏
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.5

本格ミステリー風ということで、いつものセオリー的な作りでなく新鮮味があり楽しめた。
ミステリー風のつくりで子どもウケはどうなのかと気になったが、しっかりと要所で飽きぬようにギャグが挟まれたりと物語展開
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.5

お洒落スパイ映画。
シンプルなストーリーだが、60年代という時代にスパイ要素を巧く落とし込んでおり見応えがあった。
皆さんが言うようにカーチェイスシーンは迫力がありながらもお洒落さを損なわない素晴らし
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

ハーレイ・クインのスピンオフとあって内容も軽くとても観やすかった。
ハーレイ自身が解説を入れるメタ要素のある作りはデッドプールを彷彿とさせるが、面白さとしては2枚、3枚格は落ちる。
その分前作よりも敵
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.0

もっと評価も人気も高いものかと想像していたが、意外にも落ち着いていて驚いた。
たしかに悪役サイドが主役チームと面白い設定ではあるが、最初から善人感が溢れていて終盤への盛り上がりに欠けるように感じた。
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

2.5

ティモシー・シャラメ主演だから、メロメロなロマンスだと思い込んでいたが、意外にもちょっぴり大人びた内容だった。
前半のまったりと展開を取り戻すかのように後半は駆け足になったので、少々バタついた印象。
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ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

3.0

吸血鬼×テロリスト×飛行機まさかのハイブリッドシチュエーションホラー。
ワクワクして展開を見守るも、後半につれストーリーがドタバタしていて印象を悪くした。
狭い機内を舞台にしながらも、動きがある分観て
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NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

3.0

ホラーを期待して観るなら、残念だがサスペンスとして観れば中々悪くない。
霊的よりはカルト的な恐怖が濃く出ており、邦題から連想する内容とは印象が異なる。
警察官が主役となって何かと対峙する設定は新鮮で見
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

前評判通りに凄いものが観れた。
内容的にアカデミー賞作品賞には似つかわしいのかもしれないが、凄まじいインパクトと余韻のある作品だった。
この先も真の意味での友好な関係になることはないだろうが、お互いに
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.0

3回目くらい。
私は好きなタイプの物語ではあるが、内容的に賛否あるのは頷ける。
ファンタジーでもありながらも、時には現実的な過酷さも覗かせる側面があり、嫌いでないタイプのif物語。
無責任で現実離れし
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