arimacさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

不器用にしか生きられない人間が自分を優しく見守ってくれる人たちによって徐々に光を見つけてゆく物語。ジャーナリストが取材対象に向ける優しさに心打たれた。ラストシーンが本当に素晴らしい。

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

しがらみの無いキャスティングで、ちゃんとお金を使えば日本映画でもここまでの作品は作れる。ヤクザと人権という重たいテーマながらノワールものとしてのカタルシスもある、シンプルに面白かった。

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.6

カトリック的赦しがテーマなのに誰も救われない。人間の業を突きつけられる作品でした。

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.2

韓国政治映画の新たなる名作。民主化に至る過程を題材にした映画にハズレなし。素晴らしい役者たちが重たいテーマを演じきってる。世界中でロケして、美術にお金かけて、やっぱ韓国映画すごいわ。

義兄弟 SECRET REUNION(2010年製作の映画)

3.4

シネマート新宿リバイバル上映にて観賞。ストーリー展開は予想の範囲内というか、ちょっと古めなのかな。カンドンウォンとソンガンホという名優二人を楽しむ映画ですかね

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.9

まさかのマッドマックス的展開。めちゃくちゃ面白かった!息を持つかせぬ展開の連続でワクワクしっぱなし。強い女性が活躍する映画はいいですね。こういうのはカラッと楽しめばいいんじゃないかな。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.6

悲恋の物語を極上の映像美で堪能。女優さん2人綺麗だったし、女中さんが物語に奥行きを与えてました。音楽の使い方も見事。ただ話はシンプルなのでこういう系が好きかどうかで評価分かれるかも。

Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.4

デビットフィンチャーなりのワンスアポンアタイムインハリウッド。配信でも観れるが、モノクロ映画の世界観理解するには映画館で観るべき。しかし、市民ケーンは昔観ていたものの人物相関理解しづらく、入り込めきれ>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.8

運によって不幸に苛まれる女性を蒔田彩珠が上手に演じてて、その救いのない感じに胸が熱くなる。映画としてはカット割の単調さや湾岸タワマンファミリーのありがちすぎる感じとか気になるが、それでも家族とは?を改>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ心に響いた。正しいことをし、世の不正には声をかけてあげねば。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.2

すごくよかった。抑えた演出がリアリティを与えていたし、音楽も効果的だった。キムジヨンが受ける真綿で首を絞められるような抑圧に胸が張り裂けそうになる。全東アジア男性が観て我が身を反省すべき映画です。

異端の鳥(2019年製作の映画)

4.5

説明的な要素なく、音響さえほぼなく、少年の心象風景だけをよりどころに物語が進んでゆく。シンプルが故に社会の理不尽さが浮かび上がる。長尺物だけどモノクロームの映像が美しく、画面に引き込まれ、ダレない。個>>続きを読む

メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0

前半のベリーゴーディーとスモーキーロビンソンの掛け合いは若干ダレる感じもありましたが、大量生産的に良作を生み続けるモータウンの仕組み、そこから脱するためのマーヴィンゲイやスディービーの葛藤に続く後半は>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.6

安定のA24青春もの。映像は最高にクールだし、キャストのキャラもすごくいい。音楽含めあの頃の空気感そのままですごくいい映画なんだけどちょっと薄味かな。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

TOHOシネマズ日比谷IMAXで鑑賞。物凄い映像体験でした。僕の頭だと未だ3割ぐらいしか理解出来て無いのであと何回かみて全体像把握しようと思います。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.6

ケラケラ笑える本当に楽しい映画。作品自体の尺が短いのと、編集のテンポもいいのとであっという間にエンディングを迎える感じ。
ただ馬鹿騒ぎしてる彼らが実は結構な上流階級で、その後の約束された人生など考える
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

3.2

うーん、あれだけのことをやってしまった割に主人公の動機付けが甘いんだよなぁ。ラストの法廷劇もかなりあっさりで、テーマが重い割に薄口な印象でした…

シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

3.6

男の美学マフィアもの期待すると肩透かしかも。ただコーザノストラの世界の悲哀をリアルに表現したのは良かった。なんだかんだ言っても彼らはセルフィッシュな犯罪組織でしかないってことなのかな。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

映像が最高にカッコいいですね。特に前半のダウナーなトリップ感!評判どおり選曲のセンスも抜群で、エンディングとかもう。

悪人伝(2018年製作の映画)

4.0

いやー、面白すぎた!バディものアクション映画としてはこれ以上望めないんじゃないですかね。いかにもハリウッドリメイクされそうなストーリーの完成度。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

これほどまでに清廉で、これほどまでにまっすぐな男だからこその苦悩。どんなに優秀であろうとも銀の匙をくわえて生まれた3世議員に媚びへつらわなければ出世できない政界の矛盾。人間の可能性を捨ててはいけないと>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.8

思春期の危うさと不条理、儒教社会の生きづらさをすごく抑えたトーンで表現してる。演出が淡々としているだけに個々の役者の巧さが際立つ。ウニちゃん幸せな大人になれるといいな。

ハリエット(2019年製作の映画)

3.3

ちょっと大味かなあ。それでも夜は明けるみたいなのを期待してると肩透かしというか。かなりわかりやすい勧善懲悪ものですね。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

ウッディアレンお得意のラブロマンス。いつものように早口でシニカルな男が出てきて、いつものようにいろいろ起きる。展開も想定内といえば想定内なんだが、全てのシーンが素敵で本当におしゃれな映画。ニューヨーク>>続きを読む

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.6

実に淡々とした映画でしたが、この手の映画の割には飽きることなく楽しめました。アントニオバンデラスとペネロペクルスはほんとに見事でしたね。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.8

自粛期間開け一本目。おじさんが楽しめるのか不安だったけど杞憂。説明的な要素を省いて編集で見せきるテクニックはさすが。時代が前後する展開にも実に自然に作られてた。女性の自立というテーマもしっかりしてたし>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

最後モヤっとして終わるが、それは映画の出来というよりはアメリカ社会、エスタブリッシュに対する思い。このまま正義の無い社会が続いてゆくのか?

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.7

戦争を面ではなく個人の視点から見ることで戦争の無益さが際立つ。第一次大戦についてもっと背景情報インプットしておけば感情移入のレベル上がったかも。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

いやー、物凄い映像体験でした。これで作品賞取れなかった今年のオスカーのレベルの高さ。映画館で観ないとダメな作品突き詰めるとこういう事になるんでしょうね。

ただ一点全編ワンカットという触れ込みはいかが
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.8

泣ける良作。法廷ものとしてのリアリティに若干欠ける気もするが、キャスト一人一人がしっかりと描かれていて感情移入出来た。最近の韓国映画ホントにハズレが無いな。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.0

アメリカンな世界観振り切れまくりで大好き!Jloサイコー!

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

すごく良くできた映画で楽しめたけど、役者さんの演技がことごとく過剰で、好みの映画では無かったかも。そういう映画なんでしょうが。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

安易なお涙頂戴ストーリーじゃないのがよかった。センスのいい映画。出来うるならドイツ語でやってほしかったが。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

観た日の夜マニュアル車運転する夢を見た。ストーリーというよりは、映像の強度を楽しむ作品。IMAXでの鑑賞を推奨します。

ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

3.5

70年代のブラックエクスプロイテーションムービーは大好きで、音楽含め基本凄く好きなジャンルの映画なんだけど、何しろギャグの面白さがわからない。言葉の壁。デイブシャペルの番組観てるのに近い感じ。好きなん>>続きを読む