やさんの映画レビュー・感想・評価

や

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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

父親のある影の部分を隠しながら親として接する姿とか、オープニングのカメラの音の意味とか、30代に差し掛かった時に抱えるものとか、親になった者の苦悩とか、映像や音楽も記憶の断片そのもので、観終わった後に>>続きを読む

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

3.8

マイナスな感情や記憶って葬るのではなくて糧にできるんだよなと感動した

BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

3.2

浅はかでくだらなくて面白くないなぁと思ってたけど最後まで観たらそれ自体を表してたんだなと納得。
ネットの争いみたいな事しか言わないなこの人たちと思いながら観てたらまさにそれ、この争いを傍観してこうすり
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ルックバック(2024年製作の映画)

3.7

スクリーンの真正面ど真ん中の席に座った、すごい、あの背中

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.2

托卵する鳥の生き方を人間に置き換えてみるとこんなにもおぞましいという話なのか、人間社会のメタファーなのか。とにかくあんな閉鎖的な空間であんな子供と四六時中一緒にいたら私ならもっと気が狂う自信がある

ある殺人、落葉のころに(2019年製作の映画)

2.5

わかりづらい。あえてそうしてるんだろうけどわかりづらすぎる。壊れていく友情ってあるけど最初から友情が築かれている感じもない。映してるものもなにがなんだか

心霊ドクターと消された記憶(2015年製作の映画)

3.3

ほどよく怖くてストーリーも程よく面白いホラーサスペンスだった

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

無関心でいる事が後々どれだけ自分たちの日常を蝕んでいくのかという、時に耳が痛い、息の詰まる映画だった。音楽ですら暴力を表現している。

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.8

少し宗教感はあるけどいい映画だった、結局音楽の良さに寄せて終わるのかと思ったらそこに帰結しないところがすごく良かった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

オッペンハイマーが讃えられてるシーンと観客との温度差をものすごく感じられて居た堪れなかった

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.7

出会い別れ友情家族ひと夏のなんとかとありきたりなものを詰め込んでるのに笑って泣けて、キャラがいちいちコミカルで面白い。
友情が一番のテーマになってて、友達って一緒にいて同じ事するのもいいけどお互いのや
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.7

震災の話とは思わず抉られてしまった。十数年経ったとは思えないほどつい最近のことの様に思い出す

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.6

面白かった。子供にチャラついたものを好きになって欲しくない親の気持ちも分かるけど子供の好きを大事にしてほしいと思う

市子(2023年製作の映画)

3.4

希望すら見えない過去を背負ってるのに誰よりも生きることに貪欲な川辺市子に身震いしてしまった。普段何気なく生きてると分からなくなるけど人間ってもっと複雑で不確かなんだよ

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

シャイニング感もありつつ別の意味でホラーというかサスペンスで、こんなに映画に映るシーン以外の事を想像して観なければいけないとは思わず疲れた。夫婦の在り方ってなんだろう。あとメッシ(犬)の演技が本当にす>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.3

社会における理不尽な恐怖を味わうことができる、男たちによって生活を脅かされなければいけない理不尽さが際立ってる。
後半は何だかもうチタンとかマザー!とかそういう類のもの。
人が真っ裸で立ってるってだけ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

予告編を見た時のソワソワする不安は本編を観て確信となった、終始動悸がしていた。これはおふざけなのか?というシーンは監督の短編映画から伺えるシュールさと狂気で少し笑えた。
この映画やボーがイカれてるだと
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.7

原作を読んだ時と同じようになんとか支援に繋がれないかと強く思う。
観た後もずっとあみ子のことを考えてしまう、この子らしくいてほしいと思う反面このままではこの先大人になって社会で生きていくのに困ってしま
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

性交シーンの多さにげんなりするけど最後は大勝利である、哀れなるものは誰なのかって、学び続けるとはこのことかって、エンディングと音楽の美しさに圧倒される

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.6

このくらいの年の子の道徳観や倫理観、家庭環境による子供への影響、きょうだい児、など大人がどうにかしなければならない面を子供の世界からみた映画だった。超能力は子供は様々な可能性を秘めていることの暗示か。>>続きを読む

ファニー・ページ(2022年製作の映画)

2.0

漫画家になりたい主人公がヤバい奴と関わるだけで結局何が言いたいのか分からない映画だった。逆にこういうヤバそうな人いるよねという演技がすごい。青春コメディと謳われててこんなに期待外れな映画もそうそうない>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.5

凄いとしか言いようがない生命力。飛行機が墜落したことが既に最悪なのに更なる自然の脅威にさらされて更に究極の選択をせざるを得ずそれでも助け合い生き続けるこの強さがすごい。自分なら諦めてしまうだろうなと思>>続きを読む

ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

3.3

まるでホラー映画が始まるかのような不穏さ、何もいないのに何かがいるような空気、このずっと続く不気味な違和感の正体は本当にタイトルそのものだなと思った。
だんだんと崩れていく家族の不和

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.2

最後まで何だコイツって感じの話だった。もう高校生と関係を持ってしまう気持ちの悪いおっさんだ。
日の光の使い方やエンディングはもうさすがのショーンベイカーで最高なのだけどこんなに陰部が丸見えでいいんだろ
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スピード(2022年製作の映画)

4.0

私自身ハイテンションで生き急ぐ人間が大の苦手で対極にいる存在だと思っていたけどこの映画を観て実はそうではないのかもしれないと思えた。
"遅い"と"速い"の会話の中で生まれる言葉に頷きながら2つのスピー
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.7

非人道的な扱いを受け自分を偽って生きていかなきゃいけないマイノリティの中のマイノリティのこの悲痛な彼の人生を誰が想像できるだろう。アニメーションであることにこんなに意味があるドキュメンタリー映画がある>>続きを読む

フッテージ(2012年製作の映画)

3.0

あまりにも暗い、話がとかじゃなくて光的な意味で暗い、暗すぎて何が起きてるのか分からない、家中の壁紙ベンタブラックで塗ってるのか?
こちとら夜中トイレに行くだけで家中の電気をつけるというのに

Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

面白い、こうなるともう彼は聖なる鹿殺しでしかない
最後とかもう笑えてくるくらい鮮やかだった