ああああさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ああああ

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帰れない山(2022年製作の映画)

4.8

・めちゃくちゃよい

・人生において色々試すか、極めるか、もちろん正解はない。山を通して、2人の男が生まれ育ち死ぬまでを描いている。

・主人公の方が街育ちで裕福でとれる選択肢の多さがチラつく感じや3
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

・フィンチャーということで劇場でみた
・冒頭、なんとも退屈で少し寝てしまって起きてもまだモノローグで窓を覗いててなんちゅう映画だと思ってたらいきなりアクセル踏んでビビった。監督の狙い通りなのかも。
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.4

低予算ぽさはあるもののアクションがしっかりしている。ミームや若者言葉が多く、数年で古く感じそうではある

熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

4.0

熊はいない、いなくても人は死ぬ

実際の撮影編集もこの感じでリモートだったんだとしたら、シンプルにすごい。

イラン映画における車(車内)は心のうちの声として共通して機能しているのだなと、先日のパナヒ
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

女性の社会参加が宗教保守の価値観の中でどのように受け入れられるべきなのかを問う意味で現代アメリカを題材にした寓話のような見方を自分はした。
そういう意味で、明確にターゲット(共和党支持の女性たち)が設
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愚行録(2017年製作の映画)

4.0

・冒頭のシーンいいなあ。もうとっくに「終わってる」主人公の話

・胸糞映画って聞いてたけど、ちょっと違う気がした。救われないエンディング自体はよくあるし、登場人物たちの悪意も割と普遍的なものばかりに感
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3


悪人がいないやさしい世界観。過剰なくらい、ちょっと変なやつにも優しい世界を理想的に描くことに対して気をつけてるような感じがした。
一方で、実際、人生の困難が描かれていないわけではなく、さかなクン本人
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.6

内容は共感されるものだと思うし、主人公のような生き方には憧れるところもあるが、そういう人に振り回される経験もあったのでちょっとムカつきながら観た。
あと、曲が良い。
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.2

・子供だけの時間を残酷に、かつリアルに描いているように感じた。道徳的な「いい子」がいない感じもよかった。子供の頃を思い出すように作ると美化されそうな部分も、汚く、怖く描けている感じがした。

・アナの
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

・全体として作品の背景や文脈を知らずに理解するには難解に感じた。

⚫︎表現について
・かなり大きなサイズのスタジオで等身大の模型を使っているように見えた。皿や時計などの小物が製品サイズだったのでかな
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切腹(1962年製作の映画)

4.8

・まさかの復讐劇
・殺陣がかっこよすぎる
・妙に緊張感のあるシーンだと思ったら、真剣で撮影しているらしい

・切腹って「武士の誇らしい死に方」として戦中に絶賛機能していたことを考えると、それ自体の否定
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

4.5

・旅の目的を口にしないようにしながら旅を続くが、後半になるにつれて悲しい目的であることがわかってくる
・国境を密入国?させることを「旅人」って呼んでいるのは、考えてみれば隠語でもなく直球だな
・母親と
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

グラフィカルな構図と不条理なユーモアはいつもの通り。ただ群像劇になるといつも見にくいなあとは思ってしまった。(フレンチディスパッチのときも思った)。メタフィクション要素がうまく機能してるとも思わなかっ>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

脚本が直球すぎる気がする。ケータイ小説の恋愛話とどう違うのか、と思ってしまった。俳優陣の演技と撮影の良さで成立させてるけど、トントン拍子に進んでいく展開と、鈴木亮平役の強引さがいろいろ気になった。>>続きを読む

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.5

タランティーノ映画の出演者のインタビューのオムニバス

知っているエピソードも多かったけど、当事者たちの口から語られる映像という点で価値がある映像だと思ったし、関係者の好感度がすごく高いんだなと思った
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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.0

・面白かった
・平和教育というとどうしても経験者や聖職者からの一方的な伝達のような形になりがちだと思う。そしてそういう類の教育が自分の中に良い形で残っているかと言われると、そうとは言い難い
・拙くても
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.4


インターネットと少年犯罪という社会不安、など今見ると割と強く世相を意識した内容だったんだなと思う。「間抜けな警察〜」的な内容の通り、酒鬼薔薇事件をモデルにしてることは明らかだし、警察の協力をこれだけ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

自己批判的にゲロとうんこネタやりすぎ説。
気まずいシチュエーションコントが好きなのは毎回同じだけど、今作はもう一段ぶち抜けてた。
つまらなかったわけではないけど、パルムドールがこれっていうのはどうなん
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.0

中盤、ほぼホラー映画のトーンだった。無邪気さが苦しい。

劇中であみ子の側に立ってくれる人はほとんどいない。でもこれが彼らの日常なのではないかと思う。

どうか彼女の無邪気さに応えられる世界があって欲
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リュミエール!(2016年製作の映画)

3.9

・大量に残っていた映像は「風景」と「家族」だったことは興味深い。現代の人間がスマホで撮っているものと関心の対象は同じなんだなと思った
・どの映像もカメラ位置が素晴らしい。フィルムが貴重だった分、綿密に
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

🙆‍♂️箇条書き
・何よりもまず作画が良すぎる。それ以外の感想なし。久々にジブリみて、それが一番まず感動した。
・異世界に行くまでのパート。よい。
・コダマみたいなキャラがいたが宮崎作品らしからぬデザ
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宝島(2018年製作の映画)

4.8

・画が良すぎる
・静的なカメラワークと対照の「追わなさ」がすごく心地よい
・縁起の自然さから初めはドキュメンタリーかと見紛うほどだった
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https:
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パンと植木鉢(1996年製作の映画)

4.2

・報復ではなく、愛によって相手に応えることができるか
・ラストシーンは見ようによってはある種滑稽にも映るほど直球なメッセージにもとれる。が、暴力が支配する社会への無垢な願いにも見てとれた。そのくらい直
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クローズ・アップ(1990年製作の映画)

4.6

・再現ドラマを本人が演じるということはフィクションなのか、ノンフィクションなのか
・映画というものは観る側だけでなく演じる側にとっても、現実の自分を遠ざけ理想の姿を引き寄せる装置なのだろう
・演じてる
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.7

・希死念慮誘う内容でちょっと危ない
・美しいけど、悲しすぎるな

怪物(2023年製作の映画)

4.0

すごく面白かったんだけど、ラストの解釈を巡る色んな感想や批評を見過ぎて、自分の第一印象がどうだったのか、ちょっと忘れつつある。整理のためにメモ。

最初に見たときは2人は死んだ、つまり不寛容な社会によ
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港町(2018年製作の映画)

4.1

・結論から書くと古い日本の風景や営みをありがたがる都会の搾取的な眼差しみたいなものをちょっと感じてしまって苦手なトーンだと思った(白黒の編集も含め)

・都会の人間が撮った田舎って感じがしたな(その通
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.3

改めて観るとセリフがものすごく少ないアクション映画なんだなと思った。無声映画と言われて成立するくらい映像という言語で話すことを心がけているように思った。だから子供の頃に見ても面白かったんじゃないかと思>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.6

・わからないなりに読み取る努力をすると、本作のテーマとして「自分の意思だけでコントロールできない自分の身体」というものがあると思った

・きっかけはなんであろうと妊娠したり、殺人隠しのために社会的な性
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

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・時間ができたので自宅で鑑賞

・カフカの変身とみせかけて、仮面ライダー(怪人側)ぽいんだなって思った
・疾走感のあるコマ撮りが差し込まれるのかっこいいな
・塚本監督って庵野と同い年なんだな
・好きな
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はりぼて(2020年製作の映画)

4.0

ジジイ、謝罪、ジジイ、謝罪、ジジイ、謝罪

ドキュメンタリーだけど、演技はたくさん見れる。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

・マリオ好きな人は楽しく見れると思う
・絶賛する人がいるのは理解できる。散りばめられたイースターエッグとゲーム体験の映画化、ゴチャっとしたワクワクする絵作りの圧は確かに見応え抜群

・一方で、脚本は最
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