トムザイルft.白蛇神さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

トムザイルft.白蛇神

トムザイルft.白蛇神

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BUSHIDO MAN:ブシドーマン(2013年製作の映画)

3.9

観始めはシリアスさとジョークのバランス感が掴めず、観ていくうちに馴染むかなと最後まで観たがやはり馴染まなかった。ここがクリアできていたら最高のアクション映画に成り得るのでは。

特筆すべきはなんといっ
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東京家族(2012年製作の映画)

4.0

最小単位の社会である「家族」の中の様々な生活や在り方や表情。この映画の目線は悪く言ってしまえば「美化された理想の家族像」とも言える。

とは言え、どの家族にでも見られる光景のディテールは見事に演出され
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奴隷市(2012年製作の映画)

4.0

なんとなく三周目。

端的に、麻美ゆまさん以外は「セクシー女優」名乗っちゃダメ、ゼッタイ。

体温(2011年製作の映画)

3.9

面白かった。同じ部屋で暮らす男女の「背景」を最後の最後まで引っ張ることでこの作品の緊張感を維持し、観る側を惹き付ける。

わりと評価の低い作品だが、人間の「性的嗜好」と「狂気」の間を簡素に上手く描いて
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愛と誠(2012年製作の映画)

3.8

原作を知らずに鑑賞。実に古典的かつシンプルなシナリオ設定で非常に分かりやすい、ミュージカル要素もコミカルに盛り込んだ青春ムービーと言っていいのかな。

見所はなんといっても気合の入ったアクション(ケン
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いつもより素敵な夜に(2010年製作の映画)

3.0

大した期待せずに観たが、この手の映画にしてはまあまあ観られるなという感想。セックスレス問題が取り沙汰される中で情愛への刺激を求めるといった一種のパラドクス的な要素がはっきり明示されていて、作品の品質ど>>続きを読む

ハッスル&フロウ(2005年製作の映画)

3.6

シンプルかつ端的に現実の米国アンダーグラウンドに生きてる黒人の貧民層の生活を描いているのが面白かった。

それと貧乏ミュージシャンが必ずと言っていいほど通る自宅スタジオ作りからMPC2000XLとシン
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

4.2

当時の撮影技術の関係もあるのだろうが、カメラワーク、カットなどが舞台劇を観ているような映画だなと思った。

シナリオやキャラクター設定、台詞においてもどこかシェイクスピアを想起させる要素があり、この映
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希望の国(2012年製作の映画)

4.3

今だ様々な問題を抱えている原発事故問題をこの作品がリリースされた当時にどの角度からどの様に映画として作り上げたのか気になっていたけれど、この監督の感性には頭が下がる。

どうにもならない現実、悲しみ、
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ザ・メッセージ(1976年製作の映画)

4.3

アッラーの啓示を受けメッカの統治者らに不当な扱いを受けていた奴隷はじめとする様々な階級の人々を導いたムハンマドとイスラム建国までを描いた壮大な歴史映画。

音楽や美術の素晴らしさもさることながら、作品
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17歳(2013年製作の映画)

4.2

フランス映画然りといった情緒的かつ繊細で、心地よい緊張感をアンビエンスと共に保った、儚くも美しい映画。演出、シナリオ、テンポも素晴らしく、なんと言ってもマリーヌ・ヴァクトの演技が素晴らしい。良映画。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.3

爆笑するような笑いではない、この独特のじわじわくる感じのユーモアセンスはなんだろう。とにかく美術がグッド、テンポ良し、随所に小ネタを挟んできて最後まで飽きさせない。久々に面白く良質なコメディタッチの映>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.3

うーん、評判が良かっただけに残念。3DCG技術での見せ方や迫力感は素晴らしいがシナリオがなあ・・・

アイム・ヒア(2010年製作の映画)

4.3

うーん、素晴らしい。コミュニケーションにおいての非言語表現の重要さがよく分かるとても暖かい映画だなと。

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.8

普通に面白かった。最後はもうこれなんの映画だよwと突っこみたくなるくらいのハチャメチャ映画。とは云えどしっかりと伝わるものがあるのはこの監督のセンスの良さなのでしょう。

ホステル3(2011年製作の映画)

3.0

前作の出来がとても良かったので視聴してみたけど、一作目と二作目が無ければ普通に楽しめたかもしれない。いわゆる残念な感じの映画。

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.5

フィリップグラスやマックスリヒターの音楽と二郎さんの握る鮨の映像が意外と合ってて楽しめた。内容的にもう少し修行中の裏話や素材に関しての話があれば良かったかな。

紀子の食卓(2005年製作の映画)

4.3

虚構と現実との間にどれ程の違いがあるのかというテーマを「家族」という人間の最小構成をシニカルかつ残酷に描いていおり、無感情で無機質なナレーションが人の生、演ずることの虚しさ、無常さを一層引き立てている>>続きを読む

Strange Circus 奇妙なサーカス(2005年製作の映画)

4.1

統合失調症の精神病者に見られる何重もの平行的な世界が描かれていてストーリーに複雑さを与える。展開やテンポがよく、視聴者をぐいぐいと引き込む魅力はこの監督の好きなところです。宮崎ますみの演技がよかった。

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.9

梶芽衣子が監督に「この主人公が喋らないのなら出演してもいい」といったのがよくわかる これでナミがよく喋る映画になっていたらナミの魅力も半減しただろうと思う。まあなんといっても梶芽衣子さんの魅力あっての>>続きを読む

自殺サークル(2002年製作の映画)

3.8

随分前の作品だけど、今こうして観てみると今の社会現象を示唆していた映画だったと思う。作中の「自分自身との関係」というタームがひとつのキーワードになっていると思うが、監督が伝えたかったのは仏教でいうとこ>>続きを読む

明治大正昭和 猟奇女犯罪史(1969年製作の映画)

3.5

阿部定本人出演ということで観てみたけど、短編3本立て(阿部定事件、小平事件、高橋お伝)でテンポよく、ドロドロしすぎず最後まで観られた。石井監督得意のスプラッターあり、そして何と言っても見所は首切りシー>>続きを読む

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

3.0

( ´_ゝ`)フーン って感じだった。テロリストに立ち向かう一人の男の冤罪がテーマのサスペンス映画としてはシナリオが弱い、お粗末すぎる。カーチェイスとかどうでもいいところに力入ってて他の大事なシーンに>>続きを読む