LEGIONさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

2.5

物語は真面目かつ丁寧な印象を受けたが、サスペンスとして一向に盛り上がりを見せず、見せ場もあまりなかったように感じた作品だった。物語の軸となる誘拐事件の犯人も後出し要素が多く、伏線が張り巡らされているわ>>続きを読む

ザ・トリップ(2021年製作の映画)

3.5

それぞれの計画や思惑が重なり合って物語の始まりからは想像できないようなカオスな状況に陥っていくため物語の面白さで一定以上楽しめた。それに加えて容赦無く乱射され、殴られ、肉片が飛び散るバイオレンスなアク>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.0

各キャラクターを推すファンに向けたサービスが多く、それまでの関係性を含めてよりキャラクターを好きになれるような作品になっていたが、カッコ良さを演出するためだけに物語に無理矢理詰め込まなくて良いようにも>>続きを読む

耳をすませば(2022年製作の映画)

2.5

アニメで通用するような登場人物の仕草や行動を実写で表現されるとやはり違和感を感じてしまい、少しながら安っぽく見えてしまった。
物語は恋愛面で見ればそこまで面白くなく、惹かれるような展開になっているよう
>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

3.7

見知らぬ場所で鎖に繋がれて目を覚ました男2人が強制的に死のゲームへと参加させられる物語。監禁された2人の共通点や犯人の正体など物語が進むにつれ徐々に明かされていく構成と思いがけない展開が組み込まれたミ>>続きを読む

アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.7

近未来的な世界観とレトロ感のある楽曲のアンバランスさが作品としての特色を演出していて、内容としてもアクションやSF、家族愛というどのジャンルも満遍なく楽しめるよう構成が為されていたためエンターテイメン>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

2.0

閉鎖的な村で借金暮らしをしている主人公の身に起こる過酷な出来事を描いた作品。閉鎖的な村であることから断ち切りたくても断ち切れない仕事仲間や母親との人間関係に苦しみ、借金を抱えていることから今の状況を抜>>続きを読む

好きだった君へのラブレター(2018年製作の映画)

3.5

今まで好きになった男子たちに書き溜めていたラブレターがひょんなことから本人たちに届いてしまい、そこから芽生える恋愛模様を描いた作品。青春ものの恋愛としてはくっついて離れてという良くも悪くも王道な展開の>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

狂人じみた敵ではなく、組織全体との戦いに重きを置けば消化不良な終わり方ではあったが、物語全体を通して見れば十分に楽しめる作品だった。アジアや欧州など各国に舞台を点々としていくだけで物語の規模感を感じら>>続きを読む

とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.5

家で匿うことになった脱獄犯と心を通わせていくようになる母と息子の姿を描いたヒューマンドラマ。心に傷を抱えている母が脱獄犯と関わっていく中で心が満たされていく過程や母の回復と脱獄犯の優しさに喜びを感じつ>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.5

ヤクザとして生きた男の半生を描いたヒューマンドラマ。時代とともに変化していく社会とヤクザの存在が分かりやすく捉えられていて、ヤクザとして生きてきた人たちがしていく選択を丁寧に描いていた。
ヤクザが社会
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

築50年のアパートに越してきた孤独な男性が隣人や大家と関わり合いながら日々を過ごしていく姿が映し出されたヒューマンドラマ。物語として起こる出来事は特にないが、淡々とした日々の中で得られる小さな幸せがし>>続きを読む

AK vs AK(2020年製作の映画)

3.7

番組中に大喧嘩した落ち目の映画監督が喧嘩相手である俳優の娘を誘拐し、困惑する様子を映画として映像に収めようとする物語。主人公のアシスタントが撮るカメラから映像が映し出されているためドキュメンタリーのよ>>続きを読む

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.7

娘が父親の入所した刑務所に入り浸り、刑務官もそれを黙認するというリアリティを重視すれば納得のいく物語ではなかったが、その自由な物語設定が組み込まれた構成であることによって家族愛として友情ものとして得ら>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

3.0

大人の色気と過激な発言で気まずさを生むヒロインと世間知らずかつ純粋すぎるが故に気まずさを生む主人公という一緒にいることで終始微妙な雰囲気が流れる関係性は面白くて、一見相性が良くないように思える2人が徐>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.0

新宗教の信仰をしている両親のもとで育てられている娘の葛藤を描いたヒューマンドラマ。学校の教師や生徒という外側からの客観的な感覚、母方の兄や主人公の姉という内側からの意見によって新宗教の無根拠さを理解し>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

2.5

意図したものなのだろうが、抑揚のない演技や感情を一切見せない無表情が何を目的として行われているものなのかがわからず、ただただ不自然だった。登場人物の心情描写でなく出来事に焦点を当てるためか、不運な出来>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.5

気持ち悪くて不気味さのあるエイリアンの造形は健在で、前作よりも対決らしさが増していて盛り上がりが多い作品だったため楽しみやすかった。エイリアンの特性は明かされているから未知なる怖さは前作よりは薄く、意>>続きを読む

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.0

時代や舞台など作品の世界観と詩的なセリフのアンバランスさが新鮮ではあったが、上手く組み合わさっているような印象は受けなかった。くどい言い回しや小難しい表現がそもそも苦手だったからかも知れないが、2人の>>続きを読む

偽りの隣人 ある諜報員の告白(2020年製作の映画)

3.5

自宅軟禁させられている時期大統領候補の盗聴をすることになった男を描いた物語。感動しやすいエモーショナルなヒューマンドラマや場の和むコメディ、権力の惨さが垣間見えるサスペンスなど多種のジャンルがバランス>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.5

物語は二転三転していくサスペンスとして魅力的な構成にはなっているが、二転にしても、三転にしても登場人物の行動や考えに計画性が無さすぎてその場しのぎのものにしか見えなかったからあまり凄さを感じなかった。>>続きを読む

デス・レース(2008年製作の映画)

3.0

刑務所内の囚人たちによる殺し合いのレースに参加させられた元レーサーの活躍を描いたアクション映画。アクションがメインであり、見せ場でもあるからストーリーはあってないようなものなのかも知れないが、刑務所所>>続きを読む

クレイジー・パーティー(2016年製作の映画)

2.5

取引先との契約を成功させるため、主人公たちが自分たちの会社に良いイメージを持ってもらうためクリスマスパーティーを開くドタバタコメディ。真面目な性格だったり、規律を重んじていたりする社員たちが段々と頭の>>続きを読む

コンカッション(2015年製作の映画)

3.5

引退したアメフト選手たちの身に相次いで起こる脳の異常を発見した医師がそれを否定するNFLに対して闘う物語。選手をビジネスの道具として扱っているようにも感じられるNFLの対応と何かもわからないものに蝕ま>>続きを読む

いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

3.5

妻に先立たれて一年、夫とその息子の元に再び現れて育まれていく家族愛を描いたヒューマンドラマ。梅雨という心が沈み込むような時期が舞台となっているが、作品としては温かい雰囲気と上手くマッチしていて少しばか>>続きを読む

遠い夜明け(1987年製作の映画)

3.7

趣旨は一貫していながらも、作品の前半と後半とでジャンルや物語の志向が若干変わっていて最後まで飽きずに見ることができた。後半にかけてはある程度の緊張感が得られるもので、実話ベースだから変更しようがないが>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

3.7

地球に向かう宇宙船が信号を受信した惑星に降り立ったことで起こる恐怖を描いた作品。単純なジャンプスケアが多く組み込まれているような気もしたが、エイリアンの正体がわからない点から生じる未知の怖さや宇宙船と>>続きを読む

百花(2022年製作の映画)

2.5

自分の汲み取り能力が低いからか、作品として全体的に描きたかったことが少し不明瞭に思えて、親の認知症や家族間の確執などの要素を抜きにした時に物語やその展開を通して感情を揺さぶられることはあまりなかった。>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.0

展開がよくわからず、突き動かされる主人公にもあまり理解ができなかったからか、感情移入がしにくくて結果的にあまり感動もできなかった。親子の確執や野球への愛などファンタジーの要素を通してわかりやすく表現さ>>続きを読む

地上の星たち(2007年製作の映画)

3.5

作中で主人公や教師が思いに耽ったり、悩みこむ場面に流れる音楽の曲調がどれも似通ったものに聞こえ、多く組み込まれているため若干退屈に感じてしまった。ただ歌詞を通して心情描写をわかりやすく表現し、感傷に浸>>続きを読む

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004年製作の映画)

3.0

不幸なことが重なり、絶望を知れば知るほどほど幸せなことや大切な存在が何なのかを気づかせてくれる内容になっていて、辛い展開が多いながらも三兄弟の絆と前を向こうとする生き方に心が温まった。現実からは程遠く>>続きを読む

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.7

ドキュメンタリーではあるが、北朝鮮に深く関わっているとされる人物の登場や武器売買や製造のプロジェクトに関しての話し合いで10年にわたる場面が次々と展開されていくため、並の物語より重厚さを感じられる作品>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.5

シリーズ独特のSFの世界観と場の和むコメディ要素が良いバランスで組み合わさっていて作品の雰囲気は好きになれるものだった。疑問点も残る部分はあったが、様々な地に舞台を移していき、後半にかけて盛り上がりを>>続きを読む

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

2.0

人間ですら周りの人間に危害を加えることがあるのに、そんな人間に擬態するXが危害を加えないわけがないように思えてしまったため、Xに対しての序盤の設定に違和感を覚えてしまい、後半にかけての展開も想像が容易>>続きを読む

恋愛だけじゃダメかしら?(2012年製作の映画)

2.5

新たな生命を迎えることになる5組のカップルや夫婦にそれぞれ焦点を当てた群像劇。妊娠することや養子を迎えることを経て衝突する姿や互いを尊重していく過程が映し出され、コメディタッチで表現しつつも真面目なテ>>続きを読む

崖っぷちの男(2011年製作の映画)

3.5

高層ホテルの一室から横領事件の無実を主張し、飛び降りを図ろうとする男を軸に事件の全貌が明らかになっていく物語。無実を証明するために余計な罪を次々と重ねていくから後半にかけての内容と結末は理想すぎるもの>>続きを読む