パパイヤ男爵さんの映画レビュー・感想・評価

パパイヤ男爵

パパイヤ男爵

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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

4.0

オリジンものにハズレなしの法則発動。普通におもろいやんけ!

マダムウェブはコミックスのスパイダーバースではよくわからんチートキャラだったが、ダコタの大人の魅力でいい感じの仕上がりに。予知能力以外、大
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.4

この作品に不可欠なスローモーションで音楽を聴かせるシーンに尺を取られるせいなのか、それ以外の部分はものすごくテンポがいい。2時間以上あるのに全くダレないのは展開が早いせい。

なのに作品として今一つな
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

そこそこ面白いけど長すぎる。キャラクターの内面描写が足りなくてラストもまあ予定調和かな…なんて思うがそもそもそうした余計なことは考えず、頭を空っぽにして見て楽しむ映画なのかもしれない。実際、笑えるとこ>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.2

チャドウィック・ボーズマン、フォーエバー。二代目ブラパン誕生だけでは弱いと思ったのか、半ば無理矢理に二代目アイアンマン(アイアンハート)誕生話をぶっ込んできた。正直アイアンハートのデザインがダサすぎて>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

前作より俄然面白い。訓練時から緊張感あふれる空撮、喰えない奴ら揃いのトップガンエリート達。イージーだった展開は影を潜め、隙のない映画になった。恋愛パートもコンパクトになった印象だがこのくらいが丁度いい>>続きを読む

スーパーヒーローズ(2021年製作の映画)

3.9

基本的なストーリーは素直だが、過去と現在が頻繁に連続して交錯する構成がユニーク。最初のうちは過去と現在が次々に入れ替わって何が起きてるのかよく分からないくらいだが、その違いが際立ち、二人が全く別のカッ>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.6

最終的にはワンダとストレンジ双方の「愛」というベタなテーマに収束するが、アイディアも盛りだくさんだったり、結構勢いで押し切ってたり、ネタが散りばめてあったり、ストーリーに振り回されて文字通りのマッドネ>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

5.0

表題に偽りなし
これがバットマン
これぞバットマン

映画的にはこれまでになかったタイプのバットマンだが、様々な王道が散りばめられた作品で、最終的に王道そのものを見た印象になる。

ノーラン版よりもハ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.9

この映画が実現しただけですでに満足度7割くらい達成しており、完成した映画を見終わってほぼほぼ予想通りのマルチバースっぷりに期待通りと表現するか予想以上ではなかったと表現するかは些細な違いでしかない気が>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

シンビオートがひたすら暴れて主人公達がひたすら振り回される映画。迷惑な奴らよのうと思いつつ誰にも特に感情移入できないまま最後まで突き進むが、逆に変にヒーロー映画になってもそれはヴェノムではないとなって>>続きを読む

ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.5

基本的にインタビューだけのドキュメンタリーなので、その絵が世の中に知られるまでの前半はかなり退屈。だが絵の価値に疑問符が付くのと並行してオークション側の戦略により価格が暴騰する中盤から徐々に面白くなっ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

原作のイメージを壊さない絶妙な匙加減で登場人物やエピソードを削り、全3巻のちょうど半分までカバー。原作で誰もが気になると思われるオーニソプターも納得のデザイン。原作との最大の違いは事あるごとにゼンデイ>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

世界よ、これが配慮だと言わんばかりの気配りてんこ盛り。女性主人公にLGBTは当然ながらマイノリティへの配慮に中国、インドのマーケットへの配慮、欧米人の歴史への批判的な視点。ついでにアンジーのシワへの配>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

SFであり、パニック映画。見ているとあれもこれも元ネタはここにあったんだな…と思い起こされてくる。前半のバイクチェイスの見せ方など、すごい。

後半はアクションが減ってしまうが、破壊シーンの書き込みが
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

元々オリジンものはハズレが少ないが、これは当たり。いわゆるジョーカーらしい猟奇的で理解できない部分と、アーサーらしいある程度感情を理解できる部分との配分が上手い。

ゴッサムの世論の動きとそれに対する
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.2

前回はアイアンマンのパシリだったMCUスパイディも、今回はスタークがいないため独り立ちしていく…いわゆる少年が成長していく王道展開であり、これこそ若いスパイダーマンに相応しい物語であり、今回は成功して>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.0

全体的に暗く、差別ばかり気にするXメンムービーはMCUとの差別化としては成功していると思う…が、差別化できれば魅力がなくても許されるのだろうか。

今回はいつもに輪をかけて暗い上にチャールズといい、ジ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.4

前作はコミックスのインフィニティ・ガントレット編にある程度則って展開したが、今回の後半は全く異なり映画独自の展開となった。アダム・ウォーロックもデスも出てこないので当然か。

SFで定番のあのアイディ
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.3

変身前の子供と変身後のキャラが違いすぎて違和感が拭えない。しかし子供としてのパートも変身後のパートもそれぞれ丁寧に作られていることから、このキャラの違いは「そうなってしまった」ものではなく「あえてそう>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.3

オリジンものだが、差別化としてミステリーっぽくなっているところが新しい。誰が敵で誰が味方なのか、自分の過去と絡めながら解き明かしていく。コミックスの現行キャプテン・マーベルは2代目だが、今作でもそれを>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

コミックス版とはかなり異なり、あの謎の吸血鬼一族は一切出てこない。共通のキャラを使った全く別のストーリー。

映像はどのシーンもこだわりがいちいち感じられるクオリティ。アメコミっぽさを活かした演出もい
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

最近のDC映画では一番受け入れやすく、シンプルに楽しめる。ストーリーが単純なので若干の中だるみはあったが、後半特にそれを補うCGの嵐とジェイソン・モモアのワイルドな魅力で押し通した感。髪のなびき方など>>続きを読む

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

2.4

2→1→3の順で見たので話の細かいところを忘れており、その辺のフォロー(例えば回想シーンなど)は全くないのでやはり順番に見たかった。

2作目のコメディ路線より1作目のシリアスな雰囲気に近く、ただ淡々
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

最初にいい評判を目にしなかったので迷っていたが、自分で見に来て正解だった。普通に面白い。ヴィラン主役の作品でどこまでヴェノムが善人になってしまうのか心配していたが、ちょうどいいバランスを保てたように思>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.0

前作のアントマンを見ずに鑑賞したけど充分楽しい。アメコミヒーローものというより、古き良きSFエンタメ映画として見られる感じ。MCUであることを忘れそうになる。テンポも良いし、笑えるところも多い。複数の>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.3

決して抱腹絶倒コメディではなく、むしろ悲哀漂うロードムービーと表現した方が正しいかもしれない。

成分的には合法とはいえ、ドラッグのディーラーという悪事に手を出して相応の結末を迎える学者達のギャング団
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

4.0

演出も声優もキャラデザも作画もいい。バットマンもヴィランも正しく設定されており、バットマン作品の一つとして違和感なく鑑賞できる。

最近の流行の通り、この作品でもハーレイクインの存在感が非常に良い。ジ
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

4.0

SNSイジメ、LGBTなどテーマからしていかにも今どきなジュブナイルものだよな…と最初の内は客観的に見ていたものの。

現実シーンの困難が深まるほどに煌びやかな空想シーンとのコントラストが際立って、切
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.1

前作よりずっと良くなって面白くなった。前作はオリジンでもあり、俺ちゃんのナルシズム全開、バイオレンス描写、メタ発言もこんなに入れてますよ、という意識がヒシヒシと感じられたが…今回は「こなれてきた」とい>>続きを読む

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.6

最初から最後まで大笑い…というわけではなく、正直最初の仲間集めはテンポも悪くストーリーを追うのが難しい。あくまでも続編で、前作を見ていない人への説明はほとんどないからでもある。警部がなぜ彼らを庇うのか>>続きを読む

ザ・プレイス 運命の交差点(2017年製作の映画)

4.7

とにかくアイディアが面白い。伏線が巧みな作品は多々あれど、これは伏線だけで構成された映画。とはいえイタリア映画らしく、難しい表現なしにいいテンポでストーリーが進む。ミステリー的な部分もあり、映画は徹頭>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

これはズルい。盛り上がらないわけがない。続編が楽しみ…というか、まだ物語としてはこれからなので正直、これで映画の評価をするのは無理があるとも思う。

インフィニティ・ガントレット編は90年代版のコミッ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

素直に面白い。昔の映画を見たときのような心地よさ。少年少女達が悪い大人に狙われて、危機に陥りながらも仲間と助けあって…という超王道ストーリーだが、丁寧にしっかり作られているのがよく分かる。主人公たちが>>続きを読む

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