ばっしぃさんの映画レビュー・感想・評価 - 33ページ目

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.1

地方から出てきて東京という都会で暮らしていくことは孤独で押し潰れされそうになる。そんな都会の片隅で詩というものを大事に生きて生きたい。

マルサの女2(1988年製作の映画)

4.1

◯金と女の欲がどこまでも汚く、面白く描かれている。宗教法人のいかがわしさを三國連太郎が演じ切っていた。個性的なキャストも健在。殺されたチビ六の視界に映る子供たちの顔、など印象的なカットが今も記憶に残る>>続きを読む

ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記(2007年製作の映画)

4.1

前作同様、歴史を絡めた謎解きと冒険アドベンチャーがとても面白かった。

相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン(2008年製作の映画)

4.1

東京を舞台にしているのもよかったし、ストーリーも二転三転起伏があり、謎解きとしても面白かった。

交渉人 真下正義(2005年製作の映画)

4.1

踊る大捜査線シリーズで一番面白かった。地下鉄の路線を題材にしていたり、ラベルのボレロをトリックに使ったり、謎解き要素としてもサスペンス要素としてもシナリオの妙で良質な作品。楽器が一つ一つ加わっていくボ>>続きを読む

人間の証明(1977年製作の映画)

4.1

ジョー山中の主題歌が悲しく響く。戦後の混乱と人間のエゴを浮き彫りにする。

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.1

1作目より歴史ミステリー感は減ったもののエンターテイメントとしてはパワーアップ。

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

4.1

◯小説の面白さをうまく描いていた。テンプル騎士団とキリスト教の謎や歴史への挑戦で、謎解き冒険活劇として面白かった。ルーブル美術館から始まるというのもすごい。

笑の大学(2004年製作の映画)

4.1

◯舞台が好きだったが、役所広司の堅い演技と稲垣吾郎の実直な演技もよかった。

春との旅(2009年製作の映画)

4.1

不器用な生き方しかできない頑固なお祖父さんと、両親がおらず足の悪いおじいちゃん思いの孫娘の二人が、やむなく新しい生活を探すために、親戚めぐりの旅をするロードムービー。親戚を巡りながら、お祖父さんの過去>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.1

それぞれ問題を抱えた家族が、7歳の娘の美人コンテストに参加するために、黄色い古いワゴン車で旅をするロードムービー。ちょっとぽっちゃりの女の子のダンスが可愛い。みんなが家族を誇りに思い、明るく楽しく生き>>続きを読む

私は貝になりたい(1959年製作の映画)

4.1

◯最後の主人公の独白(妻への手紙)が涙を誘う。戦争はなんと残酷なのか。各国のエゴと政治家の暴挙の犠牲者はいつも幸福な市井の人なのだ。

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.1

それまで続いてきて多くの命が無為に奪われた戦争を終結させるための一日こそ、日本のいちばん長い日。そこには日本の血を賭けて暴走し続ける陸軍が、天皇陛下の玉音放送による終戦に最後まで抵抗する攻防が描かれる>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

黒人差別は少しずつ改善されているのかもしれないが、本質はさほど変わらず根強く残っている。未だにアメリカは成熟できずにいる。
酒場での砕けた演奏がかっこよかった。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.1

ダブリンの空気感、音楽に対する熱意、そこに高校生の思春期特有の恋愛、友情の雰囲気が重なってとてもいい作品に仕上がっている。

華氏451(1966年製作の映画)

4.2

原作も面白かったが、トリュフォーがその世界観を映画化。本に対するリスペクトを持って観たい。図書館戦争のベースになっている物語だと思う。

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.2

◯テレビシリーズも巧妙なシナリオ、巧妙な手口が面白かったが、映画になりさらにグレードアップ。騙されることが既にわかっている観客を騙すのは本当に難しいことだと思うが、あっさりとその想像と期待を超えてくる>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.2

心に傷を負った二人は、どこまでも不器用でストレート。裸の心はさらに傷つきやすい。二人を見守る家族がいて、すれ違う心がようやく結ばれるエンディングがとても素晴らしい。

ツーリスト(2010年製作の映画)

4.2

◯ベネツィアの街を舞台にしていて、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーがスタイリッシュな映画にしている。二転三転するストーリーもよくできている。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.2

◯宇宙ステーションがワルツに合わせて踊る。
宇宙の荘厳さと壮大さと生命の神秘をクラシックの名曲とともに美しく描く。科学の進歩と人類はどう向き合っていくのか、50年も前に問題提起しているが、未だに我々は
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

4.2

◯レプリカントの悲しみ。独特の近未来感の世界にヴァンゲリスのおんがくがマッチしている。

ナショナル・トレジャー(2004年製作の映画)

4.2

歴史を題材にしエンターテイメント性を高めた作品。スリルあり謎解きありユーモアありで、家族で観るのにちょうどいい。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.3

イタリアンマフィアの映画だが、ファミリーの結束とマフィアの闘争に品格と哀愁を感じる。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.2

◯役所や政治家の特性を見事に描き切っていて面白い。エヴァ譲りの音楽のかっこよさ、ゴジラ自体のバージョンアップなど、グレードの高い娯楽作品に仕上がっている。

猿の惑星(1968年製作の映画)

4.3

何回観ても最後の結末の持つ意味の重さが心に響く。

8 1/2(1963年製作の映画)

4.3

フェリーニの感性、映像美、ニーノ・ロータのノスタルジックな音楽、テンポあるストーリー展開、とても好きだった。

ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

4.3

サラリーマンとして、この映画を見ると元気と勇気が湧いてくる。

獄門島(1977年製作の映画)

4.3

◯芭蕉、其角の実在の俳句に見立てた殺人事件という、横溝正史の着想がすごい。市川崑監督の映像美と間合いも相変わらず素晴らしい。当時角川映画に勢いがあり、小説やテレビシリーズと異なる犯人を設定するなど、企>>続きを読む

銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

4.3

独特でなんとも面白いSF映画。小説も映画もサブカルでもてはやされる作品。

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.3

老トレーナーと跳ねっ返りの女性ボクサーの二人の絆の物語。想像を超えた結末に驚く。悲しくも前向きに考えたい映画。

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

4.3

◯古沢良太のシナリオが面白い。大泉洋演じる3枚目探偵がめちゃくちゃかっこいい。カルメン・マキの歌う「時計を止めて」が素敵。

マルサの女(1987年製作の映画)

4.3

◯マルサという本来固いお仕事を娯楽映画に仕立てる、しかも女性の査察官を主人公に据える、しかも自分の妻を主人公にして描く、伊丹十三という監督はやっぱりすごい。薄汚れた東京の夕景が印象に残る。本多俊之の音>>続きを読む

バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

4.3

Calling Youの音楽が劇場に流れた瞬間、特別の空間に包まれ、遥か遠い異国の世界に放り込まれたのを覚えている。

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.4

◯この献身が悲しすぎるけど、心に沁みるストーリー。よくできた原作を上手に映画化している。