ばっしぃさんの映画レビュー・感想・評価

ばっしぃ

ばっしぃ

喜劇 大安旅行(1968年製作の映画)

3.0

懐かしい喜劇シリーズ。フランキー堺の車掌のシリーズも安定感がある。マドンナ役の新珠三千代、妹分の倍賞千恵子、脇を固める伴淳、左卜全、園佳也子らも定番感がある。

正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

3.7

アメリカの移民問題にまつわる群像劇。9.11と民族問題、宗教問題、不法入国と強制退去、グリーンカードに帰化問題、移民の孤児などの問題が提示される。夢や希望を持って移住したが問題は山ほどあり、この映画で>>続きを読む

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.3

村上春樹の短編で行間に心情が表現されているが、映画ではハワイの自然の風景と吉田羊の表情で表されている。

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋(2007年製作の映画)

3.4

魔法がかかった不思議なおもちゃ屋と243歳のマゴリアムおじさんと人生に行き詰まりを感じているモリーと少年エリックの物語。
色鮮やかなファンタジックな世界と希望を見失ったモノクロの世界の対比もいい。おじ
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.6

アトランタオリンピックの時の実話をクリント・イーストウッド監督が映画化した作品。あまり背景の脚色を過度にドラマティックにすることなく、事実を比較的コンパクトにテンポよく描いているが、その中にも作品とし>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

信仰の自由がテーマでとても重厚な映画。信仰は人々に救いを与え、ものすごい力となる。だから為政者にとって恐怖であり歴史的に迫害された。切支丹を弾圧していた当時の日本におけるキリスト教は日本に何をもたらし>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

震災に加えて生活者保護の厳しい現実がテーマ。重たくて扱うのが難しいテーマながら、それぞれの立場や心情を丁寧に描き、とても見応えのある内容だった。
瑛太演じる役人の無機質な表情と清原果耶の真っ直ぐな表情
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シムソンズ(2006年製作の映画)

3.0

シムソンズをモデルとしたスポーツ青春映画。女の子たちの前を向いて頑張っていく姿が光っていた。

ハウ(2022年製作の映画)

3.3

ハウがとにかく可愛い。ハウの演技もすごい。ストーリーは安直だが単純に感動できる。

いぬ(1963年製作の映画)

3.6

この頃のフランス映画は最初のタイトルバックから世界に引き込む。白黒で光と影が差す道をただ歩いていくだけなのにかっこいい。
警察に仲間を売ったイヌが誰か疑うことを軸にストーリーを展開していく。クールなハ
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劇場版 ルパンの娘(2021年製作の映画)

3.4

テレビの続編ではあるが、ストーリー展開的にもLの一族の重大な秘密が明かされ面白かった。

(ハル)(1996年製作の映画)

3.6

Windows95が出て人々がパソコンを使い始めた頃の物語。パソコン通信でのネットワーク空間でのつながり方、匿名性の付き合いの走り、現実空間とネットワーク空間のバランスなど、当時の環境や時代背景、空気>>続きを読む

配達されない三通の手紙(1979年製作の映画)

3.5

ミステリー映画ブームの70年代に、正統派エラリー・クイーン原作を萩を舞台に映画化。野村芳太郎監督が緩やかな物語進行の中でも人物描写を大事に描いている。お金持ちの良家に育ちの違う人が紛れ込んで愛憎のもつ>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.2

今回は3人がお互いに騙し合い競い合うという今までにないスタイルで、一人ずつスポットを当てつつ少しずつ種明かしをしていく。それでも誰が味方で誰が敵で誰から何を騙し取ろうとしているのか全くわからない。そう>>続きを読む

事件(1978年製作の映画)

3.7

姉妹との三角関係がもつれた殺人事件を裁判の進行とともに、様々な証言や回想から事件の背景やあらまし、それぞれの心情を明らかにしていく。
昭和の名優がたくさん出てくる。野村芳太郎の演出には味わいがあり、芥
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阿弥陀堂だより(2002年製作の映画)

3.8

土の匂いに人間本来の時間の流れ方がある映画。たくさんのおばあちゃんがたくさん出てくるが、みんな生き生きした顔をしている。そして感謝と労いの気持ちを持って生きている。全てをあるがままに受け入れ、気負わず>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.6

クリント・イーストウッドの老人と少年の交流の第何弾?という感じだが、本作もあったかくまとめている。若者こそが希望なのだという思いが強く伝わってくる。今回はメキシコが舞台で老カウボーイの強さと優しさが滲>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.7

とにかくデビッド・バーンの音楽がかっこいい。リズミックでダンサブルな楽曲に歌が乗る。歌に込められたメッセージもウィットに富んでいて、人間の本質を問い、平和を願うもの。衣装もステージパフォーマンスも全て>>続きを読む

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.6

今回も、ホテル客はみんな仮面を被っている、そこに犯人が紛れ込んだらというコンセプトに、仮装パーティーで本物の仮面を被るという面白いストーリー。だが、脚本が少し浅いのと木村拓哉の演技で安っぽくなったのが>>続きを読む

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.8

大学の文化系サークルのさえない面々の青春SFコメディ。ヨーロッパ企画の後々の「ドロステ」につながるタイムスリップを使ったドタバタストーリーが面白く、しかも論理的によくできている。

ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

衰退の激しい島を守るために嘘に嘘を重ね、殺人を重ねてしまう。挙げ句の果て巻き込んだ大事な幼なじみまで自死を選んでしまう。
ちょっとリアリティに欠けるかな。
友情と見せかけて嫉妬という二段落ちもある程度
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片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.6

板尾創路「受験生」、辛酸なめこ「スピリチュアルマイライフ」、赤松隆一郎「ピーコちゃん」、松尾スズキ「部長」4人の脚本の短編オムニバス。唯一のテーマは片桐はいり。シュールありアイロニーありアナーキーあり>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

9.11のテロの一味と見做され長期にわたって不当に拘束されたモーリタニア人の実話。テロへの憎しみがあるから、正しい情報を得て冷静に判断することは難しい。アルカイダで訓練を受けた事実などがあると尚更だ。>>続きを読む

パレード(2010年製作の映画)

3.7

都会の片隅のシェアハウスで共同生活する若者たちの群像劇。都会で一見涼しい顔でカッコよく過ごしているようだけど、みんな悩みや心の闇を抱えて生きている。互いに依存しながら生きていることから抜け出し次のステ>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.9

レディ・ガガが出てきて、「バラ色の人生」を一曲歌っただけで全てを持っていってしまう。とても魅力的な美しさがある。
無名の歌手からスターダムにのし上がっていくアリーと酒と薬に溺れて転落していくジャック。
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神様はバリにいる(2014年製作の映画)

3.8

パリで財を成したちょっと変わった「アニキ」の話。見た目もやることも無茶苦茶だが、バリの人を豊かにするため、子供たちを笑顔にするため、それだけを考えて前向きに前向きに進んでいく。
失敗した時こそ笑え、ダ
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眠れない夜の月(2015年製作の映画)

2.9

木彫りの人形のストップモーションアニメーションで絵に暖かみがある。
眠れない夜は月が木に引っかかって空が回らなくなるから。それを外すのは月の「リス」。絵本の世界のようなおとぎ話。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.8

なかなかに酷い悲しい話だった。体育会系のクソ馬鹿学生に怒り。佐藤二朗が代表的なクズだった。怒りの沸点もMAXに達し暴走する宮本がすごいし、靖子のストレートな怒りもすごい。観ているこっちまで怒りと復讐心>>続きを読む

バックドラフト(1991年製作の映画)

3.5

90年代に流行った英雄娯楽映画。消防士だけではなく火災調査官にもスポットを当てたのは面白い。父親から続く消防士への誇りと兄弟愛が描かれる。
火は生きている。燃えるものがあれば一瞬で燃え広がる。火の描き
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

偏屈で短気な年寄りが最愛の奥さんを亡くし自殺を考えるがなかなか死ねず、トルコ移民の隣人家族との交流を通じて少しずつ心を開き通わしていく物語。死んで奥さんのところに行こうとするたびに自分の人生を語ってい>>続きを読む

柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

3.6

柄本家の才能のぶつかり合いがすごい。舞台を極めてきた父が芝居をつけ、昔父も演じた「ゴドーを待ちながら」を息子たちが演じる。そこには役者馬鹿の師匠と弟子の姿もあり、親子の尊敬と愛情もあり。本の読み方、感>>続きを読む

スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.8

アメリカの加熱する選挙戦の異常さ、マスコミの機能不全、地方の財政難など社会問題に対して風刺的に切り込んだ政治コメディ。民主党対共和党でどっちが勝つのかと見せておきながら、観客をも騙す予想外の結末はとて>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

ストーリーはやや単純だが、音楽がとってもよくてCool。派手なカーアクション、銃撃戦ともビートが合っているし、シーンの心情にも合っている。ベイビーのプレイリストとしてサウンドトラックも楽しめる。

カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.5

西部劇にオールドムービースターを起用し、過酷なスタントシーンを用意して事故死させて保険金をせしめようとするが、しぶとく生き残り、結果すごい映画ができるというわかりやすい王道のアメリカンコメディ。
デニ
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テッド(2012年製作の映画)

3.7

誰しも子供の頃ぬいぐるみと話をしたが、本当に話せるようになり大人になるまでずっと親友でいた人はいない。いつまでも大人になれない男と見た目は可愛いけど超スケベなクマのぬいぐるみの、とってもファンタジーな>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

冒頭とラストの、広大に広がる田園風景と広がる大空は永遠の故郷のような原風景であり、リリィ・シュシュの歌、アラベスクとネットに書き込まれる思索的言葉ともシンクロしている。陰湿ないじめで、いじめる側もいじ>>続きを読む

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