kiyotaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

青い春(2001年製作の映画)

3.9

ミッシェルガンエレファント

シーンの間合いの詰め方や省き方が素晴らしい。この作品にとって何が大事で何が大事じゃないかの割り切りが潔すぎて、ストーリーなんてスッカスカなのに余韻がすごいという、まさに、
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

正直先入観で全然期待してなかったけど、それを余裕で上回るくらいに良かった。

前情報として二重構造のどんでん返し系と勘違いしてたけど、全然どんでん返しとかではなく。

テレビ番組への揶揄を込めたブラッ
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.1

設定の出オチで、その後の旨みが期待を下回った印象。仕組みがもたらす面白みがややこしいのと、設定上同じやり取りを何度も見ないといけないのがやや冗長。

2分後と言いつつ誰もストップウォッチやタイマーを使
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーとして凄いわけじゃないけど…この面子が凄い

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.3

小ネタとアクション以外か1の方がよかったかなー。

設定や背景はもう分かってるのだから、展開のテンポ上げて欲しかったところが逆にテンポが落ちた感があったのが気になった。

原因としては、男野良殺し屋コ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

主人公が良キャラで痛快!エマ・ストーンはテンプレじゃないキャラをやる作品だとすごく演技が映える。

BGMも不穏な感じというかどこか調子ハズレな感じで、すごい世界観とマッチしてて良かった。そして可愛い
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87分の1の人生(2023年製作の映画)

3.6

フローレンス・ピューの不安の巧さの的確な使い方。ホラー/スリラーだとわざとらしく感じたけど、日常(の逸脱)だと却ってしっくりくる不思議。

デンゼルワシントンがなんとなく苦手で、それは理知的な立ち回り
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

精緻なディテールの寓話
今度は今度、今は今
トレインスポッティングとルー・リード
影は重なれば濃くなるはず
木漏れ日はそのとき限り
自分の人生を愛するということ
他者を排斥した世界
泣きながら笑わずに
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ある意味ミーガンより怖い。
ピュアの一言では片付けられないくらい、現実的にはその選択は普通マズいよねが多い。

だから見てる途中に、これは王道をひっくり返して社会派スリラーみたいにしていくのかな、それ
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成れの果て(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

会話基調なのが映画としての違和感につながっていると思う。どう考えても言葉で説明しすぎで演出や脚本をサボりすぎ。

妹は目力はあるけどほぼ一本調子の演技なのでこれが良い演技かは保留な感じ。むしろ姉のラス
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

SFホラーかと思ったらパシフィックリムだった件。ふざけてて良い

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

まず終わり方の構成は秀逸過ぎる。

それぞれの人物の繊細微妙な感情表現がこれでもかと丁寧に凝縮されていて、だからこそ40分という尺は最適だったのだと感じた。

高校生のむきだしの感受性がぶつかるあのひ
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