Ruiさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

スナッチ(2000年製作の映画)

3.8

様々な視点で進むストーリーと、それが徐々に近づいていく緻密さがユニークでした。音楽と撮影技法、銃を使ったアクションがとてもかっこよかったです。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

別の場所で起こった話が最後に綺麗にまとまるのかと思いきや、そんなに交わらない話もあったり...観終わった後の肩すかし感も含めて不思議な感覚。

ヴィンセントがトイレに入るととんでもない悪いことが起きる
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.6

「正しい教育」ではないかもしれないけれど、ヴィンセントにギャンブル、ケンカの仕方、バーなど、色々なことを教えてもらったこの少年は健やかに成長していくんだろうと思いました。

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

4.0

作品の完成度と、それが商業的に成功するのは全く別の話なんだと実感させてくれる映画でした。商業的な才能がある人というのは平気で誇張して話したり嘘をつける人なのかもしれませんし、それは本人の中では嘘とも感>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.9

題名や序盤の展開からケンカ映画なのか?と思わせておいて、終盤に向かって伏線を回収していくストーリー。おもしろかったです。

花に嵐(2015年製作の映画)

3.5

やはり自主制作感のある映画で、カメラワークがほぼ全編手持ちカメラの映像のみなので、酔ってしまい気持ち悪くなったのでそれで減点です。

しかし、だからこそのリアルさがあり異質感のある、自分が観たことのな
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.4

のんびりと、列車と共に流れて行くストーリー。ムーンライズキングダムに通ずる雰囲気とストーリー。突然訪れるシリアスな展開、そこからの兄弟の結束。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

モノリスとはいったいなんなのか。記念撮影時のノイズ。人工知能HALとの会話。無音状態や、宇宙ヘルメットの中での息づかいのシーンでの緊張感。美しいシーンや色づかいが印象的で、全てが謎めいています。

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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

舞台は2019年。2017年の現在、電車を待っているホームで見える現実がなんだか嘘のようです。車が街の上空を走ることはまだ無いけれど。この映画を観終わってから1日も経っていませんが、別の世界にいるよう>>続きを読む

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.1

登場人物のキャラ、話の構成など、作品全体が人間味とユーモアに溢れていて、飽きずに観れて素晴らしかったです。強いて言えばですが、効果音を人力で出すシーンが全体を通してお気に入りです。

とにかくチョイ役
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.0

設定もリアリティがなく、ストーリーも退屈、男女の感情もリアリティがなく伝わって来ませんでした。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.6

設定がわかりやすく、入り込みやすいです。ストーリーは平凡ではあるけれど面白い作品でした。

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.9

カイザーソゼの正体がなんなのか、実在しないのか、はたまた5人のうちの誰かなのか...最後に明かされます。尺も長くはないので、分かりやすく驚かされる構成だと思います。

欲を言えば、この手の映画は現代に
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.8

ゲームの中のキャラクターが現実世界に登場する、という設定が面白い作品ですが、そこに頼りすぎることなく、スピード感たっぷりに描かれている作品です。

個人的にはゴーストバスターズの現代版というか、技術的
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

時間を並列に捉えるという考え方が自分にはとても新鮮でした。同時に、パラレルワールドは存在せず、起こる結果は1つしかないのかなということについても考えました。

「よく分からないもの」について初めに分か
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーというか、映画的な質を持ったライブ映像です。talking headsもtom tom clubも最高。2017年の今聴いても、一周回って現代的な音楽に感じます。

talking h
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ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

3.8

みんな自分に都合のいいことを信じて生きて、都合の悪いことから目を逸らしている。何かにすがって生きることについて考えさせられました。

自ら命を絶ったマリリンのシーンと、修道女が空を飛ぶシーンが、人間の
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.2

スポーツマン、オタク、チンピラ、不思議ちゃん、お嬢様の5人と1つの部屋を舞台にしたストーリーです。

タイプが違う人、それも思春期の人間が集まれば衝突は起きるのは必然かもしれませ。時間が経つにつれて、
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コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

3.8

哀愁が漂う作品です。モノトーン・ストーリー・人物すべてが虚しく動いていく中での些細な感情の起伏、
コーヒーにたどり着くまでの出来事を通してなにかを悟ったような青年の、その先の人生もそれなりに続いていく
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.6

クワイエットルーム=隔離された部屋を舞台にした物語。

精神科という"普通ではない"ところでの生活を通して、そこでは"普通"とされている文化みたいなところに驚き、慣れていく2週間の話。外に出たら全く関
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気球クラブ、その後(2006年製作の映画)

3.8

気球クラブ うわのそら。
最初から最後まではっきりとした表現は少ないですが、それ故のじわじわと来る哀愁、切なさがあります。

夢を持ち、気球にのって空を飛ぶというのが素敵な行為だと思い、その行動自体が
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アナコンダ2(2004年製作の映画)

3.1

B級映画です。なにが面白かったのか自分でもわからないけど、なぜか最後まで観れました。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

ミュージカル映画というものを始めて観たので、少し戸惑いました。

ストーリーはとても淡白で、演出にフォーカスさせている印象。作中で流れている音楽が基本的に自分には合わない感じがしました。前半は歌うシー
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スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

3.9

クオリティ高かったです。ジム本当に死んでしまったので驚いたけど、作品としていい終わり方でした。カーンは怖い人物。

しかし提督ともあろう人があんな浅はかな人物で今まで成り立っていたんだろうか?平気で味
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

何もかも発達した21世紀において、誰に教わった訳でもない"常識"に価値観を囚われ生きていくことがどういうことかを考えさせられる。しかしやはり大多数の人々はそこを飛び越え、個で考えることはできないのでし>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.1

コメディー映画と思いきや、恐怖を感じました。スリラーですね。

超巨大架空現実のスタジオを使って人の一生を操り、お金を生むエンタテインメントとしてTV放映するプロデューサー、周りで演技を続ける人々。特
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.2

毎回の如く最高です。
今回まさかのドクの恋愛劇もあるし、マーティンのカウボーイ姿もかっこいい。最後に結局ひょっこり現れるドクを観て、わかっていても感動してしまいます。
観る人に夢を与えてくれる素晴らし
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スター・トレック(2009年製作の映画)

3.8

情熱と直感力で突き進むカークと、冷静と理論武装で行くスポック。そういう気の合わない普段が協力できたらそれはやっぱり強いという話でした。

スポックの恋愛シーンはあまり観たくなかったですが笑、面白かった
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.8

マミーに続いて観た作品です。

これも家庭内暴力・老いた母親・死んでしまった弟などの問題があり、唯一の後継者である兄も頭は切れるところがあるが、人格に大きな問題がある。

他者との繋がりを絶った環境で
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.1

ADHDの少年スティーブは暴力的で魅力的、愛に溢れていて、カイラとの出会いから人として少しずつ成長していく姿が美しく描かれています。
母親ダイアンは強がりだけれど息子スティーブを愛している故の葛藤が常
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.3

1の方が好きです。
映像が綺麗になった分、少し中途半端かなと思いました。ストーリーもあんまり惹かれず...。途中で流れたリミックス?されたテーマ曲はすごくよかったです。テレアポ役の人がすごく可愛くなっ
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

4.0

説明不要の名作。終始力の抜けた雰囲気の映画です。

自分達のロゴで作ったキャラクターが最後に敵として表れる皮肉。マシュマロマンかわいいです。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.3

空想と現実が同じ時間軸で入り混じる奇妙な作品。どこのシーンが空想で、どこのシーンが幻想だったのか、人によって捉え方も違うと思います。

リーガンにとって、自己評価は超能力を使える自身が演じたバードマン
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

4.0

予定調和のない、実験的な作品。全体を通して生活感にあふれていて、抽象的なので人によって捉え方の違う作品だと思います。

悪気のない、無邪気で綺麗なユリに翻弄されるみるめ君と、みるめ君に惹かれてもずっと
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