Ruiさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.1

学生時代の儚く、密度の濃い、社会では経験できない様々な体験を描いています。

友人とのお祭り騒ぎ、恋愛のいざこざ、生徒と先生、すべて学生の特権。いつか終わりは来るけれどその瞬間思っていることや考えてい
>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

子どもたちの、少し大人でロマンチックな冒険の話。
一方の大人たちは、大人げなく恋をしたり非情だったり...。

現実のようで、現実じゃないような、絵本のような、不思議な世界観がとても好きです。
素敵な
>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.1

全体的に可もなく不可もなくでした。
ストーリーは緩やかに進み、それにしても人間同士のドラマも少なく、最後も...。
設定で押すような内容に感じました。

インターステラーはこの映画を参考にして、それを
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.1

ヤク中の人が見ているであろう世界を表していておもしろい。昔からのよしみの悪縁を断ち切れず苦しんだり、辛いことを経験したり。終始哀愁が漂う作品。

これでヘロインは最後の1発と何度も言って、ラストシーン
>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.5

プロ意識の究極はこういうことなんだと思います。リズムというのは突き詰めるとここまで奥が深いんだと思う。

結果という面だけで見ると、一見野蛮で過激な指導者は理想なのかもしれません。

最後に先生がアン
>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.5

観終わった感想としては最悪の気分でした。救いのないストーリーしかないような。死に直面した人間の弱さや恐ろしさを描写しています。

最後まで胸糞悪い方向に徹するのは作品としてはすごいと思ったので3.5で
>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

素晴らしい作品です。
ゾンビ映画ですが笑い、涙、恋愛ごちゃ混ぜになっていてバランスがすごい。時々スピーディになるシーンもユーモアがすごい。

個人的にはまだ平和な時のバスの中での他の乗客の顔がとても面
>>続きを読む

茄子 スーツケースの渡り鳥(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今回は日本が舞台で、前作同様自転車レースが話の主軸。前作から少し時間が経った設定で、ギルモアは別チームにいる。

スピード感のあるストーリーで、ぺぺとチョッチの共闘で優勝を掴み取るまでの葛藤をさりげな
>>続きを読む

茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

3.8

自転車レースの話。
その中に様々な葛藤や、自分を受け入れて走った話。スピード感があって気持ちよく走りきる、駆け出したくなる作品。

茄子漬け、食べてみたいです。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.4

この観終わったあとのなんとも言えない気持ち。

鉄雄のような力を制御できない類の人間が権力を持ってしまう恐ろしさと、金田の不器用な友情。

事件が起きてからでないと動こうとしない多数と、先を読んで対策
>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.0

悲しい話。
復讐した方もされた方も救われず、かといってそこから何か考えさせられることもなかった。ひたすら悲しい話。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

雨は降らず、作物が死に絶え、このままでは酸素が欠乏し窒息死してしまう地球の人々。その人々を救うために宇宙へ旅立つ父。

生存本能に従う人間の度重なる裏切りと、死んでゆく人々。

時間と空間を超越した、
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.2

率直に素晴らしい完成度のSF作品だと思う。ストーリーの構成も最初から最後シーンまでとても綺麗。時間軸がわからなくなる感覚は、ノーラン監督自身の作品であるMEMENTOに通ずるものがあります。

観るの
>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

3.5

作品の独自性は素晴らしかったです。映画としては流れが退屈なのもあって少し疲れてしまいました。余裕のあるときにまた観ます。

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.2

現実世界の話〜クジラの中での生活〜現実世界という中で、クジラの中での生活はファンタジーという感じ。現実世界でのいいこと悪いこともクジラの中では無意味という設定で、生きていくことに関して考えさせられた。>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

庵野監督ということでエヴァっぽいシーンもあり、脚本も筋が通っているし、日本の実写SFらしからぬお金の掛かっていそうな映像など、製作陣に気合が入っているのがわかり楽しめる。

石原さとみの配役には様々な
>>続きを読む

リアリズムの宿(2003年製作の映画)

4.2

全体的にトーンの低いストーリーながらも抑揚があり、時々入るシュールな笑い。軽い口喧嘩。突然現れて消える少女。飽きずに観れて、独特の時間の進み方。素晴らしかったです。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.3

思春期の葛藤や現代に生きる人間の醜い部分を詰めこんだような、暗いながらも濃いストーリー。胸糞悪くなるシーンが多々ありますが、その度考えさせられます。

リリィの存在は宗教化され、それに熱狂する人々の姿
>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.2

素晴らしい作品。絵の世界観から設定も魅力的でした。人間が現実世界で言うところの「虫」レベルの扱いを受ける中で、人間に駆除される生き物や飼われるペットのこととか考えました。