何度も観ているが、やっぱり面白い。ラストシーンを楽しむために、観る映画。
久しぶりに映画を観る。クリント・イーストウッドらしい安心して観ることのできる娯楽作。やはり心地よい。
主人公の警備員が、法執行官という役割にこだわり、過度と思える行動をとっている様子がリアルに描かれて、犯人という嫌疑をかけられる状況に、真実味を与えている。同様に、彼を弁護する弁護士が、警備員との関係は>>続きを読む
アメリカで作られた元の映画は、多くの国でリメイクが作られたらしいが、本作はその日本でのリメイク版。元の映画をかなり忠実に再現しているようだ。短期記憶障害という障害を背景にしながらも、それをラブコメとし>>続きを読む
実話をもとにした社会派ドラマ。カトリック司祭による性的虐待事件を取材し、単なる神父の個人的な犯罪ではなく、教会の組織的な問題として告発するマスコミのチームを描いている。特別にクライマックスとなる激しい>>続きを読む
ジュディ・ガーランドの初めての主演作品。有名な作品なので、いつか観たいとおもっていた。彼女の歌唱はもちろんすばらしいが、物語としても、また特殊効果などもよくできていて、大人も楽しめる。LGBTの活動の>>続きを読む
1940年の『街角 桃色の店』のリメイク。自分としては、元の映画を最近観たが、後年のリメイク『ユー・ガット・メール』やブロードウェイ・ミュージカル『シー・ラヴズ・ミー』も含めて、リメイクをすべて観たこ>>続きを読む
あまり期待しないで観たが、すばらしい作品だった。タイトルのとおり、歌をテーマにしており、主役のエミリア・ジョーンズの歌唱はもちろんすばらしいが、本作の魅力はそれだけではない。背景として、彼女以外の家族>>続きを読む
オードリー・ヘプバーンとウィリアム・ホールデン。面白くないはずがない。昔観たはずで、ほとんど覚えていなかったが、やっぱり面白い。二人の演技力がすばらしいのか、脚本と演出がよいのか。もちろん両方だろう。>>続きを読む
ジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーが主演の王道のラブコメ。ベタだけど、やっぱり面白い。難しいことは考えず、主演の二人を楽しめばよいという作品。ロケーション(実際にはバリではないらしいが)も、舞台>>続きを読む
上質な映画。チェーホフの原作は知っていたが読んだことはなかった。登場人物が複雑なので、予習してから観た。登場する誰の視点から見るかによって、捉え方が変わる。まさに演劇的という構成だが、映画として、それ>>続きを読む
物語はまだしも、何度も登場する元有名歌手というオジサンの歌が退屈だし、その役回りが歌の他に何もないので、存在の意味が不明。
「花嫁の父」の続編。前作と同じ演技陣が、安定した演技で、笑わせてくれる。孫が生まれるときいて、スピード違反も気にせず、車をぶっ飛ばす母の真剣な演技は最高。
ポーの作品の中でももっとも有名で、繰り返し映画化もされているもの。原作は読んだことがあるはずだが、ほとんど覚えておらず、映画は初めてみた。ほぼ4名だけの登場人物が、心理的な会話を交わしながら、悲劇のク>>続きを読む
スタインベックの原作による作品。彼は脚本も書いている。原作は短編4つの連作だが、映画ではかなり変更が加えられている。原作はずいぶん昔に読んだはずだが、すっかり忘れていた。少年の成長を中心とした物語と思>>続きを読む
サリンジャーを題材にした映画としては、先日『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』も観ている。それはサリンジャーを主人公とした伝記映画だが、本作はサリンジャーと仕事での付き合いをもった著者の経>>続きを読む
原作は知らなかったが、ドイツで書かれた、かなり有名な童話らしい。何よりも、映像が美しい。物語は、魔女が主人公とはいっても、少しひねりがあって面白い。大人も楽しめる作品といってよいだろう。
予備知識もなく、そんなに期待しないで観始めた。まずロシア映画だったので、期待薄かと思ったら、これが意外に面白かった。主人公のエレーナ役のマリーナ・ネヨーロワが上手で、さらに隣人のリューダ役のアリーサ・>>続きを読む
この作品の見所は、やはり主役というべき老嬢たちの演技だろう。ブロードウェイの舞台でも成功をおさめたジョセフィン・ハルとジーン・アデーアがそのまま映画でも演じているが、さすがに熟練の演技で楽しい。彼女た>>続きを読む
よくできたコメディーで、その後も何度かリメイクされている。父親を演じているスペンサー・トレイシーが存在感あり。どこかで観ていると思ったら、昨年「老人と海」を観ていた。母親役のジョーン・ベネットも品があ>>続きを読む
きれいな青い瞳が印象的な、主演のソフィア・リリスが、活発な少女を演じて存在感あり。子どもが楽しめる物語として、よくできている。
高倉健の渋い演技を楽しむ映画。大竹しのぶや小林稔侍も心のこもった演技をしていることを感じる。さらに、志村けんは、ドリフ物を除けば唯一の映画出演作で、貴重な場面が楽しめる。広末涼子も可愛さを振りまいて適>>続きを読む
シェークスピアの作品をいずれ読みたいと思っているので、関連作品として観た。監督も務めているケネス・ブラナーはシェークスピア俳優として、関連の作品を多くてがけている。本作は題名もしらなかったが、4組のカ>>続きを読む
「グッド・ドクター」で知ったフレディ・ハイモアが出演しているのもきっかけに観た。ハイモアはまだ少年だが、さすがに器用な演技。しかも双子の両方を演じている。物語としては、ありがちな童話ではあるが、CGも>>続きを読む
物語としては、作者の体験談としての実話をもとにしており、面白くかつ感動的。映画としてみれば、主演の堺雅人と宮崎あおいの演技を楽しむのが主眼だろう。二人とも、人物になりきって、見事。
アメリカでの移民をめぐる一面の真実を描いているのは確か。ただ、物語としてみたときには、あまり楽しめなかった。みどころとしては、祖母役のユン・ヨジョンの存在感。アカデミー賞で助演女優賞を受賞したのも当然>>続きを読む
主人公の患者の現在の状況と、患者となる前の回想シーンとが交互に描かれる。その両方の状況がかなり複雑なので、内容を把握するまでがわかりにくくて少し大変。状況がのみこめてきたら、後は一気にクライマックスへ>>続きを読む
ベティ・デイヴィスの「イヴの総て」をみて、興味をもって彼女が評価を高めて契機になったという本作も観た。映画の原題をよくみてみたら"of Human Bondage"、あれモームの作品そのままじゃないか>>続きを読む
有名な作品で、主題歌だけは聞いたことがあったが、初めて観た。ヨーロッパの作品らしく、特撮はさすがに古めかしいが、ファンタジーの物語や演出としてはよくできている。
ベティ・デイヴィスの名前は、ヒット曲「ベティ・デイヴィスの瞳」でしか知らなかった。それでも、本作の題名は聞いたことがあったので観てみたが、これは大変な名作。デイヴィスの演技も凄い。共演のアン・バクスタ>>続きを読む
テレビ・ドラマ「ダウントン・アビー」をもとにした映画で、2019年の映画に続いて作られたもの。ドラマの人物像をそのままに、後日談として描いている。今回は南仏で過ごす場面もあり、そこでは海でボートに乗る>>続きを読む
本作の元になったレハールのオペレッタは3年前にMET公演(ルネ・フレミングとケリー・オハラが出演)を録画で観て、楽しめた記憶がある。映画では、設定がかなり変更されているが、基本的にラブ・コメディーとし>>続きを読む
観終わった後の印象は、なんだかすっきりしない。前衛芸術家の子どもに生まれた姉弟の物語。それぞれの物語というよりは、その二人の関係の物語といってよいのだろう。ラストは微妙な終わり方だが、それまでにちゃん>>続きを読む
前作に続いて、エマ・トンプソンが脚本と主演。いつもながら、なかなかの才女と感心する。続編でもあり、安心して楽しめるファンタジー。