良くも悪くも前作ほどの大仕掛けは無くファンタジー色抑えめ、すみっコ達の日常に焦点を当てたミニマルな話(って言っても魔法とか出てくるけど)なんだけど、その小規模さが愛おしい作品でしたね…。ダメ魔法使いの>>続きを読む
MCUの中でもかなり賛否が分かれてるらしいけど「ヒーローを一人の人間として描く」「監督の作家性を尊重しつつ新しい映像を作る」の2点で非常に純MCU的な一作になっていたかと…!
歴史、宗教、神話を俯瞰目>>続きを読む
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同時多発テロの首謀者として、無起訴のまま14年間監禁され続けた男の手記を基にした実話映画。
予備知識殆どゼロの状態で観たけどとてつもない見応えだった…。
ともすれば単に不条理で胸糞悪い話にもお涙頂戴>>続きを読む
あらすじと上映時間で敬遠してたのを後悔するくらい見応えしかない大傑作でした…。男も女も歴史も神も信用していない、徹底した俯瞰目線。御年83歳で未だこの感覚を保てているリドリー・スコット監督には畏怖しか>>続きを読む
よくある家族映画かと思って敬遠してたら全くそんな事はなく、認知症患者の一人称視点で世界を切り取る最恐の「信頼出来ない語り手」ホラーだった。。
過去と現在、虚構と現実が曖昧になり時系列や人物配置も入り乱>>続きを読む
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ロボット娘のドタバタSFコメディ×青春群像劇×ディズニープリンセスミュージカル feat.『フリーガイ』な現代のおとぎ話といった感じで万人にオススメしたい…ところだったのだけど、脚本が予告で想像した以>>続きを読む
ある日突然自分に銃口が向けられる理不尽さと絶望感を追体験させられ続ける30分間。テーマとその描き方にループモノであることの必然性がしっかりある。これは「物語」ではない、という現実を突きつけてくるラスト>>続きを読む
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「好き」という感情を考え続ける映画監督今泉力哉が今度は家族愛を描く、という触れ込みで鑑賞。入り口が何であれ行き着くところは恋愛論、そして創作論なのは相変わらずで、改めて強い作家性を確認する。
鈴鹿央士>>続きを読む
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SNS社会の病理を『ET』『ベイマックス』など類似作を挙げればキリがない少年と人外キャラの友情物語で見事にオブラートに包んでみせた良作。
ギャグの質がいちいち高い。いいねやシェアなどのSNS仕草を現実>>続きを読む
古典をジョーダン・ピールが再解釈するとこうなるのか!という思想強めホラーでとても面白かった…!惜しむらくは前作を予習しておくと更に楽しめたであろうところ…。
都市伝説、そしてアートという形で永遠に継承>>続きを読む
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この為に原作映画を予習して鑑賞。もしかしたらもしかするかも?という淡い期待を抱いていたけど、普通に年間ワースト級でした……。
会話シーンで話止まりすぎ。一つ一つのやり取りが冗長で間延びしている上、役>>続きを読む
予想の遥か上空をいく壮大なスケールに終始クラクラ…
画面のデカさ、音の良さが映像体験にモロに影響するタイプの作品なので遠出してでも地元で一番良い劇場で観るのを強く勧める。
造語、固有名詞の嵐なので予習>>続きを読む
今年一の胸糞映画かも…妻の入院を切っ掛けに「不幸である事」に依存するようになってしまった男の悲劇であり喜劇。
海辺の美しい街が舞台、直接的な残虐描写無しにも関わらず全編に漂う緊張感。
観た後は他人への>>続きを読む
原作漫画→アニメ版→実写映画版の順で鑑賞。元卓球部→帰宅部の自分はアクマに感情移入する場面多し。これくらい複数のメディアミックスで全部が成功した例って他に何かあるかな?と思ってしまうほどよくできた実写>>続きを読む
キャスティングと設定で勝利を確信…したと思ったらラストの展開に面食らった人は多そう。映画的な飛躍、という以上に監督の照れ隠しなんだろうな。
ホモソーシャル、ブロマンスの気持ちよさは勿論だが、チョイ役が>>続きを読む
成田凌の演技のグラデーションに感心!最早存在してるだけでエロい人なのに、ちゃんとダサくて変な人を憑依させてて凄い。あと小泉孝太郎が弟である小泉進次郎みたいな役をやらされてて申し訳ないけどめちゃくちゃ笑>>続きを読む
凄まじかった。。加害的行動の生産性の無さ(それが善か悪か、意識的か無意識的かに関係なく)を丁寧に痛感させられ続ける2時間弱。メンタルと体調に余裕があるなら絶対にオススメしたい。
終盤、とあるシーンで古>>続きを読む
とんでもなく面白かった…!ルッキズムを題材にしたホラーって意外とありきたりだけど大丈夫?なんて高を括っていたら、中盤以降の展開でとんでもない領域まで連れて行かれてしまった…。主人公の二面性と苦悩を見事>>続きを読む
鑑賞後丸一日ほど余韻が抜けず、この稀有な映画体験を言語化し切れないのが悔しい…。過去と現在、喪失と再生、現実と虚構の狭間を運転というアクションを通して揺蕩い続ける3時間。車内というプライベートでパブリ>>続きを読む