カザミさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

カザミ

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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

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なんとも言えないエゴと哀しみの話。男女の愛憎劇が収束した結果に悲惨な殺人事件が起きる話。
娘を想う気持ちやらなんやらが暴走したあげくにあの結末に向かうのがあまりに業が深かった。ラストシーンの息子がまた
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鬼談百景(2015年製作の映画)

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短編オムニバスホラー。ほん恐とか好きならいいかも。一話が短いので気軽に見られる。
本は残穢も含めて読破済み、そうして本があまりにめちゃくちゃ怖かったのでどうかなーと思ったのだけれどもなかなか怖かった。
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獄門島(1977年製作の映画)

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面白い。女優さんものすごくきれい。
跡目争いで三姉妹が殺される話。
犯人の動機……というか犯人を狂気に駆り立てたものが現代の感覚では全く理解できなくてうわあ胸糞って感じなのだけれども、戦後まもない時代
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

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小説は読んだけれどこちらははじめて。

曰く付きの部屋に住んだ人たちが原因を探ると土地に因縁があり、更に因縁を辿ると……と怪異が入れ子状になっている。
一見関係がない怪談が他の怪談と繋がっている。人死
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

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母が大好きでテレビで放送するたびに何度も何度も観ている映画。わたしも幼い頃から何度もみた。そして何度観てもやっぱり面白い。
母がまた観ていたので一緒にシリーズをざっと観た。

旧家の名家に纏わる遺産相
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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

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母が観ていたので一緒に観た。
淡々と、時に薄汚く進む日常の話。
どんな闇があったとしても喜びはあったり、些細な友情に心がちょっとだけ救われたりすることがある。なんかとてつもなく嫌なことがあっても日常は
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

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明るさと暗さ、白さと黒さ、美しいものと汚いもの、全ての対比が画面で繰り広げられる、物凄く耽美な話だった。
画面がいちいち耽美で、汚いところはとても汚く、美しいところはこの上なく美しく。暗闇に浮かぶ女の
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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ライブシーンめっちゃよかった。
大スターの自伝的な映画だけれども華々しいところは一部だけで、あとはずっと苦しい映画だった。でもその映画の最後にライブエイドに立つ解放感と力強さ。
わたしは世代ではないけ
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コンジアム(2018年製作の映画)

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一人称映画。YouTube生配信の廃病院突撃という現代的なホラー。
最初のほうはパリピな学生たちがわーわーいいながら配信の準備してたり配信してるだけで、廃病院に行ってわーわーしている。
カメラが揺れて
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白夜行-白い闇の中を歩く-(2009年製作の映画)

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昔日本版のドラマと原作を読破済み。
母が観ていたので一緒に観た。日本版とは違うけれど、こちらはこちらで面白かった。
中盤くらいまでふたりの関係があまり見えず、なんとなく匂わせてばかりで決定打はなく、最
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

NHKでやっていたドキュメンタリー、プロフェッショナルを見て、序から止まっていた新エヴァンゲリオンをちゃんと見直そうと思って今までの映画を見てから今作を観に久々に映画館に行った。
映画館、緊張するけど
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

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母が観ていたので一緒に観た。
クズとクズしか出てこない純愛の煮こごりの浮いた脂のところみたいな映画。女もクズだし女が惚れる男もクズ。
十和子がまあ嫌な女でどうしようもない女なんだけれども嫌な女なほどに
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

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おっもしろかった。すごく動く。ぬるぬる動く。
随所にある戦闘シーンもものすごく動く。それどころか些細な動きもよく動く。猫もよく動く。
アニメだ……!!!という単純なわくわく感がたまらなかった。
特に猫
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

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死霊館シリーズはやっぱり面白いな。はずれなし。
きほんのきみたいなお手本ホラーみたいなホラー映画。
寂れた城を利用した修道院という舞台装置がもう雰囲気最高。
廃墟みたいなところを進んでいくので冒険ホラ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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面白かったー!!!
時間に関する話っていう前情報しか入れずに見に行ったけれど、ものすごく面白かった。
男ふたりのバディものとしてもみられる。物凄く切なくてエモーションに溢れたラストが見られてきゅってな
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

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あーーよかったーーセイバーVSライダーのシーンで二人ともめちゃくちゃ好きになった。よう動く。最初から最後までクライマックスでよかった。
凛は桜のヒーローで、それは衛宮士郎が介入したところでなにひとつ変
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly(2019年製作の映画)

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背景がものすごくきれいすぎてびっくりした。
始終桜が「可憐でかわいそうなヒロイン」なんだけど怖い。でも桜はかわいい。
最後の一歩を踏み出したときの絶望感が大変によかった。いつも流されていた桜がわたしは
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ミスト(2007年製作の映画)

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これは主人公が「主役」ではなかった映画。
ホラーゲームにおけるモブキャラクターの話。またはCoCTRPGにおけるPLたちが来ない場所で起きたNPCの悲劇の話だと個人的には思っている。
主役はどこかで化
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

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モアナみたいな強い女の子がガンガン冒険する話好き。強くてしたたかで、でも時々心が弱ったりもする。芯が通ってる強い子だった。いい。
水の表現がめちゃくちゃ綺麗だった。
海が舞台なのでどこもかしこも綺麗な
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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民族系ホラー(?)
部外者が辺境の村に行って村の風習に巻き込まれてえらい目に合う話。
ホラーなんだけれども、ホラーなのか……?となるなんとも言えない感じのやつだった。
たまに顔ぐちゃぁやらのグロも出て
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仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

オーズ完走した時に、友人がオーズはあと映画三本観るまでは終わらないから見て!と言うので友人と二人で鑑賞会させてもらったラスト三本目。
ビルドもエグゼイドも観たことがないが解説貰いながら観たので特に困ら
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仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX(2011年製作の映画)

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オーズ完走した時に、友人がオーズはあと映画三本観るまでは終わらないから見て!と言うので友人と二人で鑑賞会させてもらった二本目。

わたしは仮面ライダーはオーズしか見たことがないのだけれども昔のライダー
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劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル(2011年製作の映画)

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仮面ライダーオーズを完走した時に、友人がオーズはあと映画三本観るまでは終わらないから見て!と言うので友人と二人で鑑賞会させてもらった一本目。
これは本編中の時間軸なんだけれども、まず将軍。将軍すごすぎ
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ジオストーム(2017年製作の映画)

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気象を制御する衛星がエラー起こして世界各国が大変!なSFアクション映画。ちょっとサスペンス要素もある。
そんなに長くないのにすごい色々詰め込んである。兄弟の確執、怪しい大統領、サイバーテロ、娘との約束
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タイピスト!(2012年製作の映画)

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タイプライターの音が心地よい、わりとスポ根のとても回りくどい遠回りの恋愛の話。
臆病者で回りくどいけれど根は優しい男と、不器用でドジだけどわりと芯が強い女の子の組み合わせよかった。衣装やインテリアもめ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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色んな寂しさと悲しさと優しさがあったおおよそ幸せな映画。いじめっ子はいるけれど、そんなに性根が悪い人は出てこないので肩の力を抜いて見られる。大人が頼れる大人で良かった。
主人公だけでなく、その姉、主人
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愛しのローズマリー(2001年製作の映画)

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ファンタジーラブコメ。
美女ばかりを追いかけてきた冴えない男が催眠術をかけられて心の綺麗な人のことを外見が綺麗に見えるようになる話。
外見だけがその人の魅力ではないというメッセージはわかりやすく、話も
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

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死に戻りタイムループ系でさくさく主人公が死ぬんだけどパッケージからは想像できない感じの軽快なホラーコメディ。
ビッチでイケイケな女子学生が殺人鬼に追われ殺されるたびに朝に戻り一日を繰り返す……といった
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

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もっとなんか派手な感じかと思ったらそうでもなかった。
コミュニケーション不足と誤解と偏見とひとさじの暴走によってポコポコ人が死んでいくホラーコメディ映画。お馬鹿さんしかいない。
お馬鹿が大暴走するとろ
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

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映像がとてもきれいでファンタジックなロードムービーだった。
家族の話ではあるけれど、愛がないわけではないのに家族が見事にバラッバラなので家族映画というよりTSの心での家族の想いの話だったと思った。
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

密室ミステリーのわきゃねえよなと思いつつ密室殺戮ものを期待して観た。
確かに密室サスペンスっぽい味付けの密室殺戮ものだったけれども想像していたものとはちょっと違った。
作品時間を見ずに観始めたけれども
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

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ミスターガラスが気になっていたけれど三部作完結編と聞いて、じゃあはじめのを観てみるかと借りてみた。
現実に即したヒーロー映画はもう珍しくないけれど、これは現実がとてもリアルで重苦しい。
始終暗くてペー
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パディントン 2(2017年製作の映画)

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あほやなあパディントンと思いながらも笑って泣いて、楽しく観られる安心の家族映画。
昔子供の頃に見てた映画ってこんな風な優しい世界のものだったよなあということを思い出させてくれるやつ。
絵本の世界の演出
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メメント(2000年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

難しいけれど面白かった。
カラーの映像は現在から過去へ。白黒の映像は過去から未来へ。それらが融合するところに「真実」がある。
犯人とおぼしき怪しい男を殺すところから始まるのがわりと衝撃的。
そうして眺
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

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安定して面白かった。
呪われたアナベル人形が何故生まれたのか?という前日譚の前日譚。

個人的には死霊館のほうが善き古典ホラーって感じで好きだけれどもこちらのほうもクリーチャー要素足した感じで好き。
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

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ノーラン版バットマン三部作とジョーカーしか観たことないので他のも観るかと思った映画。
バットマンはシリアスだと思っていたら全然そんなことなかった楽しいドタバタコメディーアニメ。
バットマンの有名な敵役
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