カフェポタリストさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

カフェポタリスト

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新東京行進曲(1953年製作の映画)

3.5

当時の銀座や浅草の様子が見られるのは良いが、入り組んだ人間関係に無理やり感があり、一寸残念。

煙突の見える場所(1953年製作の映画)

4.5

千住のお化け煙突。
国立映画アーカイブのニュープリント上映に行かれなかったので、手持ちの劣化DVDRで鑑賞。
昭和な生活を味わいたかったら、この映画を観るといい。話しは小津の「長屋紳士録」に似てますな
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仲間たち(1964年製作の映画)

3.0

新宿末廣亭の桟敷席で居眠りして、先代林家三平にイジられる川崎のトラック運転手役浜田光夫の今回のお相手は小百合ではなく松原智恵子。
いくら将来の夢のためとはいえ、懲りずに過労運転を続けて、2回も同じよう
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ダブル・サスペクツ/ルーベ、嘆きの光(2019年製作の映画)

3.0

ルーベ生まれのデプレシャン監督が出身地で撮った作品だが、魅力的な街としてではなく、問題ある犯罪都市としての舞台。
ベテランの警察署長と新米刑事、二人の女容疑者は「ジミーとジョルジュ」の二人の関係とは違
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青春の光と影(1969年製作の映画)

3.5

同名の主題歌がジュディ·コリンズの唄(作曲はジョニ·ミッチェル)がヒットして有名になったけど、映画も観た。真面目でネクラな青春映画だったと記憶している。

ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

3.0

チャーリー·ワッツ追悼上映。
「悪魔を憐れむ歌」のレコーディング風景の合間に入る、ゴダールらしい面白くもない政治的アジテート。まさかゴダールはこのスタジオには居なかったよね。1stショットで登場したの
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ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間(1970年製作の映画)

4.0

映画館やDVDで3、4回は観ている。
出演者はみんな素晴らしいが、サンタナとザ·フー、ジミヘンが特によかった。

にがい米(1948年製作の映画)

3.5

子供の頃、深夜のTV放映で見てしまって、若きシルヴァーナ·マンガーノのグラマラスな肢体にドキドキした記憶がある。

暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

3.5

目の見えないヘプバーンに、アラン·アーキンが画面の外から襲いかかるシーンは心臓が止まるかと思った。

わんぱく戦争 デジタルリマスター版(1961年製作の映画)

4.0

小さい頃、伯母に連れられて映画館で観た記憶がある。
こんな内容だったとは···フニャチンサイコ~!
さすが、ジャン·ヴィゴ賞 授賞作。
オイオイ、PG12って 笑

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

4.0

確か30分程短い短縮版もあった筈。
お気に入り映画なので両方観た。
日仏にゴンドリーと是枝の対談を聞きに行ったり、現代美術館のゴンドリー展に行ったりもした。

ミス・マルクス(2020年製作の映画)

3.0

ミスマルクスは労働者やイギリス女性にアジテートするより、浪費家で浮気者の彼氏を先ずどうにかしないとね。
突然、ロックリズムで踊りだす演出は悪くないけど、意図的なのだろうか、これだけ映像と音楽が合ってい
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ココ・シャネル 時代と闘った女(2019年製作の映画)

-

先日、マン・レイ展でみたココ·シャネルの凛としたポートレートに惹かれての鑑賞。
女ひとりで世間と堂々渡り合い、見事に成功をおさめますが、究極のエゴイストとしてエゴを貫き通すと、こうなります、といった感
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.1

ケヴィン·マクドナルド監督は「私は生きていける」という佳作を見たことがある。
9.11の恐怖から、とりあえず怪しい奴は容疑者にデッチあげて、悪名高いグアンタナモ収容所に放り込む。明確な証拠もないのに長
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波も涙も暖かい(1959年製作の映画)

3.0

口先だけのダメ男のシナトラ、楽して儲かる方法なんか無いのに、友人にも裏切られ結局、無一文に。肉親が居ればそれでいいじゃないか、
というフランク·キャプラらしいオチ。
ドッグレースって今もあるのかな?

或る夜ふたたび(1956年製作の映画)

3.5

不甲斐ない男どもにくらべて、女たちの逞しさといったら···でも、旦那や勤め先に黙って居なくなったりはしないと思う。

恐山の女(1965年製作の映画)

3.0

五所平之助監督らしくない怪作。
それだけに観たくなる 笑 
大した濡れ場も肌見せもないのに、廓話というだけで当時は成人映画あつかいだったようだ。
逆親子丼はよいとしても、終盤、ふたりが汽車に乗り遅れて
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うなぎとり(1957年製作の映画)

3.5

松竹配給の教育映画。演出が戦前に傑作「兄いもうと」を撮っている木村荘十二だけあって、田舎の生活と子どもたちのうなぎとりの様子が活き活きと描かれるが、教育映画の範疇を出ていない。村ではなく、部落という言>>続きを読む

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.0

「ムーンライト·シャドウ」のような映像美もなく、小松菜奈ちゃんの結婚発表記念映画にしかならなかった。

信虎(2021年製作の映画)

3.0

武田信玄の父親の信虎というと、妊婦の腹を割いて胎児を取り出すという残忍非道な人間像しか浮かんで来なかったが、この映画では、武田家をなんとか存続させようと画策する策士としての面が打ち出されています。映画>>続きを読む

原始人(1934年製作の映画)

3.5

写真で見た白人女性に恋をするイヌイット。
初めての白人女性にはフラれたけど、結果的に元の生活に戻れたからよかったーー
雪に埋もれゆく白人女の写真のショット!

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.5

予備知識ナシで観て正解。
戦争ごっこが昂じて···発想は面白いけど、演出に映像センスが無い、勿体無いなあ。
このところつまらない映画ばかり撮ってるシャマランあたりに撮らせればよかったかも。 

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

4.0

この映画の良いところはハッピーエンドで終わるところ。政治問題やテロが絡んで、ややもすると重くなりがちなテーマ。効果音がやたらと大きく、苦手な東欧映画のような創りだが、展開が予想つかず面白いので最後まで>>続きを読む

カンカン(1960年製作の映画)

3.5

コール·ポーターのブロードウェイミュージカルの映画化。フランク·シナトラと縁が深いネルソン·リドルの編曲。19世紀末のパリが舞台。
弁護士役のシナトラと判事ルイ·ジュールダンの間で揺れるダンサー、シャ
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伊豆の娘たち(1945年製作の映画)

3.5

戦中に撮り始めた作品ですが、プロパガンダ映画ではないので、戦後に完成させることが出来て戦後公開第一作目の国産映画だそうです。
亡き妻の遺言で20年続いた禁酒を、ある宴会で破ったために起きる結婚騒動。
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人生のお荷物(1935年製作の映画)

4.0

久しぶりの鑑賞、これは好きな映画である。
やっとこさ三人の娘を嫁がせたまではよかったが、最後に残ったのは50になってから産まれた小学生の息子ひとり。これを見る度に父親は暗澹たる気分になる。自分はあと何
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愛と死の谷間(1954年製作の映画)

4.0

椎名麟三と五所平之助の組み合わせは良いようで、三作目。鶴見電車区脇にある病院が舞台。
狡辛い宇野重吉の院長に迫られる津島恵子の女医。さらに彼女を見張る怪しげな芥川比呂志。
椎名麟三は市電の運転手だった
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かあちゃんと11人の子ども(1966年製作の映画)

3.5

大戦を挟んで11人の子供を産み育てた実在の女性の話。
「この世界の片隅に」同様、時局に翻弄されながらも力強く生きる女性。まさに母は強し。
母親とその末っ子に左姉妹が好演。
父親役に渥美清、やっぱり名優
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雲がちぎれる時(1961年製作の映画)

3.0

新藤兼人の脚本なので、このまま終わるはずないと思っていたが、案の定···
佐田啓二や渡辺文夫ら男が夢中になるほど有馬稲子の女性がそんなに魅了的とは思えず、途中、寝た。
ボンネットバスやお座敷バーなど昭
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面影(1948年製作の映画)

3.5

戦災で亡くなった妻の面影を宿す、恩師夫人に心を寄せる主人公(龍崎一郎)
五所平之助らしいメロドラマ。
誰もハメを外さないところがゴショヘイらしいが、そこが物足りなくもある。
19歳というが、いくらなん
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花籠の歌(1937年製作の映画)

3.5

以前観たはずだが、全く忘れていた。
銀座のトンカツ屋が舞台、腕の良い料理人(徳大寺伸)と愛嬌のある看板娘(田中絹代)がウリの繁盛店。
佐野周二は川島雄三の「とんかつ大将」というのもあり、記憶がごっちゃ
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ウィーンの森の物語(1963年製作の映画)

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ワルツ王ヨハン・シュトラウス二世の物語。
同じ頃に「青きドナウ」という映画もあり、どちらを観たのか···あちらはウィーン少年合唱団の話らしいので観たのは、多分こちら。

カルメン狂想曲(1933年製作の映画)

4.0

原題「Victor und Victoria」
監督 ラインホルト・シュンツェル
レナーテ·ミュラー、ヘルマン·ティーミッヒ主演。1933年のドイツ、オペレッタ映画。
82年に同じ原題のブレイク·エド
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