zawaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.7

わかりやすいタイムリープ・パラレルワールドで、ちゃんと没入させてくれるけど、最後だけはどうしても納得できない。意識を司る体は元の世界にあるのに、そちらで死んだら完全に乗っ取りできてしまうのは無理あるの>>続きを読む

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.8

難解で全体通してかなり訳がわからなかったけど、解説見て納得できた。スリラーとかフィルムノワールとか、この手のジャンル好きだと再認識した。

ナオミワッツの演技がすごい。同じ顔してるのに別人に見えた。
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マルコム&マリー(2021年製作の映画)

3.6

クレイジーな男女2人が106分喧嘩し続ける映画。

多分多くの人にとって、あまり共感できる部分はないけれど、究極的に男女の価値観の違いを描いている気がする。
「これをされたら流石に許せない」と感じる部
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ヒキタさん! ご懐妊ですよ(2018年製作の映画)

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男性不妊の話。
時代の流れにも乗ってるし、デリケートな話題に向き合った意義ある映画。

2年程前に観た松山ケンイチのドラマで似た様なテーマを扱っていたので展開的には馴染みやすかった。

タイトルを見た
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ホテル・アルテミス ~犯罪者専門闇病院~(2018年製作の映画)

3.3

久しぶりにB級映画観た気がするけど、まあまあ楽しめた。
気軽に観れて、ボリューム的にもちょうど良い。
B級らしく、色々なことが中途半端のまま終わった様な。予算足りなかったかな?
ジョディフォスターのこ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.6

良すぎた、、
これが古典原作の良さか。

南北戦争時代の男尊女卑真っ只中に、信念を持ち逞しく生きた主人公ジョーはとても輝いていただろう。
自伝小説という事だけど、こんな家族がこの時代に実在していたのは
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

ティモシーシャラメ目当てで観たけど、割とルーカスヘッジズ寄りだった。可愛かったけど。
シアーシャローナンがどうしても高校生には見えなかったけど、演技上手いってことがよくわかった。

女性監督の躍進は素
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

もしかしたら本当にあるかもしれない。
リアリティショーをもっと拡大したようなもの。
すごく非人道的で怖い。
ジムキャリーが演じてるから明るいけど、別の俳優が演じてたらもっとシリアスだったんだろうな。エ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.7

誰かが発言や言動で炎上する出来事を見るのは日常茶飯事だけど、その後立ち直る人、そうでない人が居て、立ち直るプロセスを見るのは面白い。

息子が可愛くて賢いので、それだけで困難も吹っ飛ぶ。

どん底から
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天気の子(2019年製作の映画)

-

綺麗な絵や音楽で没入させる世界観作りは本当にすごいと思う。けど観終わったら空っぽな感じ。

新宿近郊を中心に、様々な都内の光景が描かれていて、その場所で起きているんだと想像できるのが面白い。公開後にフ
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.7

評判悪いけど、嫌いじゃないテイストだった。アド・アストラもそうだけど、説明少なめで静かに展開していくより、壮大さや緊迫感を求められやすい題材なんだろうな。

俳優陣の演技は良かったし、子役のキャスティ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

セリフが少なくて、長回しのシーンも多いからもどかしくなるけど、それが各シーンを印象的にしていた。
特にルーニーマーラがパイをひたすら食べるシーンは誰もが「いつ終わるのか?」と思ったはずだけど、この映画
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.2

試写。

最後に畳み掛けてうまいことまとめた感じで、なんだか騙されている気がする。
人生とか恋愛の辛い瞬間をこれでもかというほど詰め込んでいるので、自己肯定感が余程高い人でない限り、観てて苦痛になるシ
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.6

恋愛はせず、仕事でバリバリ働いて巨額の富を得るか、貧しくても大切な家族との慎ましい生活を楽しむかの2択だったら、どちらを選ぶか。

貧しい時の奥さんと子どもが、愛嬌が溢れててとても可愛いのだけど、人に
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.8

実話ベースのサクセスストーリー。
スタンドバイミーの高校生版という感じ。

ティーンネイジャーのジェイクがめちゃくちゃ可愛い。昔は素直な役もやってたんだなーと意外性があった。
こんな良い子がまさかサイ
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NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

3.0

映像や世界観は今っぽくてお洒落な感じ。
B級の漫画でよくありそうなテーマ。
最後が都合良く運びすぎてめちゃくちゃチープ。

20.10.4 Netflix

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.9

これは、「シャーロックホームズもの」として観た人とそうでない人で評価が分かれそう。
自分はミリー見たさで観たので、彼女の魅力が溢れていて満足した。ほぼ全編通して彼女を映しながら進行していくけど飽きない
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.2

予告を見てあまり期待してなかったのだけど、これは面白かった。ミステリーとして、よく出来た脚本。細部までこだわった描写。

タイトルが良い。knives out というのは、刃を出している=敵意を剥き出
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

最高。

開始早々手に汗握る展開はダークナイト3部作と同じで、「始まった」と興奮した。

ノーランといえば時間軸。フォロウイング、メメント、インセプション、インターステラー、ダンケルクでも、様々な表現
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幸せのちから(2006年製作の映画)

4.2

映画好きの外国人に、一番好きな映画を聞いたら、このタイトルを携帯に打ち込んでくれた。打ち込みながら、「happynessはスペルミスだけど実際のタイトルである」と教えてくれた。

このあえてスペルミス
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

4.1

のめり込んで観てしまった。

実在した猟奇的な大量殺人犯として有名なテッドバンディの話。
グロテスクな表現は殆ど無く、感情部分に重きを置いて描かれているので見やすい。

頭が良くて甘いマスクで聴衆を魅
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.1

主要キャラクターはポスター写真に写っている4人だけど、原題”The Sisters Brothers”の通り、シスターズ兄弟の2人が主人公。

最高の俳優陣から成る最高の演技。

初めは弟チャーリーの
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.3

よく作り込まれたミステリー。

割と早い段階で犯人は判明し、トリックの解説が始まるけれど、全てを語り終えた時に見えるのはまた違った景色。

20.08.10

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

読めそうで読めない展開にハラハラさせられた。

アメリカが舞台だったらもっとB級映画になったと思うんだけど、韓国の格差社会や、超学力主義社会の実情を反映しているから、リアリティのあるちゃんとした映画に
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もののけ姫(1997年製作の映画)

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生まれて初めて映画館で観た映画。
公開日初日は真夏日で、父と母と溶けそうになりながら大行列に並んで観たのを覚えている。
当時はこだまが可愛いとかそんな感想しかなかったけど、子どもなりに大好きな映画だっ
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ライフ(2017年製作の映画)

2.7

美容院で施術中にタブレットで観て、案の定時間内には観終わらず、その時点で完全に駄作と判断できたけど、観始めた以上最後まで観ようとわざわざレンタルしてしまった。

エイリアンの何番煎じ?と聞きたくなるお
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.8

Me Too運動の最中に蒸し返されたウディアレンの過去の疑惑によってお蔵入りと思われていたけど、公開してくれて良かった。
疑惑の真相が分からない以上、作品に罪は無いというスタンスで鑑賞。

出てくるキ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

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傑作。

冒頭で犯人が分かっているのに、最後までトリックは隠されていく。

堤真一が巧すぎる。気力の無い顔や、ムッとした顔に、少しデレっとした顔、表情だけで感情を的確に伝えてくる。福山雅治を食ってしま
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.2

映像の技術がすごい。波に打たれるシーンがリアルで、見ていて苦しくなった。

自分がもし無人島に1人の状況になっても、絶対に生き延びられないなと思った。多分火も起こせないし、餓死か病気で死ぬ。学んで来た
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

3.6

苦しくて、美しい。

勇敢な先人が居たおかげで、気象学が発達したというのは、興味深いストーリーだった。

実話ベースということだけど、アメリアという女性自体実在しなかった(実際に気球に乗ったのは男性2
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ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.9

ドラマ版を観たので比較しながら観てみた。
細かい設定や、人物の描写はもちろんドラマ版の方が優れているけど、1973年にこれだけのクオリティを描いていたのは純粋にすごい。

最後30分はほぼホラー。いつ
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.1

filmarksのtrendに載ってたので観てみたら面白かった。こんな良い映画が埋もれてたのは勿体無いし、この機能のおかげで出会えたのは本当に良かった。

近未来描写がとても面白い。
車が最高にお洒落
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ゴールド/金塊の行方(2016年製作の映画)

3.5

こんな浮き沈みの激しい人生は嫌だ。

豪勢な暮らしに目が眩まなかった奥さん素晴らしい。
そして信じ切る友情は熱い。

マシューマコノヒーも、ロバートデニーロとかクリスチャンベールと同じ部類で、外見変幻
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.3

面白かった。全部が伏線。

脚本もよく出来ているけど、サラスヌークという役者の好演が鍵。女優なのか俳優なのか確信持てなかった程。

What comes first, the chicken or t
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.3

久しぶりに良質なミステリーに出会えた。

パッケージから何となく、鑑定士と顔のない依頼人を彷彿とさせられたけど、似た様なジャンルだったと思う。

記憶ってすごいけど脆さもある。認知症になったら、何が本
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.6

ジェイク若い。昔から変な役上手かったことがわかった。実の姉との共演が珍しくて少しワクワクした。

最後の最後が超難解で、訳の分からないまま終わってしまうので、殆どの人は解説サイトを探すだろう。

タイ
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