zawaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

サクサク展開。中盤の、実は過去にこういうことがあって...という展開が面白い。

トリック自体は呆れるほどシンプルだけど、その構成が新鮮で、見ていて痛快と思わせるのはライアンジョンソンの腕の見せ所。
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

4.1

輪廻転生しながら、同じことを繰り返しながら、誰かのために生きる道を探していく。
スピリチュアル的なテーマも含んでいるけど、本当に生まれ変わりがあるなら、こんな風に同じ人と何度も関わっているのかもしれな
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.2

前作に引き続き女性の権利・活躍にスポットライトが当たっているので、これはこのシリーズの一環としたテーマとして考えて間違いなさそう。
相変わらず強き母のヘレナボナムカーターがめちゃくちゃに良い。

謎解
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.4

周りは高評価の人も低評価の人も居たのでどうかなと思ったけど、自分は後者だった。

そう感じたポイントはいくつかある。
まず、心情描写が少なく、セリフも少なめで、登場人物の感情が把握できず、ストーリー展
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レインマン(1988年製作の映画)

3.8

ダスティンホフマンの演技。

実際に自分の身に主人公と同じことが起きたらどうするだろうかと考えた。
やはり最初は苛立ちを感じながらも、愛情が芽生えていくのではないか。その過程が丁寧に描かれている。
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

よくできた脚本。誤解、行き違い、それぞれの本心と建前が重なり合って悲劇を迎えてしまう。

登場人物ほぼ全員クレイジーなので誰にも共感できないけど、ストーリー展開が上手くて後半にかけてどんどんのめり込ん
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.7

本物の歌手2人が主演なので、ショーのシーンの見応えが素晴らしい。

王道のシンデレラストーリーだけど、才能があったとしても流石に一朝一夕であんなに歌もダンスもプロレベルで完璧にこなせるのは不自然と思わ
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.8

色々なテーマが詰め込まれてるけど最後はじんわり終わるクラシックの良作。
ロック全盛期の時代の作品。

ケイトハドソンのやや垢抜けない感じがなんとも言えず初々しい。強すぎるカーリーヘアは似合ってないけど
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ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

3.7

訳わからなすぎてフラストレーションがすごかった。

ジャレッドレトは今までで一番まともだった。

22.11.03 U-NEXT

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

世界的に有名なブランドの史実として面白かったし興味深かったけど、とにかく長くて眠くなってしまった。ちゃんと要所要所に話が動くシーンがあるのだけど、やはり少し中弛みしているかな。

一族の泥沼愛憎劇。
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

4.2

実話?!
展開が非現実的すぎてにわかに信じがたいけど実話ベース。
めちゃくちゃ賢くて詐欺ばかりするゲイの話。
やってる事はどれも犯罪だけど、動機は常に恋人のためで、健気でもある。他人を傷つけるタイプの
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.4

視えちゃう主人公が苦しむ話。60年代のロンドンファッションの掛け合わせ。

主人公のビジュアルが、田舎娘から、垢抜けたり、病んだり、七変化するのがすごい。どれも可愛いのだけど、同じ人には見えないのが上
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

最初の内は何が繰り広げられていくのか全く読めない。
事の背景がわかってきた頃には様々な予想外の展開となり、心拍数を上げながらラストスパートを迎えていく。

主人公の取った行動は行き過ぎていて100%共
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恋人まで1%(2014年製作の映画)

3.4

邦題がイマイチなのはさておき、原題は国によって違うらしく、”The awkward moment”と”Are we officially dating?”らしい。後者は正に欧米的なアイディアで、ストー>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

子どもの目線、大人の目線どっちも共感できる秀逸な描写。
初めてホアキンフェニックスが魅力的だと思った。年相応の貫禄があって、葛藤しつつも良き叔父(父)が似合っていた。

子役の可愛さも見逃せない。たま
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

何となく考えたことあるテーマ。もし誰も◯◯を知らない世界だったら。

結末は大体予想できるけど、少し綺麗に収めすぎた様な印象。あまり大きな山や谷がなく、あっさりとしていた。

エドシーランのことは把握
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.3

映画って観るタイミングによって与えられるものとか感じることが違うけど、この映画は自分にとって正に完璧なタイミングで観てしまって、ある要素が自分と重なって刺さりに刺さった。

歳を取るにつれて、自分で作
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

サクッと観れるタイムリープストーリー。
ポップでテンポも良い。
物理学がどうこうと言うのはやめておこう。

22.09.24 U-NEXT

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.2

生きることの苦しさと立ち向かった話。自分の心と向き合って、吐き出すというのは確かに大事。

アンジーの演技が凄まじい。クレイジーで、カリスマ性があって、自分と向き合うことには不器用で、めちゃくちゃ魅力
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リプリー(1999年製作の映画)

3.8

途中から思ってたのと違う展開になっていき驚きつつも見入ってしまった。

バレそうでバレない緊迫感が良い。多分時代が現代だったらすぐにバレてるけど。

リプリーが抱いていた好意は本物だと思うから可哀想と
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.9

期待してなかったのでなかなか良かった。

なんちゃってJapanのなんちゃってShinkansenが舞台の映画。
日本が舞台なのに規制や許諾の関係で日本でロケしていないハリウッド映画が多くて悲しいけど
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.4

好きなだけ金掛けてゴズリングとクリエヴァにやりたいアクション全てやらせてみただけって感じ。中身無し。悪は野放しのままで、スカッとするオチでもない。

あとNetflix映画なのにところどころ画質悪かっ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.6

痛快。ややグロ。おじいちゃんが良い。
ラザニアせっかく作ったのに、、、。

22.08.11 Amazon Prime Video

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.6

久しぶりにアメコミらしいアメコミ映画を観た気がする。
最近は、ダークナイトトリロジーの影響か、アメコミ原作でもシリアス、複雑な作品が多いけど、ソーというキャラクターを活かすには今作をコメディ路線かつ、
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.1

なめてたらやられた。

プーさんが題材なので子供向けの様だけどそうではなくて、忙しい大人に向けたメッセージを込めた優しいファンタジー。
大切なことって何だろうって考えさせられる。

実写のキャラクター
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

予想以上に楽しめた。

レディプレーヤーワンの様なゲーム内の世界が舞台の仮想現実の話だけど、主人公がリアルな人間側じゃなく、作られたキャラクター側というのはユニーク。

レイノルズ主演だから相当コメデ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.1

好みじゃない方のウェスアンダーソンだったな。
パート1の画家の囚人の話はなんか良かった。
理解しようとするものじゃないからそこは諦めてるけど、映像美的にももうちょいな感じ。

22.06.29 Dis
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.4

浅いマーベル視聴者だから今までパスしてきたけど友達に誘われ観ることに。
ストーリー展開に盛り上がりが欠けるのと、あまり感情移入はできない。
あくまでヒーローのオリジン、1作目という感じ。

敵が強そう
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

劇場で観たかったけど逃してやっと鑑賞。

スカヨハ、フローレンスピュー、レイチェルワイズって並びがもう凄すぎるけど、ありがたさを感じるほどの美と強さ、賢さの共演。女性のための映画。

ナターシャの結末
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.2

マルチバース本格突入という壮大な前置きに期待高まっていたものの、ストーリーの大事な部分で納得できず。
ワンダの心情がワンダヴィジョンのラストと整合性がないのでは?そこが謎で仕方なかったし、彼女の扱いは
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モービウス(2022年製作の映画)

3.8

ジャレッドレトの美しさに溜息。変わり者の役が多いけど、今回珍しくメイク薄めの正統派な役だったので美形さが隠しきれなかった。透き通るブルーの瞳の綺麗さよ、、、。
相変わらずの役作りにも脱帽。病弱な姿はダ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.3

試写にて。

現在の社会情勢踏まえ、今年のオスカーはベルファストで間違いないでしょう。むしろ他の作品が取ったら訳がわからない。今全世界が見るべき映画。
(3/28追記。取らなかったですが、、直接的すぎ
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.9

マギーギレンホールの初監督作ということで気になっていた。女性ならではのテーマを扱った作品。

自分は子どもを産んだ事も育てた事も無いけど、何故か理解できたし、母性と自由の葛藤って、多かれ少なかれ誰にで
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.3

お色気シーンとかコメディが古いというか懐かしいテイストで何だか笑えた。
今の時代だったら一瞬で捕まる様な犯人に何でこんなに振り回されてんのって思ってしまった。
そして終わり方もあっさり。イーストウッド
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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何故この作品が海外でこんなにも評価されてるのか、純粋に全く理解できなかった。

まず序章がとても長く、湿りっぽくて脂っこい。抑揚の無い喋り方とラブシーンに胃もたれ。
ここを耐え抜くと、劇の制作過程のス
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

ストーリーに意外性は無いけど、ちゃんとろう者の役にろう俳優を起用している点が素晴らしい。というか多分、健聴の俳優には絶対できない演技だと思う。

エミリージョーンズ、何て才能に溢れている役者なんだろう
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