チさんの映画レビュー・感想・評価

チ

海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

5.0

巨匠最期の映画がこれなのかっこよすぎる。凄まじい熱量。OPクレジットからエンドロールまで1秒たりとも惰性が無く伝えたい事が全てに詰まっていた。大林節全開でかなりはちゃめちゃだが映画に込めた思いが一貫し>>続きを読む

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち HDリマスター版(1978年製作の映画)

4.3

冒頭から一気に引き込まれる。絵の芸術性の高さと人間としての生き方を考えさせられる物語。血肉の描写がリアルでこれはおとぎ話なんかじゃないんだと思い知る。

プールのカニ(2023年製作の映画)

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2人の計り知れない孤独と不安が伝わって苦しかった。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

芥さんの発した共通の敵はあやふやで猥褻な日本国という言葉が忘れられない。その一員に自分がなっていないか恐ろしくなった。思考と言葉を諦めたく無い。

そして、アイヌ(2024年製作の映画)

5.0

本当に観て良かった。自分の大切な事とか疑問に思っていた事とか環境とか色々繋がっていて驚いた。世界の解像度が少し上がった。

安寿と厨子王丸(1961年製作の映画)

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絵は美しいけど物語のストレス値が高すぎる。クソ悪党共もキモいけど何の役にも立たない色男三郎が気持ち悪過ぎて無理。お前の親父が元凶なんだよ良い人ムーブかますな。勝手に出家しやがって

Aqua(原題)(2012年製作の映画)

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flowを観てからこれを観るとより考えるものがある。この人の描く光の表現が美しくてエネルギーに満ちてて好き。生命に対する敬意と畏怖を感じる。

Followers(原題)(2014年製作の映画)

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少年版レオンの様な。この2人の今後に思いを馳せてしまう。どうか幸あれ

イノセンス 4Kリマスター版(2004年製作の映画)

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テレビ画面で観た時と全く印象が違くて驚いた。これは劇場で観るべき作品だ…

ジャンケン戦争(1971年製作の映画)

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ジャンケンに勝ったら相手にダメージがある無いか分からない謎の攻撃をくわえる。だるだるパンツの中に煉瓦入れられたりタイヤに頭を突っ込まれたり。BGMがワルツっぽい音楽と小鳥のさえずりなのも意味が分からな>>続きを読む

ベルサイユのばら(2025年製作の映画)

1.0

本来なら−2億点つけたい気持ち。誠に遺憾の極み。この映画からベルばらを知った人々へ。これで判断しないでお願いだから原作を読んで下さい。登場人物たちの持つ深みを一切描かない上に上澄みすらすくい取れていま>>続きを読む

蛙になったお姫さま(1954年製作の映画)

3.8

ミュシャの絵の様に緻密で幻想的な世界。実写の動きをトレスしてるのかとても動きがリアル。緑の魔王全てが最悪すぎる

不思議の国のアリス・イン・パリ(1966年製作の映画)

4.0

子どもが描いた様な優しくて柔らかい絵。色彩もとても好き。フランソワ🐀さんのキャラクターが愉快で知的でとても良いし声がスネ夫に似てて親近感わいた。クライマックスが素敵過ぎて涙出た。みんな幸せに。

親子ねずみの不思議な旅(1978年製作の映画)

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絵柄も話も全く想像と違くて驚き。余白の概念が無いくらいの描き込みで独特な陰影と色彩とそこはかとない暗さ…どのキャラにも絶妙に感情移入出来ずもはや純粋な主人公にも嫌気がしてくるグロさ。めでたしめでたしっ>>続きを読む

野の白鳥(1962年製作の映画)

3.9

同じ題材なのに日本版とはこうも描き方や解釈が違うのか…絵の芸術性があまりにも高くて、ヘンリーダーガーの絵がそのまま動いているかの様。

世界名作童話 白鳥の湖(1981年製作の映画)

2.9

大層な事を言う割に何の役にも立たない王子と助けられ過ぎな兄たちと存在感が無い王と死ぬほどムカつく魔女親子しか出てこないのでかなりストレスが溜まります。涙の妖精は可愛い。

ナタの大暴れ(1979年製作の映画)

4.0

頂き物の絵本から偶然知れた。冒頭のシーンで既に釘付けになる。どこを切り取っても色彩が本当に美しい。4頭の竜の動きや力強い波、滑らかに舞う絹、丁寧な作画で凄い躍動感。それぞれのキャラクターも個性豊かで楽>>続きを読む

はじめの一歩から(1987年製作の映画)

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おもしろい。馬から始まり輸送・移動技術の発展を奇天烈に描いてる。宇宙までいっちゃうオチが良い🛸

もしも…(1981年製作の映画)

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この人の作品は基本的に社会性が強い。真っ向から芸術で訴えかけてる。戦争なんかに金をかけなければ国民はこんな豊かな生活を送れるという批判を込めた話。

バン、バン、バーン!(1979年製作の映画)

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内容は全く笑えない兵器の風刺なんだけど絵柄とアニメーション技法があまりにも好き。

テディベアのルドヴィック(1998年製作の映画)

4.0

可愛すぎて泣けてくる。大好き。音楽や動物の声の音も好き。みんな優しくてあたたか。この世界にかえりたい

ミトン(1967年製作の映画)

4.0

わんころたちの造形と動きが可愛すぎる…間違いなく生きてる🐕🐩🦮🐕‍🦺

迷子のブヌーチカ(1966年製作の映画)

4.0

可愛いし物語の起承転結が分かりやすくてて面白い。よかったね😢

つぐみ 小鳥のファンタジー(1958年製作の映画)

3.8

少ない図形だけで描かれる鳥の様な生き物が不思議な歌に合わせて踊ったり宇宙に行ったりしてる。シンプルなのにオシャレで観ててワクワクするし70年近く前の作品なのに全く古くない。

ショームの大冒険(2019年製作の映画)

4.0

好きなタイプのCGだ。生き物や自然の描き方が美しくて愛に溢れていて素晴らしい。蛍のシーンが特に好き。