chiiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.8

予備知識を極力避けて観に行った結果、まんまとびっくりした…!

62分後までずーっと抱いていた居心地の悪さや収まりの悪さみたいなものは「あって正解」だったのね。おもわず刮目した…侮れん、中島裕翔。菅田
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.7

ジョーカーが息を吐くように次々繰り出す、動機も背景もへったくれもない純度200パーセントの悪意。わけわかんなくて怖い。めっっちゃくちゃ怖い。

しかし気付けば手に汗握って身を乗り出してジョーカーを応援
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.3

最初から最後までただ心あたたまる、それこそ焼きたてのパンみたいなふかふかの映画。

素敵なお店、ゆかいな仲間、おいしいもの、とキーワードを並べたら大好きなかもめ食堂やホノカアボーイに近いんだけど、あそ
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.5

思い切りときめいたり、優しかったり、せつなかったり、馬鹿馬鹿しかったり、それぞれのラブストーリーが9つもつまったクリスマスプレゼントみたいな映画!

観終わったあとはだれかれかまわずハグしてまわりたく
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.5

夏/秋編からだいぶ時間があいての鑑賞。

人間はらせんそのもの、というお母さんの言葉どおり、ぐるぐるから一歩前に踏み出して、また帰ってこれたいち子ちゃん。
一皮剥けたようなすがすがしい舞、よいラストシ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

パーフェクト!
これが映画やで!!ばーん!!って雷落とされた気分。理屈をこねるどころか語彙すらなくなるこの始末…

鑑賞というより、これは体験だったな…
デロリアンがあったらこの映画を観る前に戻りたい
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.9

傷心の末に一歩踏み出そうと、見ず知らずの相手とお家を交換。その先に待っていた素敵なイケメンとの出会い。夢がある。夢しかない。

我々日本人にとってはホームエクスチェンジそのものが現実味ないけど、クリス
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.4

そろそろなにか辛いことが起こるんじゃないか、嫌な奴が出てくるんじゃないか…とどきどきしているうちに終わる。驚くほどにいいヤツばっかり、いいことばっかり。

予定調和といえばそれまでだけど、美味しいもの
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.8

星野源ニューアルバム発売を記念して、彼のルーツを辿るべく鑑賞。

めっっっちゃくちゃ面白かった…MMFRと同等の衝撃度…

破天荒すぎて笑うしかないし、音楽がやたらかっこよすぎて踊るしかない。

お腹
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.4

こちらも今更ながら鑑賞。

ただただまっすぐ走るのも悪くないなあ。曲がった道に悩んだら、思いきってまっすぐ突っ切ってみるといいのかも。

バスを待ちながら、ベンチに腰かけて昔話を聴くような感覚の2時間
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.9

実は観たことがなかった。

ミッション!暗号!侵入!宙づり!間一髪!脱出!裏切り!爆発!みたいなザ・スパイ感満載。楽しかった…


いま観るとガジェットがいちいち古すぎて、逆にわくわくを煽られる。
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

3.6

ダメダメなヒロインが、ほんとにダメダメなまま最高のイケメンをものにする話。ありのままとは便利な言葉!

私もコリンファースとヒューグラントに取り合われたい…

劇場版SPEC~結~ 爻ノ篇(2013年製作の映画)

3.0

ここまでスケールが大きくなるとは。

歴代スペックホルダーがずらっと勢揃いしたところはとても高まったのにろくな活躍もなく、がっかり。

瀬文さんと当麻の恋愛感情を超えた絆はとても好きだし、各キャラへの
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劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)

3.3

ドラマくらいの規模が好きだったな…

とはいえ、訳わからなくても正直キャラ萌えだけで観られる。
当麻も瀬文さんもニノマエも好きすぎる…

預言とか世界とか、めっちゃくちゃでかい風呂敷広げたけど、これは
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.8

規律と秩序だけで構築された場所から出られない男の子と、そこに突然ほうりこまれた無秩序と自由のかたまりみたいな女の子。

ガッチガチだったシモンの世界がイェニファーによってゆるくやわくほどけてしまうラス
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.0

前のめりな青春、耳元を駆け抜けるペンの音とページをめくる音、心臓のドキドキとリンクするような疾走感たっぷりの劇伴!

そして1ミクロンも抜かりのないキャスティング。最高!

ところどころ散りばめられた
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.6

「仕事と家庭と自分」って、いまの私にとってはもはや命題。悟りもひらけない、諦めもつかない、覚悟も決まらない。でもきっと決めるべきときはくるわけで。

そんなときに、ベンのように「大丈夫だよ」とウインク
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.1

ストーリーに言及する余裕がないほど、あまりにも役者陣が良かった。

出会うべくしてこの作品に出会ったように見える綾野剛。

肌質、髪質、体つきまで役に寄せてみせる池脇千鶴の女優魂。
場末感は凄いのに不
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.8

ライアンゴズリングのPVかよ!寡黙でミステリアスで、強さと優しさを併せ持つ謎のドライバーなんて好きに決まってるからずるい。あとキャリーマリガン可愛すぎてずるい

心拍とシンクロするようなBGM、光と影
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.5

周囲が口を揃えて「面白かったよ」と評するこの映画。今思えば、男性陣の顔は引きつっていたし女性陣はにやにやしていたな…なるほどね。

アメイジングエイミー、最強で最恐、そして最狂!殺人シーンは壮絶に美し
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セッション(2014年製作の映画)

4.5


「音を楽しむ」じゃ済まない世界。痛い、苦しい、許せない、もうやめたい、やめられない。

でも、チューニングが止んで、指揮者が腕を振り上げた瞬間の高揚感。舞台袖から出てきて音を鳴らすまでの、呼吸ひとつ
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僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.(2011年製作の映画)

3.7

目の前のことさえ出来ていないくせにいきなり世界がどうとか言い出す意識高い系(笑)の大学生の話でしょ?そういうの嫌い、と思っていたら、全然違っていた。

むしろ、そういう痛々しくてカッコ悪いところも自己
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予告犯(2015年製作の映画)

4.0

善とは、悪とはなにか
はたして私は、なんのために、誰のために動くのだろうか

刺さるところも、えぐられる場所も、感情移入する相手も、きっと観る人によって全く違うはず。
だからこそ、誰かと語り合いたくな
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

ブチアゲ系ミュージカル映画を想像していたけれど、意外と淡々と。

サクセスストーリーだけじゃなく影の部分もしっかり描いていて、伝記物としてきちんと楽しめたけれど、どうしたって音楽が!たまらなく魅力的!
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.7

ドラマチックでもない、どんでん返しがあるわけでもない、なにが起こるわけでもないのにたまらなく好きになれる作品。

日常のなかのちょっとした非日常、さりげないシーンのひとつひとつが丁寧でいとおしい。
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シャッフル(2011年製作の映画)

3.1

素晴らしいキャスト陣による演劇チックな勢いのある演技が妙にはまってて、途中まではよかったんだけど。

さすがにこのラストはくどい!過ぎたるはなんとやらよ…どんでん返し系は大好きだけど…

内田けんじの
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指輪をはめたい(2011年製作の映画)

3.0

勝手な思い込みしたほうが悪いんだけど!ベストオブ思ってたんと違うかった映画!

キャストは最高なのになんとなく消化不良だったのでいっそ振り切ったドタバタコメディにしてくれたらいいのにと思った。これはレ
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クヒオ大佐(2009年製作の映画)

3.4

思ったよりコメディ感は薄く、淡々としていた。

でも堺雅人と満島ひかりと安藤サクラと新井浩文だよ、それだけで観る価値ある。