彩糖サイダーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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美少女戦士セーラームーンEternal 前編(2019年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

テンポの悪いPVを80分間見せられた感じ・・・。日常シーンデフォルメでコミカルにしてテンポあげたいはずなのに無音なのなぜ!?予算がないんだろうなってわかるけど、脚本も絵コンテももっとテーマに沿って綺麗>>続きを読む

グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION スターゲイザー(2020年製作の映画)

3.5

ファントムトリガー2作目。原作未プレイ。美少女ミリタリーものとして見応えがあってよかった。村山監督がインタビューで語っていたBGMの削りの試みは面白くて、監督の無音ありきのゴリゴリハードでアートな作品>>続きを読む

日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウ(2020年製作の映画)

2.5

原作未読。ネトフリ版未視聴。テーマ云々の前に登場人物の思考回路というか言動に違和感を感じた。「いやそうはならんやろ」「そう言わんやろ」みたいなことが多発。眉をしかめながらの鑑賞になった。

日本が沈没
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

おジャ魔女ドレミスタッフが一部再集合して作られた大人になった僕たちへのメッセージ。おジャ魔女本編とは違い変身シーンやマジカルステージなど、お約束盛り上がりポイントがない。(それを模したシーンはあるが)>>続きを読む

Coo 遠い海から来たクー(1993年製作の映画)

3.5

昔、学校の授業で見たことがあったのですが、実はちゃんと全部見たことがなかったので中盤からの展開に驚きました笑 銃撃戦より人の感情をもっと掘って欲しいなと思いましたが、原作がそうらしいので、仕方ないかあ>>続きを読む

劇場版 ユンカース・カム・ヒア(1995年製作の映画)

4.2

高校生の時からずっと見たかった佐藤順一監督作品。子供の視点から描かれる大人の世界、そして大人の世界は子供と無関係なんかじゃない。厳しさから目を逸らさず、でも人の想いを信じる優しい作品でした。

自分自
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

3.5

アニメーションのレベルはとても高く絵も決まっていたし魅せ方も面白かった。しかし題材がどうしても「もののけ姫」と「おおかみこどもの雨と雪」を思い出してしまい、テーマ性の視点で視聴してしまうとちょっと古く>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても演劇的な作品だった。ちょっと大仰に感じる台詞回しや芝居に最初は戸惑ったが、この作品が演劇的だという視点を獲得すると、「騙す」という点においてその芝居が不思議と噛み合ってしまった。そう考えると、窓>>続きを読む

どうにかなる日々(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

間と呼吸の取り方がこんなに伝わってくるアニメーションを見れたことが幸せ。ドキュメンタリーのように撮ったとパンフに書いてあったが、それでいて、アニメーションでしかできない色味や背景表現の作り出しているた>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

作品の色味や空気感、バレエシーンの美しさは好きだった。しかし後半の展開が安易で一気に冷めてしまった。展開にキャラクターが動かされている。台詞回しが舞台のようなある種作り物を想起させるのに、やりたい空気>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.4

「理解できない感情」に苦しむ人と「理解されない感情」に苦しむ人の話だった。二人の世界という印象ではなく、それぞれが生きている人生があり、偶々それが交わった、というような関係性をみた。キスシーンの一連の>>続きを読む

Daughters(2020年製作の映画)

4.0

永遠が昇華されてまた新しい永遠になるのとても良かった。未来を意識した作りだったのも好き。外では心地よい風が吹いていた。

前半の色味がウォンカー・ウァイっぽかった。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

時間遡行のギミックの楽しさを含めドライブ感がとても楽しかった。選択の物語としてのカタルシスが最高だった。

GONIN(1995年製作の映画)

3.8

どのシーンをみてもかっこいい。音やカットでテンポをとるところもあれば、長回しで緊張感をみせていく。舞台のような俯瞰も感じる。不思議なバランス。演出で魅せる作品。

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.8

北野武初監督作品。省略の美学や淡々としている空気感は最初から健在。ビンタがこんなに怖い作品もない。表面的じゃないものが伝わってきて最高だった。

チィファの手紙(2018年製作の映画)

3.5

『ラストレター』は視聴済み。脚本のベースは同じだが別物という印象。薄暗がりに一筋の光を差し込むような映画だった。弟という少年の存在からみた視点が追加されたのがとてもよい。作家の役は福山雅治よりこっちの>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

ひたすら楽しい映画!台詞がユーモラスで飽きない。二人が褒めちぎるシーンがとてもよかった。LGBTや性にオープンなのもよい。開放感ある愉快な作品。

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

自分と違う他者を理解する話だなと受け取った。オスカーがエリを受け入れる血まみれのキスシーンはとても美しかったし泣けた。箇所箇所にでてくる扉のモチーフ。相手との距離を隔てるもののメタファーが気持ち良い。>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.5

ウラシマ効果はあくまでメインではなく、愛は理論を超えること、みたいなメッセージを受け取った。ビジュアルとしては後半の本棚のシーンが最高だった。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.2

やりたいことはわかるんだけど、あまりそこが刺さらなかった。台詞のないシーンでいい箇所が何個か。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

全体にわたる徹底した水を意識したビジュアルワークが最高。シーンチェンジの仕方がオシャレで絵としてとても楽しめた。社会的マイノリティへのメッセージが強い作品だった。最後はユリ熊嵐を思い出した。

劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険(2001年製作の映画)

3.0

噂の出崎版ハム太郎。この人は本当に絵作りが面白い。本作は展開のスピード感、音と声の圧、情報量の多さでぶん殴られる。脚本が所々クレイジー。ハムハムはハム。途中で下町兄弟のラップが始まった時「これはガンバ>>続きを読む

座頭市(2003年製作の映画)

3.3

たけしがかっこいい。最後のセリフが好きだった。絵とリズムをシンクロさせてテンポ作っていくのは素敵なんだけど、それをラストタップダンスに繋げるなら、メインストーリーとは別のリズムとしての物語(挿入するだ>>続きを読む