りとさんの映画レビュー・感想・評価

りと

りと

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0

相手のことがわからないから知りたいと思う。言葉を交わす。
相手の考えていることがわからない世界だからこそ色鮮やかなんだ。

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

4.2

「無知な人たちが信仰を振りかざして暴走してる」
何故を考えず従い、従わない人を従わせる。
無知は最大の疫病。
無知の服従によって多くの命が失われる。
けして信仰は他者の未来を奪っていい理由にはならない
>>続きを読む

GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

3.8

人間の存在を徹底的に切り取ったモノクロの世界はこんな風に見えるのか。
現実の目では見ることのできない世界。
色を失わせることで浮き出てくる造形や陰影。ブタやウシの瞳が印象に残る。

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.8

緊急時における咄嗟の判断が半端ない。
運転能力もさることながら、高い判断能力で彼女は力強く生き抜いている。
選択するという生きる力を感じる映画。

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019年製作の映画)

3.8

「ありがとう」「がんばったね」「大好き」を大切にして生きていく。
いつか、やさしい人になりたいです。

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.7

あれほど顔変形したら絶対無理でしょ!?
エイリアンのような手形にどうやって合わせるんだろうと思ったら…

正欲(2023年製作の映画)

4.0

後ろめたい願望を許された時、ここにいてもいいんだと思えるのかもしれない。

いなくならないから。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

クレープ楽しそうに作る映画。
さよならって言えてよかったね。

ビハインド・ザ・サン(2001年製作の映画)

3.7

土くさい荒野の乾燥と、澄み渡る青空のコントラスト。
殺し合いなんて悪習でしかないのに、立派なものとして踏襲していく。
従ってしまえば死を待つのみだし、従わなければ居場所はなくなる。

闇の列車、光の旅(2009年製作の映画)

3.8

殺すか、殺されるか。
あんな子供が、いや子供だからこそ忠誠を誓うために人を殺すのか。

おとなのけんか(2011年製作の映画)

3.7

夫婦VS夫婦から、妻たちVS夫たち、妻VS妻と喧嘩の矛先が変化するのが面白い。
喧嘩講座を受講した気分。
まずは電話に出るのやめろ!
イライラの創出うますぎ。

スクールガールズ(2020年製作の映画)

3.8

このくらいの年齢の子が「なんか他の家庭と違うのかも」と思い始め親に反抗する様子がリアル。
一方、親は子供のためと言いつつ、自分のために本当のことを隠す。子供は向き合ってもらえないとさらに反抗する。この
>>続きを読む

少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

4.2

文化の違いはあるけれど、因習に反抗する気持ちは万国共通。
ワジダは枠にとらわれず強かに生きていて、なんだか経営者になったら大成しそう。

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.8

相手の中に自分いないと気づかされる残酷さ。
自分があげたプレゼントがゴミ袋に入ってるの見るのはきつすぎる。

エレファント(2003年製作の映画)

4.2

日常が終焉を迎える。
終わりに向かって様々な視点から描かれて、当たり前に続くはずだった時間が終わる。
たった引き鉄を引いただけで、その人の今までの人生も、これから歩むはずだった時間も終わる。簡単に終わ
>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.8

荒野、肩パッド、ボーガン、バイク、モヒカン。これこそ世紀末。
めちゃくちゃ北斗の拳じゃんと思いきや、こちらが元ネタらしい。
荒野にいる男たちはああいう様相じゃないとね…荒野に行くとああいう人たちがいる
>>続きを読む

書くが、まま(2018年製作の映画)

3.7

書くことは誰に邪魔されるものじゃない。
先生が生徒を助けているように見えて、生徒が先生を救っている。ケアは相互関係なんだよね。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

人間トムの深みの集大成。
トムが人間味溢れてて前作からのパワーアップがすごい。
君はやれるって伝える教官最高だよ…
父親のこと勘違いしてた若きトムとルースターと重なるのよ…

疑惑とダンス(2018年製作の映画)

4.0

会話のガチャガチャ感が最高に楽しい。絶対混ざりたくないけど!!
これ即興?登場人物から発せられる言葉がその人らしくて役者の役に対して理解度高すぎる。
やったか、やってないかでこれほどまでの会話劇が創造
>>続きを読む

無限ファンデーション(2018年製作の映画)

3.8

またこれはひりつくなぁ〜。
夢に向かってまっすぐに手を伸ばせるナノカを自分勝手とも思うがそれ以上に羨ましくも感じる。なのに戻ってきて虫のよさしかないナノカも私は嫌いじゃない。
いたたまれない場面のいた
>>続きを読む

プリシラ(1994年製作の映画)

3.7

都会の壁に我々は守られている。
壁から出た先。果てしなく続く砂漠。

いつか輝いていた彼女は(2018年製作の映画)

3.7

ひりひりするなぁ〜!
自分より熱量ないと自分は思っている友達が、特段の努力もせず自分より前にいるピリつきよ。このピリつき表現が良い。
悔しいけどそこで辞めたら終わり。
とも思うんだけど、友達の合格通知
>>続きを読む

残像(2016年製作の映画)

4.2

生きるために信じてるフリをすればいいじゃないか。何かおかしいと思っても見て見ぬフリをすればいい。そう思うかもしれないけれど。
フリを続ければ自分は自分じゃなくなる。
だから、彼はフリをしない。彼は彼の
>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

とび太ぁぁぁぁ!
とび太と武蔵野線がフューチャーされる唯一の映画。
いじくり倒す姿勢が好きだわ〜

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.4

妻子殺されるまでが長い。
復讐するのがわかっているからこそ、妻子がずいぶんの時間生きててつらくなった。
ハエが多い。

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.7

イェニファーがシモンに合わせようとはしていなくて、好き放題やって怒られたらごめん〜と謝るスタイルなのがいい。
一方で正反対のサム。私はサムだな…イェニファーのようには接するのは難しいかも。

ブロークン・アイデンティティ(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

娘を殺した男を3回殺す医師と、殺人犯を助ける医師。
善悪感覚が揺らぐ映画。

>|