妻子殺されるまでが長い。
復讐するのがわかっているからこそ、妻子がずいぶんの時間生きててつらくなった。
ハエが多い。
イェニファーがシモンに合わせようとはしていなくて、好き放題やって怒られたらごめん〜と謝るスタイルなのがいい。
一方で正反対のサム。私はサムだな…イェニファーのようには接するのは難しいかも。
現代風に言うと、長年の推しと夢のデートをするが、やり捨てられただけで相手は自分の存在すらも覚えていなかったファンの物語。
ファンレターによる解説付き。
推しに関わろうとするのは傲慢。ガチ恋は命の危機。>>続きを読む
悠久の大義に生きる。
劇中の台詞にも出てきたが、知覧特攻平和会館に遺された実際の手紙にも何度も記された言葉。
悠久の大義とは。
悠久でもなく、大義でもなく。
時代のイデオロギーだったかもしれない。
青>>続きを読む
犬のカットの入れ方が好き。ラストのドアカットも好き。
親は神様じゃなくて間違えることもある。
人との関わりが完全に欠落された世界観だからこそ退屈。この退屈は欠落の効果であり結果である。と思うことにした。
最後の答え、「ラブ」については唐突に感じてしまいポカンとした。
ちょっと待って原題『LOV>>続きを読む
マインドコントロール怖すぎる。
はっきり断言されると、言い逃れは難しく「私がおかしかったのかな」と思わされるのが怖い。
息子が欲しかったがために自分を捨てた両親が遺した弟を見る視線。
弟を養子に出すことは、両親が自分を捨てたことにも重なって、選択は困難になる。
両親から選ばれた弟は疎ましくもあり、捨てられた自分とも重な>>続きを読む
女子高生が釣りしてるキャッキャ要素ももちろんあるが、いじめのトラウマも描写していてやや胸が痛くなる。
そりゃ怖くもなるよね。
そして、めざしちゃん…なんだか…なんだろうか…女を感じるというか…つまりな>>続きを読む
「どうだった?」「感想は?」
渡した本についてリベロはエシエンにどう感じたかを聞く。そして彼のために考えた本を渡す。(選書のセンスがさすがに抜群すぎた)
こんな大人が近くにいてくれたら子供たちは安心で>>続きを読む
短いながら、人と人が影響し合っているのを取り込んでいる作品。
選択の連続であり、出会いの連続。
預金封鎖。自国通貨よりドル紙幣を持っている国民。金融危機による政情不安。
案外、金融について学べる作品。
それにしても、防犯システムから何度も何度も通知がくるストレスは拷問。
じわじわストレス。えげつ>>続きを読む
落ち着けよ、冷静になれ、おかしい、何をしているんだと頭の中で警鐘が鳴り続ける。
同時に、自分が普通であるという視点で彼らを勝手に評価し不快になっていることに気づく。
愚者とは誰のことなのか。
そっと見送る。
一緒に考えた時間は彼の中にあると信じているから見送れる。
自動ドアのボタンは、一緒に過ごした証。
ケアする側こそケアの対象に支えられていているんだよね。
彼女たちが笑い合ってるだけで幸福ではないのか。
慣習の全てが悪いわけじゃない。でも相手の言葉を封じる役割だってあることを忘れちゃいけない。
大人たちは、彼女たちの声を少しでも聞いていたのか。理解できな>>続きを読む
何故彼女が十字架を手にしようとしたのかを聞かずにアバズレと罵ってくる男どもには確かに十字架というすがりつくものが必要なのかもしれない。
伝統という枠組を具現化した映画。
突然の話のように思っているが、全く突然ではない終わり。お茶が最高のメタファー。
ダメな人たちが生きてる映画。
ダメでもなんか生きてる。ダメなところを許容してくれる時間。
なんか、こういう映画少なくなったよな。
人は誰かのために働く。
裸の女たちを並べてミミズで釣る奴は、金はあっても貧しさしか感じない。
財産とは何か。
でも、お金以外の財産を知る機会、その財産自体を奪われてきた人たちだっている。
パンをこねて、イルカ型の墓石を海底に沈める。そんな映画。
わけわかんないことに巻き込まれて大丈夫になることもあるよね。
自分だけじゃ夢は叶わない。
他者の力を借りて、自分の力を貸して力を合わせながら失敗失敗失敗して。その向こう側にあるかもしれない何か。そういう何かがある映画。
自分で真っ赤になるまで尻を叩く山本耕史が見たい方はぜひ。
そして、英雄さん…それはやりすぎや…
「なんでもないものになってます」
会話の噛み合わなさが現実のそれ。
特に「レジバイト」がさ…バイトたちが勝手すぎて閉口するのだが、一方で彼女らのように自由ではない自分に自己嫌悪もする社員。
髪染める染>>続きを読む