りとさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.4

妻子殺されるまでが長い。
復讐するのがわかっているからこそ、妻子がずいぶんの時間生きててつらくなった。
ハエが多い。

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.7

イェニファーがシモンに合わせようとはしていなくて、好き放題やって怒られたらごめん〜と謝るスタイルなのがいい。
一方で正反対のサム。私はサムだな…イェニファーのようには接するのは難しいかも。

ブロークン・アイデンティティ(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

娘を殺した男を3回殺す医師と、殺人犯を助ける医師。
善悪感覚が揺らぐ映画。

キック・オーバー(2011年製作の映画)

3.5

刑務所の村化。
主人公が何故かわからんが最強系映画。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

身体全体のユーモラスな表現ってここまでできるんだ。

忘れじの面影(1948年製作の映画)

3.8

現代風に言うと、長年の推しと夢のデートをするが、やり捨てられただけで相手は自分の存在すらも覚えていなかったファンの物語。
ファンレターによる解説付き。
推しに関わろうとするのは傲慢。ガチ恋は命の危機。
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

5.0

悠久の大義に生きる。
劇中の台詞にも出てきたが、知覧特攻平和会館に遺された実際の手紙にも何度も記された言葉。
悠久の大義とは。
悠久でもなく、大義でもなく。
時代のイデオロギーだったかもしれない。
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別離(1939年製作の映画)

3.7

犬のカットの入れ方が好き。ラストのドアカットも好き。
親は神様じゃなくて間違えることもある。

地球、最後の男(2011年製作の映画)

3.0

人との関わりが完全に欠落された世界観だからこそ退屈。この退屈は欠落の効果であり結果である。と思うことにした。
最後の答え、「ラブ」については唐突に感じてしまいポカンとした。
ちょっと待って原題『LOV
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恐怖への旅(1943年製作の映画)

3.5

レコードの音が怖い。
豹柄の女は特に活躍しないのがウケた。

ガス燈(1944年製作の映画)

3.8

マインドコントロール怖すぎる。
はっきり断言されると、言い逃れは難しく「私がおかしかったのかな」と思わされるのが怖い。

時時巡りエブリデイ(2017年製作の映画)

3.6

働いてない女役は全部鳥居みゆきがやればいいと思う。
クセになるなぁ!!

シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

4.2

息子が欲しかったがために自分を捨てた両親が遺した弟を見る視線。
弟を養子に出すことは、両親が自分を捨てたことにも重なって、選択は困難になる。
両親から選ばれた弟は疎ましくもあり、捨てられた自分とも重な
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放課後アングラーライフ(2023年製作の映画)

3.5

女子高生が釣りしてるキャッキャ要素ももちろんあるが、いじめのトラウマも描写していてやや胸が痛くなる。
そりゃ怖くもなるよね。
そして、めざしちゃん…なんだか…なんだろうか…女を感じるというか…つまりな
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

4.0

「どうだった?」「感想は?」
渡した本についてリベロはエシエンにどう感じたかを聞く。そして彼のために考えた本を渡す。(選書のセンスがさすがに抜群すぎた)
こんな大人が近くにいてくれたら子供たちは安心で
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赤い私と、青い君(2022年製作の映画)

3.7

短いながら、人と人が影響し合っているのを取り込んでいる作品。
選択の連続であり、出会いの連続。

明日に向かって笑え!(2019年製作の映画)

3.6

預金封鎖。自国通貨よりドル紙幣を持っている国民。金融危機による政情不安。
案外、金融について学べる作品。
それにしても、防犯システムから何度も何度も通知がくるストレスは拷問。
じわじわストレス。えげつ
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イディオッツ(1998年製作の映画)

3.6

落ち着けよ、冷静になれ、おかしい、何をしているんだと頭の中で警鐘が鳴り続ける。
同時に、自分が普通であるという視点で彼らを勝手に評価し不快になっていることに気づく。
愚者とは誰のことなのか。

旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

4.0

そっと見送る。
一緒に考えた時間は彼の中にあると信じているから見送れる。
自動ドアのボタンは、一緒に過ごした証。
ケアする側こそケアの対象に支えられていているんだよね。

裸足の季節(2015年製作の映画)

4.0

彼女たちが笑い合ってるだけで幸福ではないのか。
慣習の全てが悪いわけじゃない。でも相手の言葉を封じる役割だってあることを忘れちゃいけない。
大人たちは、彼女たちの声を少しでも聞いていたのか。理解できな
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ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

4.0

何故彼女が十字架を手にしようとしたのかを聞かずにアバズレと罵ってくる男どもには確かに十字架というすがりつくものが必要なのかもしれない。
伝統という枠組を具現化した映画。

幸せの答え合わせ(2019年製作の映画)

3.8

突然の話のように思っているが、全く突然ではない終わり。お茶が最高のメタファー。

ダメジン(2006年製作の映画)

3.8

ダメな人たちが生きてる映画。
ダメでもなんか生きてる。ダメなところを許容してくれる時間。
なんか、こういう映画少なくなったよな。

人は誰かのために働く。

ギャングース(2018年製作の映画)

3.5

裸の女たちを並べてミミズで釣る奴は、金はあっても貧しさしか感じない。
財産とは何か。
でも、お金以外の財産を知る機会、その財産自体を奪われてきた人たちだっている。

アルゼンチンババア(2007年製作の映画)

3.3

パンをこねて、イルカ型の墓石を海底に沈める。そんな映画。
わけわかんないことに巻き込まれて大丈夫になることもあるよね。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

自分だけじゃ夢は叶わない。
他者の力を借りて、自分の力を貸して力を合わせながら失敗失敗失敗して。その向こう側にあるかもしれない何か。そういう何かがある映画。

KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.8

自分で真っ赤になるまで尻を叩く山本耕史が見たい方はぜひ。
そして、英雄さん…それはやりすぎや…

トリガール!(2017年製作の映画)

3.5

あの曲をあんなノリノリで聴く人初めて見たよ。

ゼンタイ(2013年製作の映画)

3.8

「なんでもないものになってます」
会話の噛み合わなさが現実のそれ。
特に「レジバイト」がさ…バイトたちが勝手すぎて閉口するのだが、一方で彼女らのように自由ではない自分に自己嫌悪もする社員。
髪染める染
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