一言で言えば、「ヒックとドラゴン」と「Mr.インクレディブル」の劣化版。
東京っぽい街並みの造形、くどくない演出、オフビートのギャグは良かった。
しかし、全編にわたって既視感に溢れている。6人の特徴を>>続きを読む
アバンタイトルのドラゴン退治は最高。ヘラジカの角の斬新な使い方と、トロールの斬新な城壁突入法も良い。大半が合戦シーンだけど、9時間近い三部作のクライマックスと考えればこのバランスもOK。ただ、アーケン>>続きを読む
とにかくロリー・キニアのイアーゴーが、異次元の出来で素晴らしい。シェイクスピアのテキストをこれほど現代性を持って自由自在に操れる俳優は珍しい。
イラク・アフガン戦争を彷彿とさせる舞台設定になっていて、>>続きを読む
原作未読なので、真相を究明するタイプのシリアスなサスペンスかと思っていたら、底意地の悪いコメディになっていて、良い意味で期待を裏切られた。
本作は何よりもキャスティングが秀逸。ベン・アフレックのアゴ割>>続きを読む
この舞台そのものはゼロ年代を代表するUKミュージカルの傑作で、今さら何も言う事はない。
映像化に関しては、まず子役の出来が全てを左右する作品だけど、その点今回のキャストは相当気合が入っていて、安心して>>続きを読む
エアー監督らしい男たちのじゃれ合いと連携が醸し出すバディ感は、スピルバーグ系のWW2ものでは味わえなかった感覚で新鮮。また、Uボートに匹敵するぐらい狭い空間での窮屈な戦闘と、戦車どうしの近距離戦は映画>>続きを読む
まず、こんな抽象的な寓話にマシュー・マコノヒーのカウボーイっぽい田舎臭さがいいバランスで重石になっていて、荒唐無稽な方向に飛び過ぎなかったのは良かった。
脚本は、最近のハリウッド映画では珍しく、エキス>>続きを読む
ギャグのくだらなさは相変わらず楽しめた。でも日本人としてはラストが強烈にバカ過ぎて、それしか記憶に残ってない。
素人が心理学の教科書でも見ながら書いたの?と聞きたくなるような稚拙な脚本のせいで、この映画全体がクリシェになった。
人生のハイライトを切り取って人生を見せる映画は数あれど、この映画は逆。平凡なシーンを積み上げて、まるで積分するかのように時の流れを描く試みは、出来上がること自体が奇跡的。しかもコンセプトに勝るとも劣ら>>続きを読む