ヒッチコック/トリュフォー/スコセッシ みたいな作品。
良かったとこ1。現役の監督たちのコメントも加えることで、「映画術」の本の単なる焼き直しにはなってない。特にスコセッシのしゃべるシーンが長く、第>>続きを読む
間口が広いようで狭いファン映画。ファンを喜ばせる小ネタはまぶされているように見えたけど、ファンじゃないのでそっち方面は良く分からない。
良かったとこ1。主演4人のバランス。ハリー・ポッターと同様、今>>続きを読む
舞台も大して面白くないところに輪をかけて映像化でも失敗している。
良かったとこ。リリー・ジェームズはジュリエットの若々しさを表現できていた。
ダメだったとこ1。リチャード・マッデンは三十路のおっさ>>続きを読む
控えめに言っても今年を代表する傑作だし、歴史に残る一作かも知れない。
良かったとこ1。アニメであることに自覚的な色彩。全般的にパ水彩画調の色彩なので、キツい現実にフィルターがかかったようなフワフワし>>続きを読む
人生の中で一番楽しかっただろう数日間をそのまま切り取ったような作品。最初の10分で自分に合わないと思ったら多分合わないタイプの映画。
良かったとこ1。題材の切り取り方のうまさ。同じストーリーで大学野>>続きを読む
良かったとこ。序盤とスタッフロール。スタートレックを観ている実感が湧いたのは正味ここだけ。シリーズ3作目にして探索の旅に出て、ようやくスタートレックと呼べるようになった。スタッフロールはお約束。
ダ>>続きを読む
映画的なカタルシスは弱い代わりに文学性が高く、だからといって映像ならではの魅力も詰まっていた。
良かったとこ1。キャスティングの妙。子役のチョイスは言うに及ばず、全ての役が当て書きかと思うほど絶妙。>>続きを読む
冷静かつ丁寧に作られているので、傑作ではないけど安心して観られた。
良かったとこ1。トム・ハンクスとアーロン・エッカートの抑制の効いた演技。トム・ハンクスの「重大な任務を乗り越える普通のアメリカ人」>>続きを読む
俳優陣の演技合戦が断続的に発生して、結局何の話だったか分からなくなるタイプの映画。
良かったとこ1。俳優陣の演技は、脇役に至るまでハズレなし。
特に宮崎あおいは、役柄的にも年齢的にも二階堂ふみに回っ>>続きを読む
4K版、リマスターの効果が非常に良く出ていた。具体的にはこの辺り。
・砂埃。冒頭の野武士の疾走や、勘兵衛登場シーンの盗人との対面シーンなど。
・白米のツヤ。疎かには食えないレベル。
・久蔵が種子島を奪>>続きを読む
亀が出てくるからか、捉えどころのない現実離れした設定だからか分からないけど、こういう昔話が前からあるような気がした。
常に引きの映像になっているおかげで、傍観者として時間の流れを感じることができる一方>>続きを読む
4Kの効果は地味に効いている。黒が際立つシーン、例えば前半の夜の歓楽街や有名なブランコのシーンはコントラストが美しいけれど、その他のシーンは驚くほどではなかった。ただ、圧倒的に観やすくなった。
効果>>続きを読む
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは良く出来た作品だったことが、あらためて分かる映画だった。
良かったとこ。序盤の人物紹介のテンポは良かった。
ダメだったとこ1。目的がはっきりしないストーリー。ス>>続きを読む
真摯な取り組みが色々空回りしていた。
良かったとこ。ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ、クリス・ヘムズワースの3人。くだらない脚本の中でもまだキャラクター造形に工夫が見られた。特に、クリス・ヘ>>続きを読む
観念をビジュアル化する場合、具象化したことで矛盾が見えたりダサくなったりするので、そこをどう料理するかが見る側の楽しみだけど、この映画にはそうした工夫が全く見えなかった。
世界観が非常に曖昧なので、>>続きを読む
話に目新しさはないけど、これが長編デビュー作とは信じ難いレベル。
良かったとこ1。とにかくムダが無い。
話の骨格は古典的なので、背景の説明は極力排除。
暴力は突発的で、クライマックス以外は前振りがほと>>続きを読む
限られた予算等の制約の中で、得意技に集中した結果、偏ってはいるけど初代ゴジラの正当な続編のようだった。
良かったとこ1。政府や自衛隊の問題対処に重点を置いたこと。怪獣映画にリアリティを持たせるという>>続きを読む
質的な変化は前作からほとんどなくて、予算に合わせて増量したような感じ。
良かったとこ1。カメラワーク。いわゆるジャンプ・スケアによる一発ドッキリの代わりに、ワンカットでカメラをゆっくりパンすると何か写>>続きを読む
続編を作ることが決まって無理矢理話を膨らませたような雰囲気を強く感じた。
良かったとこ1。ビジュアルは相変わらず完璧。特に海藻の森の薄暗さが良かった。人間キャラは今ならもっとリアルにできるだろうけど、>>続きを読む
アラン・パーカーのコミットメンツとストーリーが似ているので、どうしても比較したくなる。映画としてはコミットメンツの方が上。楽曲の良さは今作の方が上。
良かったとこ1。キャッチーな曲の数々。高校生が思い>>続きを読む
シアーシャ・ローナンの演技と、ウェルメイドな脚色のおかげで最後まで楽しめた。
船上の会話、入国審査、寮の食卓、デパートの接客、海水浴、告白された時の反応など、同じシチュエーションの繰り返しから対比を見>>続きを読む
哲学とコメディの拮抗って、何かに似ていると思ったら、モンティパイソンのスケッチみたい。
レイフ・ファインズを始めとする、畳み掛けるような哲学問答の応酬が、鋭い風刺に映る瞬間もあれば、過剰なナンセンスさ>>続きを読む
邦画でもその気になれば面白いピカレスクを作れることをはっきり示してくれた。
安っぽい四つ打ちのBGM、ベタなタイトルの出し方、序盤のスコセッシ張りのスピーディなシーンの繋ぎ、デフォルメされた仰々しさで>>続きを読む
思わず童話かよ!と突っ込みたくなるような謎の薬が出てきたり、プロットを邪魔しない程度の不自然さで無能な行動を繰り広げる警察が出てきたり、これはもうミステリーでもスリラーでもホラーでもなく、ファンタジー>>続きを読む
何がすごいって、この映画はもうドキュメンタリーというよりジャーナリズムの所業だということ。
スノーデン事件で本人がインタビューに応じた映像はさんざん見たけど、その舞台裏がここまで克明に記録されていたと>>続きを読む
監督が直接介入するタイプのドキュメンタリーの中でも反則スレスレ。
佐村河内氏宅の密着映像が中心であるものの、序盤は耳がどの程度聞こえるか疑惑に終始し、ゴーストライター問題への核心には中々踏み込まない。>>続きを読む
音楽の使い方やリズム感の良い編集、ライアン・レイノルズのはまりっぷり、2時間以内で納める潔さとか良いところもあるけれど、何よりプロットが弱すぎ。
マーベル定番のお約束を裏切ることが売りになっているもの>>続きを読む
なりたい自分になれるわけではないということと、否が応でも親子は似てきてしまうということを全編にわたって描きつつも、諦観ではなく前向きな印象でコミカルかつ爽やか。
是枝作品定番の父の不在テーマは、父から>>続きを読む
全般的にはカルテルと闘う自警団の話で、最後まで見ると、なるほどこれはまさしくカルテルランドだと分かる。
メキシコとアメリカの自警団を交互に扱っているけど、メキシコの方はフィクションと言ってもいいくらい>>続きを読む
久しぶりのコーエン兄弟らしいコメディであるとともに、劇中劇の秀逸さにも満足。
見所は、ジーン・ケリーばりのタップダンスだけど歌詞がホモエロティックなダンスシーン、大根役者の訛り矯正シーン、キリスト教ユ>>続きを読む
イデオロギー対立のガチバトルになると思いきや、友情と復讐を主軸にしたウェットな話になっていてちょっと肩すかし。
狭い空間での肉弾戦になると、カメラが近すぎて、巨大スクリーンではむしろ何が起きているのか>>続きを読む
ドリームワークスの十八番のような、有名映画のマッシュアップとパロディを、ディズニーらしい上品さでうまくまとめていた。バディものの中でも特に80年代のリーサルウェポンや48時間の雰囲気に近い。動物それぞ>>続きを読む
随所に見られる圧倒的に美しい景色がテレンス・マリックの映画のよう。同じ撮影監督で、自然光だけで撮影という手法も同じなので納得。
特に、下から木々を見上げるカットが何度もあり、その都度主人公の感情やこの>>続きを読む
重要なテーマが必ずしも素晴らしい映画になるとは限らないことの好例。
ネタがネタだけに、制作費を集めるのは大変だっただろうと推察。制作者を労うという意味ではアカデミー作品賞も納得。
じゃあ映画として面白>>続きを読む
予告編で見ていた以上のことは特に出てこないので、予告編を見ない方が良かった。
ブリー・ラーソンの表情が素晴らしくて、希望などとうの昔に失った顔や、光明を見出した時の生き返ったような顔、心を病んでいる顔>>続きを読む
出だしのつかみは素晴らしくて、メキシコからの護送シーンも不穏な緊張からの一瞬の銃撃は見もの。
ただし、その後は貧弱なプロットが足を引っ張り、ゼロ・ダーク・サーティの二番煎じのようになってしまった。
メ>>続きを読む