KojiTakeuchiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

KojiTakeuchi

KojiTakeuchi

映画(141)
ドラマ(0)
アニメ(0)

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

3.6

こういう音楽の青春映画作っちゃうよねーていう。こんだけ詰め込んでこんだけコンパクトなら文句ないわ。

WALL(1987年製作の映画)

4.8

伊藤高志特集。
新作「零へ」がだいぶアレだったので、初期短編集を見たがこちらは素晴らしかった。
自分が生まれた頃の作品群だがいずれも色褪せない。
線が光と動作の中で丸みを帯びてく感じが空間を柔らかく写
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

5.0

おもしろい!
かわいい!
最高!!

#スーパーマリオブラザーズ
#スーパーマリオ #ザスーパーマリオブラザーズムービー
#supermario #mario

NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇(2022年製作の映画)

4.5

とりとめのないドキュメント。
おっさんばかりで大丈夫かと見ながら、やがてどっぷり浸かっていた。
20年前にタワーレコードで聴いたCDから、ずっと頭にこびりついている渋さ知らズにスクリーンで触れることが
>>続きを読む

ペーパーシティ 東京大空襲の記憶(2021年製作の映画)

4.0

終戦の年の3/10、東京はアメリカによる大空襲を受けた。しかし日本政府や行政はこの被害の全容を把握できていないばかりか、戦後補償や死者名調査も進んでいない。数は一つの目安でしかないが、死者数は10万人>>続きを読む

演者(2020年製作の映画)

4.7

男を徴兵で取られすでに崩壊している家父長制の家族の中で、残された義理の姉妹が、戦時下のそれぞれの思いの上で「演じ」ながらそれでも家族であり続けるのか、地域の中で戦時の社会に関わり続けるのか、選択を問わ>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

4.6

P2Pファイル共有ソフト開発者をめぐる逮捕・法廷劇、それだけだと単調になりそうなところで、関連する愛媛県警の裏金問題も交え重層的な物語で訴えたいことをうまく増幅させている。
金子氏というキャラクターが
>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.8

面白かった!オリジナルをあまり見たことがないこともあり新鮮に見られた。テーマは自分がよく見ていたBlack、RXとも通じていて、悩みの中で生き抜いていくヒーロー像に共感できた。
こりゃPG-12になる
>>続きを読む

ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版(2022年製作の映画)

3.9

入り口は岡本太郎だが、これは紛れもない地域のドキュメンタリー。岡本太郎の著作を発端に彼が訪れた人・風土・文化を写す。
琉球信仰の象徴的な舞台・久高島でシャーマニズムの一端に触れることができた。
岡本太
>>続きを読む

愚か者のブルース(2022年製作の映画)

4.0

想像より良かった。
夢を先延ばしにする人とここで生きると覚悟を決めた人の対比がよく描かれている。
正直中盤までグダグダだけど、後半虚を衝かれる。
挫折しても整理が付いたならまた夢に向かっても良いのだし
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.8

漫画の存在を知らなくて、ジャズという符合だけで見た。とんでもなかった。
漫画原作だから展開はベタだけどそれを超えて、スラムダンクのときの大きな発見だったアニメ技術の飛躍が生演奏の凄みまで追いついてくる
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

正直、花道には違和感あった笑。でも、無駄な情報を省いて2時間の間に「これを描きたいんだ」ということがしっかり描かれていたことが嬉しい。
井上さんの彼を描きたいんだという思いは以前から出ていたし、今回の
>>続きを読む

エリソー(1928年製作の映画)

4.2

#ジョージア映画祭 @名古屋(今池)
併映作とともに、同じジョージア映画の「花咲くころ」にもあったような、数奇な運命の中でも音楽と踊りによって生き抜いていく表現が素晴らしい。
本作は無声映画ということ
>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.9

紛れもないONE PIECE の映画であり、紛れもない音楽映画だった。
音楽やネットワークのマインド・コントロール性やその影響力と真正面から向き合い、ウソと建前から解放する。今の時代を写したアイロニー
>>続きを読む

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

4.0

@名古屋シネマテーク。
結婚生活も仕事も上手くいかなかった(今で言うところの発達障害のような気もある)女性が、ひょんなことから犯罪者の逃避行に巻き込まれる。
犯罪者の彼に危険な予感を感じながらも、信じ
>>続きを読む

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

4.9

おンもしろいぃぃぃっ!
ピッコロと悟飯が大活躍で、DBZ世代の自分にとってめちゃくちゃ嬉しかった。
機械学習や情報操作された組織、バイオ美容みたいな要素も取り入れつつ、子どもは当然かつ大人も今の感覚で
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

前作を見たことがなくて、初めての「トップガン」。
でも説明に入る前に前作でこんなことがあったのかなと予感させるのは、映画としての文法が優れているからだろう。
とにかく全編で圧倒的なスピード感。展開がベ
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

CG、特撮遊びが「大日本人」級。
作劇はさすが庵野秀明関連の面白さ。シン・ゴジラ、エヴァより面白い。
早見あかりの特殊メイクもよくできている。

(追記)
「ウルトラマンになりたかった男の妄想劇」って
>>続きを読む

夫とちょっと離れて島暮らし(2021年製作の映画)

4.8

思い切る大切さを感じた映画。
東京から奄美群島の加計呂麻島に期間限定で移住した画家・イラストレーターの ちゃず さん、夫から離れて島で絵を描きその暮らしをインスタで発信する中で人気に。監督もその暮らし
>>続きを読む

戦慄せしめよ(2021年製作の映画)

4.0

2020年12月厳寒の佐渡島で撮影されたはずの映像なのに寒さをあまり感じさせないのは、陽春の名古屋で見ているからではなく、その演奏の躍動感から来るものだと思う。
日野浩志郎の作り上げた音楽はアンビエン
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.8

名古屋空港にある映画館までの道のりずっと、前を走ってる車のナンバーが成田ナンバーだったのが不思議だった。
この辺りでほとんど見かけることないのに。

映画のほうは、上映時間の長さ、情報量の多さに苛まれ
>>続きを読む

MONK モンク(1968年製作の映画)

3.8

特集上映『没後40年 セロニアス・モンクの世界』

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.2

雄大なイランの大地に対して、子どもたちの細やかな視点がつぶさに描かれる。
1990年のイラン地震の後、監督自身が以前の監督作の出演者の消息を追って被災地を目指すロードムービー。
「これはどうやって撮っ
>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

メタのメタみたいな味付けも楽しい今作。
すでに完成された物語を、それを愛する"私たち"の元で続けるとしたら「そらこうなるわな」という作品。

セールスマン(1969年製作の映画)

4.0

想田監督のアフタートークとともに鑑賞。
ダイレクトシネマの先駆者というメイズルス監督の作品なのでドキュメンタリーとしてもそうだけど、映画としてとても面白かった。アラビアンナイトのくだりとか大好き。

劇場版 1979 はじまりの物語~はんだ山車まつり誕生秘話~(2021年製作の映画)

4.0

#劇場版1979
5年に一度開かれる、半田市内の山車(だし)31輌が一ヶ所に集まってくる過去になかった祭り。それが成功するまでのわずか半年の物語。
亀崎の山車組が言っていた「祭りは神事だ。(地区とい
>>続きを読む

全員切腹(2021年製作の映画)

3.8

「破壊の日」で受けた衝撃よりは真っ直ぐ訴えかける映画。窪塚洋介ここにあり。
豊田監督にはやっぱり時代劇映画一本撮ってほしい。現代に繋がるものも見たい。なんかおまけが欲しかった。

ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

4.5

深いジャングルの中の山村で逃げ出した水牛を追って村人たちの混乱を描くパニック映画。
牛との追いかけっこがいつの間にか人々の因縁と欲望を甦らせ憎悪の渦となっていく。
牛視点の映像がダイナミックで脳を震わ
>>続きを読む

まちの本屋(2020年製作の映画)

4.8

快活で文系思考だけど営業センスのある由美子さんと慎重で理知的な昌弘さん夫妻が家族で営む、尼崎の小林書店のドキュメント。
自分は特に昌弘さんに共感する場面が多くて、その度に胸が締め付けられる思いがした。
>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.8

完全にゴジラ映画やキングコングの域を超えてるけど、もうこれはこういう映画としてとんでもなく面白かった。
世界観ができあがっている。
知性+野性の本能は最強だと思った。

アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

4.1

発想は突飛だけど、ストーリーとアクションはだいぶちゃんとしてる。
至る所に感じられるオマージュとガーナの風景もよかった。
アデーのめきめきと強さを増してく様子はDBのソレで、対戦シーンのカメラ配置はス
>>続きを読む